2011年
[企画進行中]
[原稿城]
本の購入(bk1) [本の購入(amazon)]
[情報館]
2011.12.30
[新刊]
綾辻行人『奇面館の殺人』講談社ノベルス
手塚治虫『初期名作完全復刻版BOX2』と、光文社新書『手塚治虫クロニクル 1946〜1967』『同 1968〜1989』を物質転送機で取り寄せ。『初期名作完全復刻版BOX2』の中に一冊、ページのくっついた乱丁本があってBOXごと交換。それとも、乱丁本は珍しいので、取っておいた方が良かったか……。
綾辻さんの『奇面館の殺人』を読了。隅々まで神経が行き届いた作品を読むのは気持ちが良い。ただ、「××」の件はうまく誘導されているとは思えなかった。鹿谷さんにはそうでも、読者には明白なのでは?
2月に講談社ノベルスから出る蘭子シリーズの最新作(そして、ラビリンス・サーガの最終作)『覇王の死 ―二階堂蘭子の帰還』のゲラが出てくる。年明けに戻すので、私の場合、年末年始は仕事なのだ(^_^;)。514ページ。『魔術王事件』や『双面獣事件』よりは薄い。
某古書展で、「少年」の昭和28年頃のものが安く出ていたので、6冊を購入。
皆様。今年も一年、ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。そして、良い読書ができるよう祈っています。
2011.12.24
[情報館]更新
[新刊]
エドワード・D・ホック『サイモン・アークの事件簿III』創元推理文庫
映画『トランスフォーマー』シリーズの3作目を、アクトビラで見る。確かに映像は凄いが、だらだらしていてシリーズの中では一番つまらなかった。ただ見せ場を数珠繋ぎにしただけの作品。
手塚治虫ファンクラブの取材あり。来年の2月・3月号の会誌にインタビューが載る予定。
2011.12.15
秋田書店『ブラック・ジャック創作秘話』を、転送ビームで収用。
島田荘司選「本格ミステリー ベテラン新人プロジェクト」の受賞作が、講談社ノベルスのウェブサイトで発表になっている。こちら。
2011.12.14
先週土曜日10日は、国立駅前の「笑笑」で、国立一中同窓会(忘年会)。40数人の出席者。昔話に花を咲かせ、楽しくすごした。
一人の女性が、幼稚園(ママの森)の卒園の時の集合写真を持ってきてくれた。写っている自分の顔を見たら、知性のかけらもなかった(笑)。
昨日は、南雲堂の編集さんと、立川ルミネで打ち合わせ。「本格ミステリー・ワールド 2012」の見本刷りが出来てきました。大手書店には今週土曜17日くらいから並びます。ものすごーく内容の濃いものになりましたから、ぜひ御購読ください。
それから、執筆者の皆様、御協力をありがとうございました。お陰様で、今回も有意義なものが出来たと思います。
打ち合わせの後、オリオン書房を探査。岩波文庫版のプルースト『失われた時を求めて』(1)、新・ハヤカワ・SF・シリーズ『リヴァイアサン』をビーム転送。
岩波文庫版のプルーストは、これまでの翻訳の中で一番良い(私の肌に合う)。冒頭の1行目でそれが解る。同時に、光文社文庫からも新訳が出ているが、私は岩波文庫版の方が好き。
新・ハヤカワ・SF・シリーズ『リヴァイアサン』は、装幀にやられた。あの昔のハヤカワ・SF・シリーズ(ポケミスみたいで、背の部分を銀色にしたやつ)そっくりなんだもん。そりゃあ、買うでしょ。
2011.12.03
[新刊]
柄刀一『黄昏たゆたい美術館』実業之日本社文庫
黒田研二『さよならファントム』講談社ノベルス
北山猛邦『猫柳十一弦の後悔』講談社ノベルス
「メフィスト」2011Vol.3
「メフィスト」に、二階堂蘭子シリーズ『覇王の死』の最終回が載る。ようやく、蘭子さんが、ヨーロッパから帰ってきた。
ノベルスが2月に出る予定なので、現在は加筆修正中。
『フリンジ』シーズン3のブルーレイBOXを物質転送機で取り寄せる。
