ライン

不定期日記(過去ログ)

2012年



[企画進行中]
[原稿城]
 
本の購入(bk1) [本の購入(amazon)]
[情報館]



2012.12.30
[新刊]
 北山猛邦『猫柳十一弦の失敗』講談社ノベルス

 CATVで、高精細画質の『刑事コロンボ』を全作放映中なので、チラチラ見ているが、やはり面白いねえ。本当に脚本がよく考えられている。

 読者の皆さん、今年一年、ありがとうございました。楽年も楽しい読書が出来ますように。良い年をお迎えください。

2012.12.27
[新刊]
 有栖川有栖『論理爆弾』講談社

 最近、TUTAYA-TV(オンデマンド)で見た映画。
『アメージング・スパイダーマン』:あえてリメイクするほどのものでもなかった。
『アベンジャーズ』:無駄に豪華な内容はともかく、吹き替えがひどい。特に長官の声。吹き替えにタレントを使うのは絶対にやめてほしい。声優たちよ、怒れ! 昔、『スターウォーズ』のルークの声を、ジャニーズの人がやっていたけど、何もいいことはない。
『ダークナイト ライジング』:敵と素手で殴り合うとか、深い穴から這い出たりするところとか、肉弾戦の部分は勘弁してほしい。終わりの所は、バットという小型飛行機にバットマンが乗っているので、多少盛り上がったが。
 それにしても、TUTAYA-TVには困ったものだ。夜8時以降は回線が込むのか、スムーズに映像が流れず、やたらに止まったりする。これではオンデマンドの意味なし。通常のアクトビラなら問題なく見られるのだが、私は吹き替え派なので仕方なくTUTAYA-TVを使ってきたのだけれど。

『KARA 2012 The 1st Concert KARASIA IN OLYMPIC GYMNASTICS ARENA SEOUL』が物質転送機で届く。
 もう大満足。編集も良い。MC部分に日本語字幕が付いているのも嬉しい。しかしできれば、替え歌「SUPERGIRL」の所にも字幕を付けて欲しかったな。あそこは、内輪のジョークを言い合っているようだから。

2012.12.24
[新刊]
 エドワード・D・ホック『サイモン・アークの事件簿IV』創元推理文庫
 歌野晶午『コモリと子守り』光文社
 北村薫『読まずにはいられない』新潮社

 島田荘司先生のツイッターで知った方も多いと思うが、来年の「本格ミステリー・ワールド」でびっくりするような変革がある。「読者に勧める 黄金の本格ミステリー」のコーナーだが、選者に変更がある。新選者の顔ぶれは、辻真先先生、権田萬治先生、戸川安宣さんで、私も引き続き担当する。

 実は、このコーナーを始めた時、私も小森健太朗氏もつずみ綾氏も、任期は最大5年で、あとは相応しい人がいればいつでも代わってもらおうと思っていた。残念ながら、後任が出てこず、7年間勤めたわけである。そのことを知っていた島田先生が今回動いてくださって、このような形に決まった。本格界の重鎮が3人も名乗り上げてくださったから、私も引退をと思ったのだが、編集さんから継続性を考えてもう少しやってくださいというので、その要請を受けて4人体制となった。
 そして、このコーナーと「本格ミステリー・ワールド」の発展に関しては、本格作家の皆さん、読者の皆さん、出版社各社の御協力と応援が不可欠です。どうぞよろしくお願いします。

 1月に光文社から出る、光文社文庫版『誘拐犯の不思議』の見本刷りが出来てきた。表紙は神秘的で、良い雰囲気である。

 


2012.12.15
[新刊]
 安萬純一『ポケットに地球儀』創元推理文庫
 新津きよみ『記録魔』祥伝社文庫
 ピーター・トレメイン『修道女フィデルマの探求』創元推理文庫

 予約しておいた、復刊ドットコム『ブラック・ジャック大全集(4)』を、ロボット配達人が持ってくる。

 韓国で発売になった、KARAのSolo Collection [CD+DVD]<初回生産限定盤>が物質転送機で届く。写真集やポストカードも付いていて、日本で先に出た「KARA Collection」より豪華な内容。試しにジヨンのMVを、韓国版と日本版と同時スタートして見比べてみたら、けっこう編集内容が違っていた。また、韓国版の方が30秒ほど短い。ニコルのロストは、韓国版はフェードアウトしてしまうが、日本版はきっちり終わっている。これは日本版の方が良い。全体的に、韓国版は(スンヨンのものは除いて)、メンバーがボーイフレンドとイチャイチャする場面が長い。

 年末進行で、『僕らが愛した手塚治虫(第2部)』第2回の原稿を書き上げ、亜空間通信で送る。
 続いて、小学館クリエイティブから複刻される『スリル博士』の解説書きに入る。

2012.12.12
 島田荘司監修「本格ミステリー・ワールド 2013」の見本刷りが完成し、昨夕、南雲堂の編集さんから受け取る。今回も執筆者の皆様のおかげで、充実した内容になったと思います。ありがとうございました。
 発売は、18日(火)の予定。ぜひお買い求めください。

 


2012.12.10
 8日土曜日夜は、国立駅前の居酒屋で、国立一中同窓生の飲み会。今回も40人ほどの参加者がいて盛り上がった。笹子トンネルの崩落事故のようなことがあった後には、よくぞみんなこんなに長く生きてきたものだと感心してしまう。中学生の時には53歳になった自分など想像ができなかった。
 駅前から一橋通りにかけてはライトアップしてあって、綺麗な眺めだった。

 その前に、 石塚公昭 人形写真展「夜の夢こそまこと、ふたたび 江戸川乱歩2012冬」をやっているギャラリービブリオに寄る。店主のT氏も、一学年下の国立一中卒業生。石塚公昭さんともお会いできた。

 その前に、富士見通りのギャラリー国立に寄る。母が油絵を出しているグループ展がやっていたからだ。

 わが愛犬たちが、二階のベランダから顔を出しているところの写真。

 


2012.12.07
[新刊]
 石持浅海『フライ・バイ・ワイヤ』東京創元社
 折原一『潜伏者』文藝春秋
 講談社「メフィスト」2012 Vol.3
 東京創元社「ミステリーズ!」Vol.56

 先日からのヘビー・ローテーションは、ノルウェーを代表する美麗実力派女性シンガーISSAのサード・アルバム「Can't Stop 」。ファーストが相当良くて、セカンドが曲がイマイチなのばかりで、今回は凄く良い。というのも、メロディアス・ハードの隠れた名曲を厳選した、一種のカバー・アルバムだから。

 小学館クリエイティブから、申し込んでおいた、「カラー版 鉄腕アトムBOX」の特典「カッパ・コミクス別巻短編集」が届く。

 Amazonで、「Star Trek: The Next Generation - Season 2 [Blu-ray] [Import] 」を買ったところ、今回も日本語吹き替えが入っていた。良かった。馬鹿高い日本盤を買わずにすんだ。

2012.12.02
[新刊]
 三津田信三『のぞきめ』角川書店
 石崎幸二『皇帝の新しい服』講談社ノベルス
 汀こるもの『少女残酷論 完全犯罪研究部』講談社ノベルス

 昨日は、杉並会館アニメミュージアムで行なわれた「手塚治虫ファン大会 2013」にゲストとして参加。100人ほどの人が集まり、アットホームな会が開かれた。第1回ファン大会は1979年4月に開催。今はなき九段会館の3階までが満杯で、来場者数は1300人以上だった。その時にも参加したという人が10人以上いて、手塚ファンの熱心さに目頭が熱くなったのであった。
 私は、手塚治虫ファンクラブの顧問兼会誌編集人の篠田修一氏と共に、ファンクラブ草創期の思い出話を語ったのである。

   


 南雲堂から出る、島田荘司監修「本格ミステリー・ワールド 2013」は、12月中旬の発売。今年も内容の濃いものになりましたので、ぜひ御購読ください。
 なお、南雲堂のウェブサイトで、今年の〈黄金の本格ミステリー〉の冒頭立ち読みができます。

 


2012.11.14
[情報館]更新

 12月中旬に南雲堂から発売になる、島田荘司監修「本格ミステリー・ワールド 2013」の〈黄金の本格ミステリー〉の選出をようやく終える(選者は、小森健太朗、つずみ綾、二階堂黎人)。