昨年3月に急逝したマンガ・マニアの先輩Yさんの永代供養があった。これで、すべて終わった。管財人の弁護士さんに頼まれ、Yさんのマンガ系コレクションの片付けを、もう一人の先輩Kさんと私とでやったのだが、たっぷり1年かかった。それほど凄い物量であった。場所と時間の関係から、雑誌とアニメの録画ビデオ・テープなどは、大半を廃棄せねばならなかった。本当に残念である。
一部で、Yさんが、京都のマンガ古本店に、本代として大金を借りていたという噂が流れているらしいが、これは嘘である。せいぜい一桁。それも、弁護士さんが清算を終えている。そういう出鱈目を言いふらす人がいたら、間違っていると指摘しておいてほしい。
2011.11.28
南雲堂の島田荘司監修「本格ミステリー・ワールド 2012」における「黄金本格」は、本日、南雲堂のウェブサイトで公開された。
(目次と選評の冒頭部分が読めるようになっている)。こちらから、どうぞ。
「本格ミステリー・ワールド 2012」は、12月上旬発売予定です。
2011.11.27
[新刊]
相沢沙呼『ロートケプシェン、こっちにおいで』東京創元社
高田馬場の和菓子屋「青柳」さんから、銘菓「くりまんアトム」を取り寄せ。
写真は、だいぶ成長したスタンダード・プードルのカイちゃん。と、「くりまんアトム」。
2011.11.24
[新刊]
ニコラス・ブレイク『ワンダーランドの悪意』論創社
東川篤哉氏のサイン会が、26日に、立川のオリオン書房であるとのこと。案内はこちら。
次元転送機で、X次元より次のものを取り寄せ。手塚治虫『初期名作完全復刻版BOX1』小学館クリエイティブ、『ヘルマン・ヘッセ全集(6)』臨川書店、KARA『スーパーガール 初回限定盤A』、『KISKE
SOMERVILLE CD+DVD』。
2011.11.19
[情報館]更新
[新刊]
秋梨惟喬『憧れの少年探偵団』創元推理文庫
折原一『帝王、死すべし』講談社
12月に刊行となる、島田荘司監修「本格ミステリー・ワールド 2012」の、表紙のラフ・デザインが出て来た。下のような感じ。内容も、執筆者の皆さんの御協力の下、非常に強力なものとなっている。読み応え満点。ぜひ御購読ください。
現在、「黄金の本格ミステリー」選考をほぼ終えたところ。その対談原稿もまとめているところ。と、同時に、『僕らが愛した手塚治虫〈激動編〉』のゲラに赤を入れ、「メフィスト」連載の『覇王の死』のゲラも修正中。結局、『覇王の死』の最終回は約350枚になった。
復刊ドットコムより、『火の鳥《オリジナル版》複刻大全集 6』がロケットで届く。今回は、「マンガ少年」版の〈望郷編〉。単行本では描き変えが多いので、これは見ておく価値があり。
秋田書店「サスペリアミステリー」2012年1月号に、素敵な付録が付く。「石ノ森章太郎 ミステリーコミックセレクション」がそれだが、何と、秋田書店のサンデー・コミックスのような装幀になっているのである。オールド・マンガ・ファンなら喜んでくれるだろう。私は解説を書いている。
2011.11.04
[新刊]
魔夜峰央『May探偵プリコロの狼狽』東京創元社
石崎幸二『第四の男』講談社ノベルス
高田崇史『千葉千波の怪奇日記』講談社ノベルス
北森鴻/浅野里沙子氏の『邪馬台国 蓮丈那智フィールドファイルIV』を一気読み。面白い。素晴らしい。まさしく蓮丈那智シリーズの集大成。お勧め。
秋田書店「サスペリア・ミステリー」の連載原稿を執筆。今回は、石川球太の『ザ・のら犬』を取り上げる。
『ロック冒険記 限定版BOX』小学館クリエイティブが、アダムスキー型宇宙船で届く。これも、「ファンクラブ京都」の復刻版を持っているので、半分は付き合い。
2011.11.02
[新刊]
北森鴻/浅野里沙子『邪馬台国 蓮丈那智フィールドファイルIV』新潮社
北森鴻氏の遺作中絶作を浅野里沙子氏が書き継いだ『邪馬台国 蓮丈那智フィールドファイルIV』が出たと知り、物質転送機で取り寄せる。そうしたら、献本もいただきました。ありがとうございました。