 そして一息ついているところへ、KARAの日本でのサード・アルバム『ガールズフォーエバー』と、Blu-ray『1ST JAPAN TOUR 2012 KARASIA』が届く。ライブ・コンサートの方は、先に放映されたWOWOW版とは少しカメラアングルが違う所などがあり、見比べると面白かった。ちょうど良い癒やしになった。

2012.10.31
[新刊]
 有栖川有栖『江神二郎の洞察』東京創元社

 山田彩人氏の『幽霊もしらない』を読了。幽霊を含む主人公三人の掛け合いが実に愉快。

 鳥飼否宇氏の『妄想女刑事』を読了。最近珍しい書き下ろしの短編集だけに、中身が濃い。二番目の「通勤電車バラバラ殺人事件」など、かなり凝っている。

 手塚プロの編集者と打ち合わせ。来年1月から、『僕らが愛した手塚治虫』の第二部を、「手塚治虫ファンマガジン」で連載することになった。

 復刊ドットコム発行の手塚治虫『ブラック・ジャック大全集(2)』と、小学館クリエイティブ発行の『鉄腕アトム カラー版限定BOX』を、秘境の密林探険で発見して持ち帰る。

2012.10.29
[新刊]
 山田彩人『幽霊もしらない』東京創元社
 グラント・アレン『アフリカの百万長者』論創社(論創海外ミステリ)

 論創海外ミステリは、この『アフリカの百万長者』で100冊達成だ。素晴らしい業績だ。そして、本当にありがとう。

 トモちゃん、脱走。30分間、家のまわりを探した。

2012.10.26
[新刊]
 七河迦南『空耳の森』東京創元社

 今年の手塚治虫ファン大会は、杉並アニメーションミュージアムで、12月1日に開催される。私もゲストで出演し、元大都社の篠田修一氏と対談を行なう予定。

 河合莞爾氏の『デッドマン』を読了。文章力があり(ただし、漢数字と算用数字の混ざった書き方はどうかと思う)、ドラマ仕立てでかなり面白いので、それだけに惜しいと思う作品。やはり、中心アイデアが先行する有名作品を凌駕していないからねえ。

2012.10.24
 光文社ミステリー資料館へ、鮎川哲也展を見に行く。参加メンバーは、私の他、山口芳宏氏、麻見和史氏、山田彩人氏、横濱マリア氏。
 会場内は写真撮影禁止なので、外で撮ってみた。

 


2012.10.22
[新刊]
 大山誠一郎『密室蒐集家』原書房

 大山誠一郎氏の『密室蒐集家』を読了。不可能犯罪ものとしても、パズラーとしても秀逸。大いにお勧め。

 昨日の日曜日は、ふと思いついて、富士山の麓にある、とある公園へ犬連れで遊びに行く。というか、犬を遊ばせるために行く。ある犬好きのブロガーさんに教えていただいた取って置きの場所。暖かくて、良い天気で、富士山も紅葉も綺麗だった。犬たちもおおはしゃぎ。白いスタンプーを連れてきた方がいたので、写真に撮った。珍しいベルジアンタービレンも見られた。
 将来は黒姫か八ヶ岳に住もうと思っていたが、河口湖もいいな。

   
   
   


2012.10.19
[新刊]
 奥泉光『黄色い水着の謎』文藝春秋
 島田荘司『アルカトラズ幻想』文藝春秋

 小島正樹氏の『祟り火の一族』を読了。今回も、奇想的な事件とトリックが怒濤のごとく押し寄せてくる。

2012.10.16
[新刊]
 河合莞爾『デッドマン』角川書店(横溝賞受賞作)
 初野晴『カマラとアマラの丘』講談社

 この季節になると、アンケートなどが多い。
「IN・POCKET」「ジャーロ」「このミス」「本格ミステリー・ワールド 2013」などの原稿を書いて、亜空間通信で送付。

 日曜は、小金井に住む友人が家を新築したので、その御祝いに言ってくる。最近の家はずいぶんとハイテクなのだね。
 その前に、小金井公園のドッグランに寄り、モエ、カイ、トモの三匹を遊ばせる。ドッグランへ行くと、いろいろな犬を見ることができるから楽しいな。

   


2012.10.13
[情報館]更新

[新刊]
 小島正樹『祟り火の一族』双葉社
 太田忠司『虹とノストラダムス』PHP研究所

 お試し期間一週間が過ぎて、我が家に三匹目の犬が加わる。今度は、ジャックラッセル・テリアのオス、名前はトモ、七ヵ月。これが凄まじいいたずら者。

   


2012.10.10
 6日は、埼玉の川越まで行き、わが家の三匹めの犬となるジャックラッセル・テリアの子犬をもらってくる。前の飼い主さんがアトピーで飼えなくなり、引き取ったという経緯なり。幸い、モエとカイも受け入れてくれたが、今はまだお試し期間。

 青崎有吾氏の『体育館の殺人』を読了。一言で言えば「良かった!」。最初は題名と共にどうだろうと不安な気持ちもあったが、名探偵が出て来た途端、俄然、面白くなり、後半はどんどん盛り上がった。凄い大作ではないが、読んでいて嬉しくなる優秀作。この人は伸びしろがたくさんありそうだ。

2012.10.05
[新刊]
 青崎有吾『体育館の殺人』東京創元社(第22回鮎川賞受賞作)
 東京創元社「ミステリーズ!」55号
 森谷明子『FOR RENT ―空室あり―』幻冬舎文庫

 金曜日の夜は、都内某所で、鮎川賞のパーティ。
 今年の受賞者・青崎有吾氏は、鮎川賞初の平成生まれということで、何と21歳の若さ。明治大学の学生で、ミステリ研の方だそう。受賞おめでとう。
 受賞コメントは緊張していたようだが、なかなか愉快なものだった。本格ミステリーが好きだという気持ちが、言葉の端々に滲んでいた。
 ちょっと話をしたが、いい意味で少しオタクの入った好青年であった。
 パーティの方は例によって、人混みが凄く、会ったり、充分に話したりできない作家も多かった。
 下の写真は順に――選評を語る芦辺拓氏。鮎川賞受賞者の青崎有吾氏。ミステリーズ新人賞の選評を語る新保博久氏。ミステリーズ新人賞受賞者の近田鳶迩(えんじ)氏。乾杯の音頭を取る辻真先先生。受賞者と選者一同。受賞者お二人。会場の外でみんなと。

   
   
   
   


2012.10.04
 予約しておいた『フリンジ シーズン4』のブルーレイが、監視人の手により、平行宇宙より届けられる。見始めたら、面白くてやめられなくなった。

2012.10.02
[新刊]
 鳥飼否宇『妄想女刑事』角川書店

 復刊ドットコム発行の手塚治虫『ブラック・ジャック大全集(1)』を物質転送機で収容。これ、いいよお。やはり雑誌連載と同じB5判で見ると、手塚先生のタッチが良く解るからね。ただし、雑誌連載の複刻ではないので注意。
 写真は、連載時のページと比較してもらうために撮ってみた。

 


2012.09.29
[新刊]
 G・K・チェスタトン『法螺吹き友の会』論創社(論創海外ミステリ)
 エラリー・クイーン『フランス白粉の謎』創元推理文庫
 望月守宮『無貌伝 ―探偵の証―』講談社ノベルス
 田中芳樹『ラインの虜囚』講談社ノベルス

「PANDORA」がまだヘビーローテーション状態だというのに、早くもKARAの日本での新曲「エレクリトックボーイ」が発表され、MVが流れ始めた。ごきげんなディスコ曲だ。
 SECRETの新曲「POISON」はダンスがセクシーすぎるし(テレビ番組では、例の箇所は上半身しか映さなかったな)、RANIAの新曲「STYLE」も無闇に格好いい(だが、人数が減って5人のなったみたい)。ただこの「STYLE」という曲、アレンジがジェニファー・ロペスの最近の曲にそっくり。PSYの「江南スタイル」は、当然、ヒョナが主役のバージョンの方がいいよね。