2011.10.29
[新刊]
鏑木蓮『真友』講談社
石持浅海『彼女が追ってくる』祥伝社ノベルス
中野晴行『「新寶島」の光と影』小学館(増補改訂版)
島田荘司『ゴーグル男の怪』新潮社
皆川博子先生の『開かせていただき光栄です』を読了。内容は、さすがである。ディクスン・カーの歴史物のファンとしては、盲目の判事が出て来ただけで嬉しくなった。
「メフィスト」連載の『覇王の死』の最終回。書いても書いても終わらない。300枚もあるから……。
2011.10.20
[新刊]
笠井潔『吸血鬼と精神分析』光文社
小学館クリエイティブの『手塚治虫 SF三部作完全復刻版と創作ノート』を物質転送機で取り寄せ。ここに収録された復刻本は、すでに『虫の標本箱』などで3セットも持っている。今回は買わないでおこうと思ったのに、無意識に注文を出してしまっていた。
今回の復刻本の紙は仙花紙に似たものを使っていて、当時のB6判の趣があった。
一条明『ルーシーにおまかせ!』(光文社)がSFミステリーだというので、読み始める。冒頭の設定からして驚かされている。
2011.10.17
[新刊]
岸田るり子『味なしクッキー』原書房
原書房から刊行予定の『僕らが愛した手塚治虫〈激動編〉』のゲラが出てくる。だが、今、「メフィスト」連載の『覇王の死』の最終回を書いているので、すぐに確認ができない。どうして、仕事って重なるんだろう。
某所で雑誌「GORO」の創刊号を見つける。懐かしくて、トラクター・ビームで収容する。
2011.10.13
「COM 40年目の終刊号」(朝日新聞出版)という本が出ていることに気づき、物質転送機で取り寄せ。
2011.10.10
[新刊]
歌野晶午『春から夏、やがて冬』文藝春秋
山田彩人『眼鏡屋は消えた』東京創元社(第21回鮎川哲也賞受賞作)
「ミステリーズ!」Vol.49 東京創元社
新津きよみ『指名手配』角川春樹事務所
有栖川有栖『有栖川有栖の鉄道ミステリー旅』光文社文庫
鮎川哲也『謎解きの醍醐味』光文社文庫
7日金曜日夜は、鮎川賞パーティー。今年もすごい参加者数で、もうみんなに挨拶するのは最初から諦めモード。移動も最小限に。
台湾で行なわれる島田荘司賞第2回受賞者・陳浩基さんが来られていて、受賞作『遺忘・刑警』を頂戴した。翻訳書は文藝春秋社から刊行予定とのこと。
今年の受賞作は山田彩人氏の『眼鏡屋は消えた』。選考委員である島田先生の選評で「即戦力」という言葉が印象に残る。山田氏と少し話をしたが、緊張した面持ちだった。これから、頑張ってください。
写真は、(1)『遺忘・刑警』と『眼鏡屋は消えた』。(2)は選評を発表する島田荘司先生。(3)山田彩人氏に花束を渡す愛川晶氏。(4)受賞の挨拶をする山田彩人氏。
2011.10.03
[新刊]
高田崇史『QED 伊勢の曙光』講談社ノベルス
霞流一『スパイダーZ』講談社ノベルス
汀こるもの『空を飛ぶための三つの動機』講談社ノベルス
麻見和史『蟻の階段』講談社ノベルス
エドガー・ライス・バローズの『火星のプリンセス』が、ディズニーによって映画化されると聞いて、早10年。ようやく来年公開されるらしいが、やっと予告編が見られるようになった。ここで。原題は『ジョン・カーター』となっているが、邦題は絶対に『火星のプリンセス』にしてほしい。
2011.09.30
[新刊]
深水黎一郎『人間の尊厳と八百メートル』東京創元社
月原渉『世界が終わる灯』東京創元社
芦辺拓『黄金夢幻城殺人事件』原書房
「IN・POCKET」のアンケートに回答。
「このミス」の「私の隠し玉」に回答。
福井県の情報誌「月刊ウララ」のインタビューを受ける。『東尋坊マジック』について。
「サスペリアミステリー」の付録「辻真先特集」の解説書き。
2011.09.29
一昨日の夜は、武道館でのTOTOのコンサートを見てくる。アリーナの真ん真ん中という、なかなか良い席。歌も演奏も物凄くエネルギッシュで良かった。ただ、PAが少し悪くて、音の分解能力が低くかったのが残念(まあ、もともとコンサート会場として造られていない武道館の反響が悪いというせいもあるが)。