 韓国のバラエティ番組『豪快ガールズ』を見ていて、笑った場面があった。他の女性メンバー全員が朝のラジオ体操(日本のラジオ体操とは曲も振りも違ったが)をしているところに、KARAのニコルがやってくる。みんなが平然と同じ動作をしているのを見て、ニコルは訳が解らず驚き、目を丸くするのだ。彼女はアメリカ育ちなので、ラジオ体操を知らなかったのだね。向こうには、日本や韓国みたいな(全体主義的な)ラジオ体操なんてものはないんだろう。

 立川駅ビル・ルミネのオリオン書房に、『カラー版 鉄腕アトム 限定BOX(4)』と、『ブラック・ジャック大全集(1)』を買いに行ったら、売っていなかった。やはりネットで買った方が確実ということですか……。

2012.09.28
 イギリスのロック・バンド TENの新譜「ヘレシー・アンド・クリード」を聴く。出始めはかなり良いと思ったが、後半に甘い曲があるので、全体的には80点。まあまあ良い、という評価。というか、安定した内容での安心印。しかし、5曲目の「レイヴンズ・アイ」が、サイモン&ガーファンクルの「スカボロ・フェア」に似すぎていないかい。

 昨日は、モエとカイを連れて、武蔵村山市の野山北公園を少し歩いてみた。途中、綺麗な曼珠沙華が咲いていた。

   
   



2012.09.24
[新刊]
 東川篤哉『魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?』文藝春秋

 ミステリー文学資料館にて、『没後10年 知られざる鮎川哲也展』が、2012年9月25日(火)~2013年1月31日(木)の期間、開催される。

2012.09.23
[新刊]
 太田忠司『まいなす』PHP文芸文庫
 新津きよみ『彼女の時効』光文社
 石持浅海『扇動者』実業之日本社
 イモジェン・ロバートスン『闇のしもべ』(上)(下)創元推理文庫

 この9月で、デビュー20周年となりました。ここまで作家を続けてこられたのも、読者の皆さん、そして、出版社のスタッフの皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。そして、これからもよろしくお願い致します。
 思い返してみても、20年も経ったような気がまったくしません。とても短く感じて驚きを禁じ得ません。

2012.09.10
[新刊]
 パトリック・クェンティン『巡礼者パズル』論創社(論創海外ミステリ)

 飯城勇三氏による『巡礼者パズル』の解説を読み、大いに感心し、大いに参考になった。何故、私が『パズル』シリーズを苦手とするのか、これで解った。ある意味、読み方を間違えていたようだ。やはり、シリーズは1作目から順番に読んだ方が良いよねってわけであった(が、当時の私たちにはそれは無理だった)。

 予約しておいた、モーリス・ルブラン『ルパン、最後の恋』(ポケミス)を、生命体2438がメール便で運んできた。韓国などで先に翻訳されて、話題になっていたあれだ。まあ、完成稿ではないので、期待せずに、微笑ましく読もう。
(後日の修正:韓国で翻訳うんぬんは間違い。『ルパン最後の事件』の完訳と勘違いした)

「PANDORA」「KARA コレクション」と、KARAバブルで嬉しい限り。「PANDORA」もいいけど、ハードロック調のスンヨンのソロ「GUILTY」が最高。

 今年の手塚治虫ファン大会は、杉並の某所で行なわれるらしい。

2012.09.01
[新刊]
 山口雅也『謎の謎その他の謎』早川書房
 三津田信三『ついてくるもの』講談社ノベルス
 竹本健治『汎虚学研究怪』講談社ノベルス
 倉阪鬼一郎『不可能楽園《蒼色館》』講談社ノベルス

 小学館クリエイティブの『カラー版 鉄腕アトム 限定BOX(3)』が、エンゼル・ヘアと一緒に、空中から降ってきた。

 山田正紀さんの『ファイナル・オペラ』を読了。〈観念の殺人〉〈世界最古の探偵小説〉、このあたりの題材に痺れた。

『Star Trek: Next Generation - Season 1 [Blu-ray]』 を見た後、Next Generationの映画を全部見直した。生まれ変わったら、未来で、エンタープライズ号の乗員になりたい。

2012.08.22
[情報館]更新

 秋田書店「サスペリアミステリー」10月号の見本刷りが届く。残念ながら、この号で休刊だそうだ。「ミステリーコミックを探せ!」の最終回は、手塚治虫先生の『バンパイヤ』を取りあげた。

 KARAの韓国での新曲「PANDORA」が公開された。MVを見たが、今回もダンサンブルで非常に格好いい。

 ジェットモグラが地底世界ペルシダーから、『鉄腕アトム』の付録を3冊、持ち帰る。

2012.08.20
[新刊]
 辻真先『鉄道ミステリ各駅停車』交通新聞社新書
 一条明『猫刑事』光文社
 貫井徳郎『微笑む人』実業之日本社
 太田忠司『金木犀の徴』実業之日本社

 スマートフォンのGALAXY S II SC-02CのOSをAndroid4.0にアップデート。何か問題が起きるかと思ったら、まったく不都合なく使えている。むしろ、2.3の時には、謎の再起動があったのに、アップデート後にはそれが消えた。ホームボタンを押した時のレスポンスも良くなったので、結果的に、めでたしめでたし。

2012.08.11
[新刊]
 秋梨惟喬『天空の少年探偵団』創元推理文庫
 東京創元社「ミステリーズ!」54号

 発売の遅れていた、国書刊行会の『手塚治虫トレジャー・ボックス バンパイヤ』がようやく出た。ロボット配達人が小脇に抱えて持って来た。

 一太郎でEPUB3ファイルを出力できるので(しかし、一太郎にはビューワーが付いていない(^_^;))、いくつかファイル作って、EPUB3ビューワーで表示してみた。それで解ったのは、EPUB3場合、ビューワーの性能に異存するところが大きいということだ(EPUB3自体が、まだ発展途上ということもある)。koboの場合、ルビが反映されない。Adobe - Digital Editionsの場合、サイトで提供されている1.72だと縦書きができない(EPUB3に未対応?)。プレビュー版の1.8なら、縦書き表示される。ルビも反映された。結局、一番、きちんと表示されたのは、espur(エスパー)だった。


2012.08.07
[新刊]
 篠田真由美『胡蝶の鏡』講談社文庫

 ついに出た! 福島鉄次『沙漠の魔王 完全復刻版』(秋田書店)が! さっき、物質転送機で届いたばかり。オールド・マンガ・ファンの長年の夢だった『沙漠の魔王』の複刻がとうとう実現したのである! しかも、単行本未収録だった残りの部分まで読めるのだ。まさに、この複刻は快挙というしかない!
 というわけで、興奮状態のまま、『沙漠の魔王』の読書に入る。
 なお、この作品の題名は、連載当初は「沙漠」で、途中から当用漢字に合わせて「砂漠」となった。この復刻本では、表題的には「沙漠」を採用するとの注記がある。
 もう一つ、なお。秋田書店の編集さんに聞いたら、予約状況は大変良好であったそうな。

 


2012.08.06
[新刊]
 喜国雅彦『シンヂ、僕はどこに行ったらええんや』双葉社

 島田荘司選ベテラン新人発掘プロジェクト受賞作、加藤眞男『ショート・スカート・ガール』を読了。初期の折原一さんの作品のような印象。

 ロボット探査船が、『鉄腕アトム』の付録を5冊、アンドロメダ星雲から持ち帰る。

 


2012.08.02
[情報館]更新

[新刊]
 講談社「メフィスト」2012年Vol.2
 森深紅『アクエリアム』講談社ノベルス

『Star Trek: Next Generation - Season 1 [Blu-ray]』 を、物質転送機で取り寄せ。日本版の定価は2万5千円を超える。いくらなんでも高すぎるよね。この輸入盤は、7000円以下で入手できた。もちろん、日本語吹き替え、字幕付き。Blu-ray画像なので、充分に鮮明。全話、見返すぞ。

2012.07.30
 小学館クリエイティブの『カラー版 鉄腕アトム 限定BOX(2)』を、スパイ・ロボットを使って入手。この複刻、どうせなら、アトム・シールも付けてくれれば良かったのに。カッパコミクスの魅力って、シールにもあったわけだから。

 加賀美雅之氏から、平井呈一訳の『黒死荘殺人事件』の本の書影写真をもらう。この人の訳本は、東都書房版→講談社の世界推理小説大系版→講談社文庫版と変遷したわけだね。うちの本棚を見たら、講談社文庫版はあった。

   
   


2012.07.28
[新刊]
 カーター・ディクスン『黒死荘の殺人』創元推理文庫

 カーの『黒死荘の殺人』の新訳が創元推理文庫から出た。ちょっと読んでみたが、解りやすくてすらすら読める。『白い僧院の殺人』が1977年に創元推理文庫に入った時、脚注に、『黒死荘の殺人』近刊予定、と書かれていたので、ずっと楽しみにしていたのだが、それがようやく出たわけだ。長かった……。
 写真は、これまで出た他の翻訳書と共に撮ってみた。他に、平井呈一訳の『黒死荘殺人事件』(講談社・世界推理小説大系)があるが、どこかに紛れて見つからなかった。

 


2012.07.25
 南雲堂の、島田荘司/二階堂黎人監修〈本格ミステリー・ワールド・スペシャル〉第4弾は、麻生荘太郎氏の『少年探偵とドルイッドの密室』だが、ついにこの見本刷りが出来てきた。内容的に素晴らしいものがあるので、ぜひ読んでみてほしい。
 合わせて、限界研・編『21世紀探偵小説 ポスト新本格と論理の崩壊』の見本刷りも届く。
 どちらも、7月31日頃に大手書店に並ぶ予定。

 


2012.07.22
 池袋にある「ミステリー文学資料館」で、9月25日から、「没後10年 知られざる鮎川哲也展」(企画 山前譲)が開催されるそうだ。

 予約しておいた復刊ドットコムの『火の鳥2772 ストーリーボード集 [完全版] 』(下)を、ロボット宅急便が持ってくる。

2012.07.20
 楽天のkobo touchの発売日が、自分の誕生日と一緒だったので予約しておいた。それが届いたので、セットアップして使い始めたが……正直、微妙。画面はけっこう見やすい。フォントにモリサワリュウミンが用意されているのもいい。しかし、全体的な反応が悪いし、楽天のウェブサイトになどにある取説、ヘルプ、などがあまりにお粗末。
 日本語の電子ブックが極端に少ないのは解っていたので、pdfやテキスト・リーダーとして使おうと思ったけど、本棚への登録方法さえ、よく解らない。スマートフォンだとアプリを入れたら、pdfも青空文庫も簡単に読むことができたのに、それと比べたらずいぶん不親切。
 これなら、キンドルを待つか、androidタブレットを使用した方が良いだろうな、という感想を持った。

2012.07.19
 麻見和史氏の『水晶の鼓動』を読了。このシリーズ、まさに絶好調。今回は、壁一面真っ赤に塗られた部屋で死んでいた男の話と、東京都内各所で起きる連続爆破事件のリンクが見所。前者のネタは、以前にある専門書で読んでいたのでわりと早く見抜いた。そこで、どんなふうに料理されるのかと、ちょっと意地の悪い見方で読んでいったわけだけれど、これ以上ないくらい上手く調理されていた。

2012.07.16
 昨夜はテレビで、WOWOWの番組、KARAのコンサート「KARASIA」ライブを見る。KARAの四人は神々しいほど素晴らしかったけれど、編集内容に不満も。曲の方だが、「Lupin」の次の「STEP」をカットするなんて、あり得ないでしょうが。あそこが一番盛り上がるところじゃないの(実際、盛り上がったと聞いているし)。
 ライブの完全版を見たかったら、近々出る、ブルーレイ版を買えってことですか。ええ、買いますとも。

 秋田犬のモエは、ことさら暑さに弱い。完全にグロッキー(グロッキーって言葉も死語か?)。

2012.07.14
 国立市に住む友人・蕃茄山人(ばんかさんじん)さんが、国立駅の近くにレンタル・ギャラリー「ギャラリー・ビブリオ」を開くことになった。それも民家を改造して、展示室も畳みのままという、凄くアットホームな空間。正式なオープンは9月だが、昨日からプレ・オープンということで、まず、文庫ライター/古本ライターとして著名な岡崎武志さんの「岡崎武志一人古本市」が開催されるというので、ちょっと顔を出してきた。
 場所は、富士見通りに入ってすぐ。タリーズがあるので、そこを右に入る。茶色い板壁の木造家だ。
 購入した本は、『NHK放送 ヤンボウ ニホンボウ・トンボウ(2)』という児童書と、岡崎さんの『ご家庭にあった本』。後者に、岡崎さんがサインを入れてくださった。

   


2012.07.12
 以下の写真は、小学館クリエイティブの『カラー版 鉄腕アトム 限定BOX(1)』と、実際のカッパコミクス(パラフィン紙がかけてあるので、ちょっと見づらいが)。3巻の解説にもあるとおり、何故か、カッパコミクス版の「赤いネコ」の題字部分の絵は、当初、手塚先生以外の別人の絵であった。

   
   


2012.07.11
[新刊]
 石持浅海『八月の魔法使い』光文社文庫
 高木彬光『神津恭介の予言』光文社文庫

 買うつもりはなかった、小学館クリエイティブの『カラー版 鉄腕アトム 限定BOX(1)』だが、新発見・未使用・原稿の複刻がおまけとして封入されていると知り、気づいたら転送収容していた。出版社にしてやられた。

 Mクラスの書店を探査して、スーザン・オーリアン『リンチンチン物語 映画スターになった犬』(早川書房)を転送収容。
 私の子供の頃には、名犬といえば、コリーのラッシー、シェパードのロンドン、シェパードのリンチンチンと決まっていたものだ。いずれも大人気テレビ番組の主人公である。『名犬ラッシー』は、メス犬ラッシーと少年の物語(その他にも、いろいろな設定があった)、『名犬ロンドン』は、飼い主を捜すロンドンのさすらいの旅模様、『名犬リンチンチン』は、西部劇(騎兵隊)ものだった。どれも懐かしいのである。

2012.07.10
 南雲堂から出る〈本格ミステリー・ワールド・スペシャル〉シリーズの新刊案内です。麻生荘太郎氏の待望の長編『少年探偵とドルイットの密室』は、今月下旬(7月31日頃の予定)に発売されます。イギリスを舞台にしたトラベル・ミステリーにして、サイコ・キラーの暗躍、精神分析対決、奇想的な謎のオンパレードと、読み応えたっぷりです。御期待ください!

 


 この前、十何年かぶりで、愛犬モエとカイを連れて、羽村の堰に遊びに行った。すると驚いたことに、駐車場は閉鎖されていて、水遊びをする人もほとんどいない状態だった。近所の人が、黒ラブを少し下流で泳がせていたので、尋ねてみたところ、河原でバーベキューをする人たちのマナーが悪く、2年ほど前に禁止になってしまったとのことである。水遊びが自由にできないなんて、悲しい話だ。
 ちょっと驚いたのが、カイではなく、モエの方がザブザブと水に入っていったこと。

 


2012.06.30
[新刊]
 高田崇史『カンナ 京都の霊前』講談社ノベルス
 キャロル・オコンネル『吊るされた女』創元推理文庫

 カンナ・シリーズもこれで完結ですか。残念だ。

 貫井徳郎氏の『新月譚』を読了。文芸作品として大いに堪能。

 私の母・大西次子も油絵を出品するグループ展が国立で開かれます。お時間のある方は、ぜひ御覧ください。
『国立・七月展』
 ギャラリー国立
  7月5日(木)~10日(火)  12時~19時(最終日16時30分)
  国立市中1-9-18 NTC高橋ビル2F(※富士見通りです)
  電話:042-574-1211

2012.06.26
 予約しておいた手塚先生の本が三冊、タイムマシンで届く。復刊ドットコムの『火の鳥2772 ストーリーボード集 [完全版] 』(上)と、小学館クリエイティブの『三つ目がとおる』(5)(6)。

 第2回島田荘司賞受賞作、陳浩基(サイモン・チェン)『世界を売った男』を読了。映像化されたら、フィリップ・K・ディック原作の映画みたいな感じになって面白そう。

 愛犬モエとカイを連れて、山中湖のドッグラン付きホテルで遊んでくる。カイを25メートル・プールで泳がしてみた。積極的ではないが、初回からうまく泳いでいた。モエは水に近寄らず。

 