あれだけ元気なら、TOTOにはもう2、3枚、新作のアルバムを作ってほしいなあ。
その前に、神保町の古本屋を3、4軒、覗く。昔(中学一年生の頃)、自分が江戸川乱歩にはまったきっかけを作った、講談社文庫版の一冊『一寸法師・黒蜥蜴』を、三省堂書店の4階古書部で見つけ、転送収容する。
もう一冊『二銭銅貨』という奴があるので、それもいずれ探して来なくては。
2011.09.24
[情報館]更新
[新刊]
篠田真由美『幻想建築物』PHP文芸文庫
物質転送機で、『スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイBOX』が届く。ざっと見たが……多くの方が言っているのと同じ感想を持つ。パッケージがイマイチショボイ。『ジェダイの帰還』で、ダースベイダーが「NOOOO!」なんて言うのはひどい。あんなセリフ、何故、加えたんだろう? とか。それに、どうでも良い所を細々といじってあるのに、『帝国の逆襲』のプリントの裏表の部分(たとえば、C3−POの頭の凹みの向きが逆)とかが直っていない。変なの。
2011.09.21
わが家に、また黒犬が。新しい家族はカイ(快)ちゃん。スタンダード・プードルのオス。3ヵ月(なのに、スタンダードだから、もう5キロもある)。まだ来て5日だが、毎日、世話が大変。そのせいで、仕事ができない(と、言い訳しておこう)。幸い、秋田犬のモエちゃんとも仲良くやっている。
カイちゃんは、山梨県南アルプス市にあるブリーダーから購入。ここは、スタンダード・プードルの他、ボルゾイ、アフガン・ハウンド、ジャアント・シュナイザーなど、変わった犬ばかり扱っている所で、非常に目の保養になった。
麻見和史氏の『石の繭』を読了。ついに鮎川賞作家の本領発揮。劇場型警察小説風本格ミステリーとでも言いましょうか。死体の謎、犯人の謎、犠牲者の謎と、魅力がたっぷり。
2011.09.14
当サイトの[別館]にて、「手塚治虫参考文献」のページを作り始める。少しずつ、書き加えていくつもり。
短時間のMクラスの書店探査にて、R・C・ウィルスン『クロノリス―時の碑―』創元推理文庫と、『横溝正史自選集』全7巻・出版芸術社を転送収容。『横溝正史自選集』は文庫より文字が大きいので、老眼の身にはありがたい。
2011.09.08
[情報館]更新
[新刊]
桐野夏生『緑の毒』角川書店
安萬純一氏の『ガラスのターゲット』と、天祢涼氏の『空想探偵と密室メイカー』を読了。どちらも作者の個性が強く出ていて、非常に楽しめる作品だった。
昨日の収穫。光文社「少年」昭和31年11月号と、チャールズ・ディケンズ『無商旅人』(篠崎書林)。
2011.09.03
[新刊]
鳥飼否宇『物の怪』講談社ノベルス
歌野晶午『密室殺人ゲーム・マニアックス』講談社ノベルス
倉阪鬼一郎『五色沼黄緑館藍紫館多重殺人』講談社ノベルス
ちょっとした情報。発売中の雑誌「男の隠れ家」10月号に、笠井潔先生のインタビューと書斎の光景が掲載されている。あんなに大きな書庫があって羨ましい。
スマートフォンのアプリ「プレイス」をいじっていて、国道16号沿い、「みずほモール16」の裏に、嵯峨野文庫(本郷の嵯峨野文庫の支店?)があるのに気づき、行ってみる。で、メガテン。
2011.08.27
[新刊]
すがやみつる『仮面ライダー青春譜 もうひとつの昭和マンガ史』ポット出版
カー『火刑法廷』が到着。読み返すにしても、文字が大きいのはありがたい。
すがやさんの『仮面ライダー青春譜』は、読み物としても面白いし、資料としても貴重。マンガ研究にはかかせない本。
2011.08.25
[情報館]更新
ある方から、『東尋坊マジック』の後書きにある作品リストで、『猪苗代マジック』が抜けているよ、との指摘をいただきました。
あ、本当だ。何で忘れたんだろう?