2012.06.22
[情報館]更新

 前のボーカルが交通事故死したGOTTHARDの新譜「Firebirth」が出たので、転送収容。よくぞまあ、前任者スティーヴのイメージを壊さない新しいボーカルを見つけてきたものだ。出来はわりと良いが、アレンジが不足ぎみで(本人たちの弁では、原点に戻ったとのこと)、ちょっとブルースがかった点がマイナス。

 遅くなったが、福ミス受賞者・深木章子さんの二作目『衣更月家の一族』を読了。素晴らしい内容。文章、人物造形、ドラマ、物語構成による構想性、すべて満点。感心した。よってお勧め。

 島田荘司先生が参加されるトーク・セッションが開催されるとのこと。以下がその告知。

『書斎探訪』(宇田川悟著・河出書房新社)刊行記念トークセッション 書斎の夢、夢の書斎
宇田川 悟(作家)×島田 荘司(作家)

■2012年7月26日(木)19:30~

作家、詩人、評論家、俳優、デザイナー、アーティスト……、さまざまな書斎の達人たち、
各界20人の書斎活用術を集めた『書斎探訪』(「男の隠れ家」人気連載より構成)の
刊行を記念しまして、著者である宇田川悟さんと、書籍内で書斎を紹介してくださいました
島田荘司さんによるトークセッションを行います。ぜひお越し下さい。

◆講師紹介◆
宇田川 悟(うだがわ さとる)
1947年、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。作家。フランスの社会、文化、
食文化に詳しい。フランス政府農事功労章シュヴァリエを受章、ブルゴーニュワイン騎士団、
シャンパーニュ騎士団、コマンドリー・ド・ボルドー、フランスチーズ鑑評騎士の会などに叙任。
主な著者は『図説 フランスワイン紀行』『書斎の達人』『吉本隆明「食」を語る』
『VANストーリーズ』『超シャンパン入門』など多数。

島田 荘司(しまだ そうじ)
1948年生まれ。デザイナー、ミュージシャンなどを経て、本格ミステリー『占星術殺人事件』
でデビュー。名探偵・御手洗潔シリーズ、刑事・吉敷竹史シリーズで活躍。
主な作品に『最後の一球』『写楽 閉じた国の幻』『ゴーグル男の怪』など。
日本ミステリー文学大賞受賞。

■イベントに関するお問い合わせ、ご予約は下記へお願いいたします。
ジュンク堂書店池袋本店
TEL 03-5956-6111
東京都豊島区南池袋2-15-5

2012.06.21
 先日は、小森健太朗氏を交え、南雲堂の編集さんと新宿で打ち合わせ。その前に神保町に行くが、マンガの収穫はなし。しかし、新刊書店で、鮎川哲也先生の『この謎が解けるか?』1巻及び2巻(出版芸術社)を発見。転送収容。内容はテレビ番組のシナリオ。のちに小説化されたものも多い。

2012.06.17
[新刊]
 島田荘司『島田荘司全集V』 南雲堂
 光文社「ジャーロ」No.45

 15日は、文藝春秋の書き下ろしに関して、編集さんと打ち合わせ。場所は中野。ついでにまんだらけに寄って、古い「少年チャンピオン」を4冊買ってくる。

2012.06.13
 写真は、本棚を整理していて、出て来た本。B5判の、『スーパージェッター』や『宇宙エース』。私が幼稚園生の頃、光文社のカッパコミクス『鉄腕アトム』や『鉄人28号』が爆発的に売れて、他社からも、B5判の本が続々と出た。他にも『ビッグX』、『エイトマン』、『0戦はやと』、『伊賀の影丸』などが出ていたなあ。

   


 手塚先生の『W3』の切り抜きもファイリング。カラーの表紙が多いので、力が入った連載だったことが解る。

 


 近々、復刊ドットコムから、『サイボーグ009 [カラー完全版]』全3セットが出るらしい。これは、昔、講談社から出ていた全7巻ハードカバー版の複刻のようだ。あの本も全巻、確かどこかにあるはず。時間があったら、倉庫を捜してみるか。

2012.06.08
[情報館]更新

[新刊]
 陳浩基(サイモン・チェン)『世界を売った男』文藝春秋(第2回島田荘司推理小説賞)
 東京創元社「ミステリーズ!」Vol.53

 一昨日は、「少年サンデー」に載った手塚先生の『バンパイヤ』の切り抜きの整理。もうじき国書刊行会から復刻版が出るが、やはり本物の切り抜きの味わいは捨てがたい。写真右側の見開きページは、単行本では削除されている。

   

2012.06.03
[新刊]
 本格ミステリ作家クラブ選・編『ベスト本格ミステリ2012』講談社ノベルス
 篠田真由美『緑金書房午後睡譚』講談社ノベルス
 田中芳樹『魔境の女王陛下』講談社ノベルス
 辻村深月『光待つ場所へ』講談社ノベルス
 太田忠司『探偵・藤森涼子の事件簿』実業之日本社文庫

 注文しておいた、小学館クリエイティブの『手塚治虫・レアコレクション−東光堂作品集』が、星間航行船で到着。この複刻が1万円なら安い。しかし、今月から出る、カッパコミクスの復刻版『鉄腕アトム』はどうだろう。本当のカッパコミクスの揃いが、古書価2万円程度で買えるのに、復刻版を全部揃えると6万円以上。それに、複刻する意義もあまりないように思う……。
 このアトムの次には、『スリル博士』の複刻があるということだ。

 複刻といえば、秋田書店から『砂漠の魔王』の複刻(最終回まで収めたもの!)が、夏に出る。これは途轍もない快挙である。くわしくは、こちら

2012.05.30
[情報館]更新

[新刊]
 新津きよみ『ダブル・イニシャル』角川文庫

 ジャングル大帝スクラッチを1000円分買うが、はずれ(当たりは100円のみ)。
 小学館クリエイティブ『三つ目がとおる』(3)(4)を、物質転送機で取り寄せ。

 宇田川悟さんの『書斎探訪』(河出書房新社)の見本刷りが届く。

 戸隠へ行き、「うずら家」でソバを食べてくる。私は日本中で、ここのソバが一番美味しいと思っているし、一番好きだ。とにかく、人気店なので行列ができるから、季節はずれの平日に行かないと、物凄く待つことになる。今回は雨模様の中、早めに午前11時半頃に行ったので、すぐにソバにありつけた。
 二番目に好きなのは、白馬近くの「山品」かな。

 飯城勇三・編訳『エラリー・クイーンの災難』が、無茶苦茶面白い。解説はもちろんだが、E・D・ホックの贋作が2作も入っていたり(しかも、その1作がライツヴィルもの)、「宇宙大作戦(STARTREK)」の中に、エラリーとリチャードが乗り込む話なんかもあるんだから。

2012.05.24
[新刊]
 小森健太朗『探偵小説の様相論理学』南雲堂

 遅ればせながら、創元推理文庫からクエンティンの『迷走パズル』が出ていることに気づき、テレキネシスで取り寄せ。ただ、パズル・シリーズは、『俳優パズル』を筆頭に、内容がちょっとゴタゴタしているので、少し苦手とする。

 ドナ・サマーが逝去されたとのこと。自分のようなディスコ世代にとっては、彼女はまさしくディスコの女王。聞きまくったくちなので、かなり残念。
 アルバム「Bad Girls 華麗なる誘惑」の冒頭の、「Hot Stuff 」から「Bad Girls」へ繋がる二曲なんか、奇蹟としか思えない。

 飯城勇三・編訳『エラリー・クイーンの災難』の序文を見たら、クイーンのパロディ集は、これが世界初だという。驚き! ということは、すごい快挙だよね。さっそく収録作を読み始める。

2012.05.22
[情報館]更新

[新刊]
 ジョン・ディクスン・カー『皇帝のかぎ煙草入れ』創元推理文庫(新訳)
 飯城勇三・編訳『エラリー・クイーンの災難』論創社(論創海外ミステリ)
 石持浅海『トラップ・ハウス』光文社
 深水黎一郎『言霊たちの夜』講談社

 6月上旬に発売になる、文春文庫版『鬼蟻村マジック』の見本刷りが出来てきた。

 今月発売の秋田書店「サスペリアミステリー」7月号には、私が解説を書いたビッグな付録「石ノ森章太郎ミステリーセレクションII」が付いてくる。

   
   


2012.05.17
『綺譚の島』の作者・小島正樹氏が、「図書新聞」2012年5月19日号に、拙著『覇王の死 二階堂蘭子の帰還の書評を書いてくれました。感謝です。

 アメリカのフュージョン・グループ「HIROSHIMA」の新アルバム『DEPATURE』を物質転送機で取り寄せる。今回も心地良い曲でいっぱい。
 品物が到着してちょっと驚いたのが、ジャケットが紙製の簡単なものだったこと。もうアメリカでは、mp3Downloadが主流なのだね。

 新デスクトップ・マシン PC-764号におけるデュアル・ディスプレイ環境でテレビを見る方法だが、I・O DATAのGV-MC7/XSにて達成。メディアセンターでテレビを見る形なので、Windows 7のエアロが切られることもないし、プライマリ側にウインドウを移しても画面が落ちることもない。

2012.05.13
[新刊]
 ミステリー文学資料館『「宝石一九五〇 牟家殺人事件」』光文社文庫

 今日もモエとカイを連れて、一番近いドッグランへ。ジャーマン・ポインターとか、イングリッシュ・グレイハウンドとか、珍しい犬に何匹か出会えた。

 一昨日から、IE上でのマウスの挙動がおかしい。クリックすると、画面が勝手にスクロールすることがある(再現性あり)。IE9からIE8にかえても、マウスを別のものにかえても、マウス・ドライバーを再インストールしても症状に変化なし。ちょっとお手上げ状態。

2012.05.11
[新刊]
 加賀美雅之『監獄島(上)』『監獄島(下)』光文社文庫

 物質転送機で、手塚治虫文庫全集『手塚治虫漫画全集未収録作品集(3)』を取り寄せる。今回の配本で全200巻が完結。
 できれば、もっと大型で(A5判とか)、愛蔵版を出してほしいなあ。

 加賀美雅之氏の大力作『監獄島』全2冊が、ついに文庫化なる! 圧巻の不可能犯罪づくし。そして、トリックの大洪水! 必読の大力作なのだ。

   

 右の写真は、小金井公園ドッグランでのカイとモエ。

 連休の終わりから昨日まで、新しいデスクトップ・パソコン(PC-764号)の自作組み立てと、ソフトのインストールに時間を費やす。コアi7 2700K で、Windows 7 64ビット。メモリも16GB積む。さらに256GBのSDDを奢ったので、ビュンビュン動く(Windows 7の起動も終了も1分以内だし)。
 実は、前のPC777号の調子がずっと悪かったので(シャットダウンに5分もかかったりとか)、OSをクリーン・インストールしようと思ったのだが、どうせならWindows 7 64ビットを入れようと考え、結局のところ気づいたら、新機種を組み立てていたわけである。
 マシンを自作するのは初めて(部品交換等は何度かしている)。で、その際に、一つだけトラブルが発生。CPUファンにもソケットの適合があると知らず、旧機種のものを流用したら、マシンが起動しなかった。その点を修正したら、あとは問題はなかった。

 心配な点は、Windows 7 64ビットで、親指シフトキーボードが使えるか。愛用しているソフトが使えるか、という点だっだ。
 前者は大丈夫だった。
 アールボード(親指ひゅん・モードに、WindowsXPでROMを書き換えたもの)、やまぶき、kaylay00、ATOK2012で、支障は出なかった。
 ソフトの方で気がかりだったのは、データベースのDbpro。これも、インストールにちょっとこつが必要だったが何とかなった(ただし、デュアル・ディスプレイのプライマリ側では、全画面表示ができない)。
 現時点で困っているのが、地デジ・チューナー。バッファローのDT-H50/PCIEを使っていたけれど、こいつの、Windows 7 64ビットのドライバーが存在しないのだ。他社も含めて、デュアル・ディプレイで、プライマリ側にテレビ画面を表示できるチューナーはほとんどないので、どうしようかと、現在、悩んでいるところである。

2012.05.02
[新刊]
 二階堂黎人『増加博士の事件簿』講談社ノベルス
 歌野晶午『魔王城殺人事件』講談社ノベルス
 麻見和史『水晶の鼓動』講談社ノベルス
 知念実希人『誰がための刃 レゾンデートル』講談社(第4回福ミス受賞作)

 講談社ノベルス『増加博士の事件簿』の見本刷りが届く。
 麻見和史氏のシリーズ第3弾『水晶の鼓動』も出た。このシリーズはとても面白いと思う。

 小学館クリエイティブから、手塚治虫『少年サンデー版 勇者ダン 限定盤BOX』の見本刷りが届く。

 今朝は、八王子北口駅前で古本市があるというので行ってみた。ところが、雨が降りそうなので中止したという。がっかり。他にもお客がいたし、降りだすまではやっていても良かったのでは?


2012.04.28
 3月に発売になった、小学館クリエイティブ『少年サンデー版 白いパイロット 限定版BOX』だが、1ページの抜けがあったそうだ。
 購入者は、分冊の1を送れば交換してくれるそうである。詳しくはこちらで。

2012.04.26
 6月に文春文庫から出る『鬼蟻村マジック』のカバー・デザインが、思念伝達で届く。解説は、小島正樹氏にお願いした。


2012.04.24
[新刊]
 北原尚彦・編『怪盗対名探偵 初期本案集』論創社

 3、4日前の夜に、近くの映画館で『バトルシップ』を見てくる。見ていた時は、ドンパチ派手でけっこう面白かったが、今はほとんど印象に残っていない。たぶん、科学力レベルの設定がいい加減だからだろう。別の太陽系から飛んでくるような宇宙人(宇宙船)で、ハワイ全体をシールドで包むような科学力があるのに、個体バリアも張れずに宇宙船が人工衛星にぶつかって壊れたり、地球の駆逐艦の砲弾程度で破壊されるなんて、ちょっとどうかと思った。
 あと、主人公の男性が背が低くて恋人役の背丈と合わないと感じていたら、あとで知ったのだが、映画『ジョン・カーター』の主人公役と同じ人物だった(苦笑)。最近は、女性の方がモデル体型で背が高い、というのが流行りのようだ。

 5月に文春文庫から出る『鬼蟻村マジック』の再稿ゲラのチェック終了。

2012.04.20
[情報館]更新

[新刊]
 石持浅海『玩具店の英雄』光文社(デビュー10周年記念作品)
 小川一水『トネイロ会の非殺人事件』光文社
 甲影会『CHARADE NEUVE』Vol.13

 復刊ドットコム『火の鳥《オリジナル版》複刻大全集11 太陽編(下)』と、手塚治虫文庫全集「手塚治虫漫画全集未収録作品集(2)」が、超空間輸送チューブを通して届いた。

2012.04.17
[新刊]
 鮎川哲也『灰色の動機』光文社文庫
 有栖川有栖『妃は船を沈める』光文社文庫
 三津田信三『幽女の如き恨むもの』原書房

 土曜日13日は、KARAのコンサートには行かず(抽選にはずれたし)、ある作家さんの結婚披露パーティーへ。とてもあたたかくて、愉快で、素敵な披露宴だった。引き出物が、その方の新刊という非常に実用的なものだったのも嬉しい話。

 『増加博士の事件簿』の再稿ゲラのチェック終了。

2012.04.10
[新刊]
 東京創元社「ミステリーズ」vol.52
 貫井徳郎『新月譚』文藝春秋

 写真は、土曜日7日の国立市一橋通りの、五分咲きの夜桜。国立一中同窓生が花見とカラオケをしているというので、顔を出してきた。


 5月に講談社ノベルスから出る予定の『増加博士の事件簿』。キャッチフレーズは、「27の凶悪事件に挑む“頭脳刺激”系ミステリー!」。表紙のラフ・デザインが出て来た。こんな感じ。


2012.04.04
[新刊]
 一田和樹『キリストゲーム』講談社ノベルス
 汀こるもの『立花美樹の反逆』講談社ノベルス
 山本弘『名被害者・一条(仮名)の事件簿』講談社ノベルス

 最近、聴いた中では、 MICHAEL THOMPSON BANDの「Future Past」にびっくり。1970年代後半のロック・バンドのような音、歌、演奏なので。曲も良質。

 北山猛邦氏の『猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数』を読了。物語世界、人物像、探偵像、趣向と動機の関係、適度なユーモアなど、全体にわたってかなり良かった。

2012.04.03
[情報館]更新

[新刊]
 講談社「メフィスト」2012.Vol.1

 講談社の「メフィスト」2012.Vol.1は、「講談社ノベルス創刊30周年記念」特集。それにしても、この表紙はどういう種類の紙なのか。見ていると目も頭がクラクラする。

 5月に講談社ノベルスから出る予定の『増加博士の事件簿』のカバー・イラストが決定。今回は洋書風を狙っている。

2012.04.01
「サスペリアミステリー」の連載原稿を書き、亜空間通信で送付。今回は、田中芳樹/ 垣野内成美『薬師寺涼子の怪奇事件簿』を取り上げる。

 創元推理文庫の『新版 火星のプリンセス』と、小学館文庫の『火星のプリンセス』と、講談社『手塚治虫文庫全集』の「手塚治虫漫画全集未収録作品集(1)』を物質転送機で取り寄せ。カバー・デザインは、昔の武部本一郎の絵を使ったものの方が好きだ。


2012.03.29
 近所の公園を散歩中に、キツツキを発見。ちょうどカメラも持っていたので、撮影に成功。


2012.03.27
[情報館]更新

[新刊]
 ジョン・ディクスン・カー『蝋人形館の殺人』創元推理文庫
 水生大海『転校クラブ』原書房

 5月に講談社ノベルスから出る予定の、『増加博士の事件簿』のゲラに赤を入れる。トリックとダイイング・メッセージ満載の短編集である。

 私も解説を書いた、小学館クリエイティブの『少年サンデー版 白いパイロット 限定版BOX』の見本刷りを、宅配ロボットが持ってきた。やはり、B5判で読む手塚マンガは素敵だ。


2012.03.24
[情報館]更新

[新刊]
 有栖川有栖『高原のフーダニット』徳間書店
 山田正紀『ファイナル・オペラ』早川書房
 加納朋子『無菌病棟より愛をこめて』文藝春秋

 予約しておいた、KARA『スピードアップ/ガールズパワー』初回限定盤Cと、ジョン・ディクスン・カー『蝋人形館の殺人』創元推理文庫が、物質転送機で届く。
『蝋人形館の殺人』は新訳。冒頭に目を通したところ、すらすらと読める日本語になっている。また、ちょっとべらんめい調の感じがする、面白い翻訳だと思った。

 6月に文春文庫から出る予定の、水乃サトル・シリーズ『鬼蟻村マジック』のゲラに赤を入れる。

2012.03.18
 小島正樹氏の『綺譚の島』を読了。今回もてんこ盛りのネタで、物量作戦(笑)。根底に秘められた人間関係も物語や謎に味を与えている。島田流奇想ミステリー+横溝もの÷2という感じの力作。

 予約しておいた、国書刊行会の『手塚治虫 トレジャーボックス W3』が異次元チューブを通して送られてくる。「少年サンデー」「少年マガジン」版の原寸完全複刻。読み返してみると、無茶苦茶面白いではないか。やはり、作者が乗りに乗っている時の作品だけに、物語・絵とも秀逸すぎる。

2012.03.17
[新刊]
 高木彬光「神津恭介への挑戦」光文社文庫
 ピーター・トレメイン『サクソンの司教冠』創元推理文庫
「ジャーロ」No.44 光文社

 13日に、初めて、野沢温泉スキー場で滑る。しかし、強風と濃霧のため、長坂ゴンドラを下りた所から上に行けず、仕方なく、日影ゲレンデに下りて、そこで数本滑って終わり。町の中も吹雪いていたので、外湯へも入れず、馬曲温泉に入って帰ってくる。

 昨日は、映画『ジョン・カーター』のマスコミ向け試写会に参加。映画は素晴らしい出来。とてもわくわくする楽しい内容だった。デジャー・ソリス役の女性がはまっていることもあって、エドガー・ライス・バローズのファンとしても満足。2Dだったので、劇場公開日には3Dで見ようと思う。

2012.03.08
[新刊]
 深木章子『衣更月家の一族』原書房

 藤子・F・不二雄全集の「初期SF作品」は、内容の充実化をはかるため、5月発売予定から8月発売予定に変更になったとのこと。

 写真は、音楽家の難波弘之氏がプロディースをしている、フクシマレコーズ第三弾CD「ヴァニラ」。ジャケットは手塚キャラ。


2012.03.07
 藤子・F・不二雄全集の「初期SF作品」の解説を書き、亜空間通信で送付。

 南雲堂の《本格ミステリー・ワールド・スペシャル》第3弾、獅子宮敏彦氏の『君の館で惨劇を』の見本刷りが完成。一言で言えば、本格の美学に淫した作品。3月13日頃の発売。


2012.03.04
『智天使の不思議』の主要登場人物の名前を、単行本では〈天馬ルミ子〉とした。これは、手塚先生の『鉄腕アトム』からもらったものである。すなわち、天馬博士と、アトムの初恋の相手ルミコを足したわけである。
 ところが、あとで〈天馬ルミ子〉という歌謡歌手がいたことが解った。私は、日本の歌謡曲はほとんど聴かないので、知らなかったのである。そのようなわけで、今回、文庫化に当たり、当該人物の名前は〈天馬ルリ子〉と修正した。

 国内盤はまだ出ていないようだが、Joe Lynn Turnerが歌うSunstormの三枚目のアルバム「Emotional Fier」が、粒ぞろいの曲ばかりで良い出来だ。Joeの歌もエネルギッシュ。

2012.03.03
[新刊]
 麻耶雄嵩『新装版 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』講談社ノベルス

『新装版 翼ある闇』だが、初めて読む人は、後書きを先に見ない方が良いと思う。

 ヘルマン・ヘッセ『ヘルマン・ヘッセ全集(5) 随想II』(臨川書店)を、物質転送機で収容。これで全8巻完結。そのうちにゆっくり、じっくり読もう。

 KARAの新曲「SPEED UP」をMTVの番組で見る。格好いいね。

 一田和樹氏の『サイバーテロ 漂流教室』を読了。書き方の点で、もう少し抑制をきかせて欲しかったかな。

 小学館クリエイティブから出る、手塚治虫『復刻版 白いパイロット』の解説を書く。

 水乃サトル・シリーズ『智天使の不思議』の文庫版の見本刷りが出来。発売は3月13日頃の予定。


2012.02.27
 南雲堂の〈本格ミステリー・ワールド・スペシャル〉の新刊、獅子宮敏彦氏の『君の館で惨劇を』のカバーが出来てきた。発売は、3月中旬予定。


2012.02.25
 手塚治虫『少年サンデー版 キャプテンKen』(小学館クリエイティブ)が、アダムスキー型円盤で届く。やはりB5判の大きさで読むと、臨場感があって良い。それにしても、復刻版が出れば出るほど、オリジナル(の掲載誌)が欲しくなるのはどうしてだろう。

2012.02.24
[情報館]更新

[新刊]
 小島正樹『綺譚の島』原書房

 次号の「メフィスト」用にエッセイを書く。「あとがきのあとがき」という奴と、講談社ノベルスが創刊30周年なので、それに関するもの。って、これは先週初めの話。

 復刊ドットコムより、『火の鳥《オリジナル版》複刻大全集 9』がロケットで届く。今回は、「マンガ少年」版の〈生命編〉と〈異形編〉のカップリング。この二編も、単行本での編集が多いので、見比べる価値あり。

2012.02.21
[新刊]
 魔夜峰央『May探偵プリコロの不信』東京創元社
 一田和樹『サイバーテロ 漂流教室』原書房
 津原泰水『バレエ・メカニック』ハヤカワ文庫JA
 詠坂雄二『インサート・コイン(ズ)』光文社
 前川裕『クリーピー』光文社
 川中大樹『サンパギータ』光文社

 日曜日に、羽村のエコパーク・ドッグランに行ったら、公園入口でフリーマーケットをやっていた。バービーのスタートレック人形を男女2体、500円で購入。横で、鷹匠の実演もやっていて、面白いものが見られた。


2012.02.18
[情報館]更新

[新刊]
 田南透『翼をください』東京創元社
 市井豊『聴き屋の芸術学部祭』東京創元社
 新野剛志『素人がいっぱい ラブホリックの事件簿』東京創元社

 親指シフト・ノート FMV-8350のキーボードをFMV-8390に移植。手術は成功。

 写真は、昨年秋、越後湯沢の有名な旅館「高半」へ行った時(泊まったわけではなく、川端康成が『雪国』を書いた部屋が保存されているので、それを見に行った)、ロビーに、早川SF文庫の『ペリー・ローダン・シリーズ』がずらりと並んでいた場面。
 私も場所があれば、持っている『ペリー・ローダン・シリーズ』をこんなふうに並べたいものだ(今は、レンタル・ルームにしまいこんである)。


2012.02.15
 折原一さんの『帝王、死すべし』を読了。病院で、順番が回ってくるまで2時間もあったので、読み終わってしまった。騙されまいと身構えれば身構えるほど騙されるような趣向。無駄などんでん返しもなく、きっぱり終わっているところも良かった。とても面白い。

2012.02.13
[新刊]
山口芳宏『豪華客船エリス号の大冒険』創元推理文庫
松尾由美『花束に謎のリボン』光文社文庫
東川篤哉『中途半端な密室』光文社文庫

「ミステリーズ!」51号を読んでいたら、カーの『蝋人形館の殺人』を4月頃に創元推理文庫で出すという。この作品のみが、古い古い訳で残っていたので、新訳はありがたい。出るのが待ち遠しい。

 折り込み広告を見たら、レオ・ブルースの『死の扉』が出ていることが解った。これも新訳。あわてて本屋にテレポーテーションして買ってくる。

 日曜日の午前中は、愛犬モエとカイを連れて、所沢の航空記念公園のドッグランへ行ってきた。カイはもう、モエよりも大きくなった。


2012.02.10
[情報館]更新

[新刊]
「ミステリーズ!」51号 東京創元社

 プラズマテレビの画面に縦線が入るようになり、修理。パネル全体の交換。一年以内の保証の範囲。

 デスクトップ・パソコンが昨年秋頃から調子悪く、購入店のサポートに修理に出す(こちらも、一年以内の保証の範囲)。戻ってきたが、不調は直らず。報告書によると、メモリー不良、ビデオカード不良ということでビデオカードのみ交換されている。メモリーは、秋の不調時に、八王子の購入店で見込み修理的に新しいものを買って取り付けたのだが、またおかしくなったようだ。で、購入店でメモリーを交換してもらおうと思ったら、メーカーに送って対応するという。しかし、戻るか交換になるまで、一ヵ月はかかると言うので、結局、別の店でメモリーを買って取り付ける。
 この八王子のパソコン・ショップでデスクトップを買うのは二回目だが、一回目も、電源不調でずっと悩まされ、とうとう解決しなかった。次の時には、たぶん、別の所でデスクトップを買うことになるだろう(か、自分でパーツを組んで作り上げるかだ)。

2012.02.07
[情報館]更新
「十万馬力サイダー」を飲んでみる。かぼす果汁が入っていておいしい。

2012.02.06
 腰痛がひどく(3年前にMRIを撮った時には脊椎狭窄症ぎみと言われた)、もう一度、MRIを撮ることに。その予約に大手病院へ行き、とりあえずレントゲンを撮ったら、脊椎の3番と4番の間がひっつきそうになっていて、さらにずれているのが素人目にも解った。治療方針は、MRIの結果が出てから。

 写真は、新宿地区(高田馬場付近)限定で売っている「十万馬力サイダー」。手塚マニアの先輩が買ってきてくれたもの。なかなか素敵なデザインだ。


2012.02.03
 講談社ノベルスから出る二階堂蘭子シリーズ最新作『覇王の死 二階堂蘭子の帰還の見本刷りが出来てきた。昨年後半からは、ずっとこの仕事をしていた気がするので、とても嬉しい。ラビリンス・サーガの完結編でもある。
 大手書店では、週明け2月6日頃から店頭に並ぶはずです。よろしくお願いします。

   
   


 先週から今週にかけて、かなりいろいろなことがあったので、いくつか触れておく。

 AXNミステリーチャンネルで流れる「講談社リブラリアン」の新刊紹介コーナーで、『覇王の死 二階堂蘭子の帰還を取り上げていただくことになり、そのための著者インタビューを講談社で撮影。インタビュアーの松井茜さん、とても目の綺麗な方だった。

 講談社ノベルスのウェブサイトでも、『覇王の死 二階堂蘭子の帰還の特集あり。1月は綾辻行人さんの特集をやっていて、その次ということ。作者への一問一答、名探偵・二階堂蘭子への一問一答など。2月5日頃から見られるはず。

 1月29日、30日と長野の黒姫に泊まり、妙高でスキーをしてくる。一晩で40センチも降る大雪だったが、スキー場では穏やかな降り方。お陰で、パウダー・スノーの最高のコンディション。30日は朝少し早めに行ったら、まっさらの雪の上にシュプールを描くことができた。

 東京へ帰った翌日は、新座の手塚プロへ。小学館のPR誌「本の窓」で、『僕らが愛した手塚治虫〈激動編〉』(原書房)の刊行記念に、資料室の森晴路さんと私との対談を載せてくれることになったからだ。2月月末刊行の3/4月合併号に載る予定。

2012.01.21
[新刊]
 黒田研二『CUTE&NEET』文藝春秋

 復刊ドットコムより、『火の鳥《オリジナル版》複刻大全集 8』がロケットで届く。今回は、「マンガ少年」版の〈乱世編(下)〉。〈乱世編〉も、単行本での編集が多い作品なので、見比べる必用があり。

2012.01.20
[新刊]
 古野まほろ『絶海ジェイル』光文社
 天祢涼『葬式組曲』原書房

 とうとう、『僕らが愛した手塚治虫〈激動編〉』の見本刷りが出来てきた。来週1月24日頃から発売の予定。図版もたっぷり入っています。

 ついでに、セブンイレブン限定で売っている「鉄腕アトム マーブルチョコ」を買ってきた。一緒に写真を撮ってみた。


2012.01.11
 皆さん、あけましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いします。

 このように、遅ればせながらの御挨拶となったのは、年末年始に、2月に講談社ノベルス発売になる『覇王の死 二階堂蘭子の帰還のゲラ校正を行なっていたからで、その他の雑用も片付け、ようやく昨日から休みが取れるようになった。
 で、20年から15年前に撮った8ミリテープをブルーレイに焼いて残しておこうと思い立ち、始めたのはいいが、再生するだけで、テープが切れる切れる。30本くらいある内の4割が切れてしまう。
 そこで、カセットを分解し、テープをリールに繋ぎ直すとか、組み立て直すとか、いろいろやっていたら、すごく時間が経ったわけで。しかし、この辺は、昔、音楽のカセット・テープを分解したり、テープを繋ぎ直したり、まき直したりした経験が役立った。

 映画は、『ミッション・インポッシブル:ゴースト・プロトコル』を年末に劇場で覧る。まあまあの面白さ。敵がたいしたことないのに、主人公たちが大袈裟に騒いでいる感がなきにしもあらず。

 アクトビラ(ツタヤテレビ)で、『世界侵略:ロサンゼルス決戦』を覧る。これは無茶苦茶面白かった。2日で3度も覧てしまった。全体的にバランスの良い作品。もちろん、冷静になって考えてみると、敵(宇宙人)が話が進むとどんどん弱くなるとか、ロケット・ランチャーで敵の母船を倒せるわけがないだろうとか、水に依存する宇宙人(宇宙船)という伏線はどうなったんだとか、いつの間に、地下に母船を隠したんだ、海に隠すのが普通だろうとか、いろいろと突っ込み所はある。でも、それが気にならないほど、適度に悲惨で、適度に冒険心のあるSF戦争映画になっているわけだ。それに、下手な親子愛とか、恋人愛とかが出てこないのも良かった。

 南雲堂の〈本格ミステリー・ワールド・スペシャル〉ですが、今年の前半は、次のようなラインナップになっています。乞うご期待!。
  獅子宮敏彦『君の館で惨劇を』3月初旬予定
  麻生荘太朗『少年探偵とドルイッドの密室』
  大山誠一郎『奇術師が多すぎる』




アイコン
過去の日記
アイコン
表紙

ライン






アイコン
戻る
アイコン
表紙

ライン