というわけで、水乃サトル・シリーズのリストの修正版である。これまで、以下の本が出ている。
最初に出た本は、1995年6月、トクマノベルスでの書き下ろし『軽井沢マジック』である。16年で11冊か。もう少しペースを上げたいところ。
【学生編】
『奇跡島の不思議』角川文庫
『宇宙神の不思議』角川文庫
『稀覯人の不思議』光文社文庫
『智天使の不思議』光文社
『誘拐犯の不思議』光文社
【社会人編】
『軽井沢マジック』徳間文庫/講談社文庫
『諏訪湖マジック』徳間文庫
『名探偵 水乃サトルの大冒険』講談社文庫
『猪苗代マジック』文春文庫
『鬼蟻村マジック』原書房
『東尋坊マジック』実業之日本社
2011.08.23
[情報館]更新
25日に、カーの『火刑法廷』の新訳が、ハヤカワ文庫から出るとのこと。四次元書店に予約する。
2011.08.20
「サスペリアミステリー」の10月24日発売号(たぶん、12月号)の付録で、石ノ森章太郎先生のミステリー作品を特集することになった。私は監修と解説を担当。「二階堂黎人編 石ノ森章太郎ミステリーコミックセレクション」という素晴らしい付録が付く。
何しろ、よほどの石ノ森マニアでもなければ読んだことがないような作品も収録してあるのだから。。
ラインナップは、 「おみやさん〈夏への扉〉」「霧の彼方より」「追われる」「気ンなるやつら〈湖畔にて〉」「そしてミヤはいなくなった」「水ゆうれい」「消えた怪人形」という内容。
マンガ・ファン、推理ファン、どちらも必購読ですぞ。
ちなみに、私の場合、「石ノ森章太郎」というより「石森章太郎」といった方が今でも愛着があるし、しっくり来る。
少し前からデスクトップ・パソコンの調子が悪くなり、どうもメモリー回りが怪しいと睨む。八王子のドスパラで組んだマシンなので、昨日の大雨の中、相談に出かける。やはり、店員もメモリーでしょうというので、見込み修理をしようとメモリーを買って帰る。その途中、雨で濡れた階段で足を滑らして尻餅を突き、非常に痛い思いをした。臀部の上の方が派手に腫れてしまった。
尻をさすりながら、佐藤書房も覗く。特に購入品はなし。ここも残念ながら、プレミアム・マンガがどんどん少なくなっていく。
復刊ドットコムより、『火の鳥《オリジナル版》複刻大全集 3』がロケットで届く。
2011.08.17
新刊『東尋坊マジック』は、明日18日から書店に並ぶそうです。どうぞよろしくお願いします。
「サスペリアミステリー」の付録で、シャーロック・ホームズのパスティーシュ特集をやることになったので、その解説を書く。いつもの連載「ミステリーコミックを探せ!」では、忠津陽子の「花とゆめ」に載った「砂の城」という短編を取り上げる。
2011.08.11
たった今、すごい雷雨があって、停電に見舞われる。幸い、パソコンは電源を落としていたので大丈夫だった。
実業之日本社から発売になる『東尋坊マジック』の見本刷りが届く。社会人のサトル君シリーズ。今回はわりと優しい事件に見えて、最後の最後に予想外なアリバイ・トリックが立ち上がるという趣向。
2011.08.10
[新刊]
辻真先『日本・マラソン列車殺人号』光文社文庫
ミステリー文学資料館・編『「新青年」一九八三 探偵小説暗黒の時代へ』
「ミステリーズ!」Vol.48 東京創元社
愛犬クックは、長野県の黒姫で生まれたので、遺灰をそこに埋めてやることにした。
今年の黒姫の夏は、東京ほどではないが、多少蒸し暑かった。といっても、夜は充分に涼しい。
写真はありし日のクック(右はクックとコロン)。まあ、こういう写真は飼い主にしか意味はないが、何となく人に見せたくなるものである。
思い返せば、子供の頃からいろいろな犬を飼ってきた。スピッツのメリー、ラフコリーのカヨ、ラフコリー(黒)のボス(カヨの子供)、コッカスパニエル(名前を忘れた。印象にない)。マルチーズのポニー。しばらく時間があいて(猫を2匹飼った)、ミックスの親とミックスの親から生まれたミックスのクック(正式にはキャプテンクック)。シェルティとダックスのミックスらしいコロン(少々、頭の弱い犬だった)。そして、秋田犬のモエとなるしだい。
向こうでは、モエを連れて、池ノ平のいもり池へ行ってみた。なかなか良い写真が撮れたので御覧あれ。3枚目は秋田犬のモエ。最後の1枚は、野尻湖からのぞむ黒姫山である。
2011.08.05
[情報館]更新
[新刊]
太田忠司『無伴奏』東京創元社
小森健太朗『ネメシスの虐笑』講談社(講談社BOX)
喜国雅彦『本棚探偵の生還』双葉社
篠田真由美『失楽の街』講談社文庫
太田忠司さんの『ルナティック・ガーデン』を読了。良い意味で、アーサー・C・クラークの作品を彷彿させるもの。
喜国さんの『本棚探偵の生還』は、造りにまず驚かされた。中身はもちろん、抱腹絶倒。
「ニコリ」の連載原稿を書い亜空間通信で送る。題名は「謎めいた記号」。
原書房から刊行予定の『僕らが愛した手塚治虫〈激動編〉』の原稿と図版をまとめ上げ、イオン・ロケットで送付。
講談社文庫版『ルームシェア』の見本刷りが届く。表紙のデザインが素晴らしい。
このウェブサイトの名前の由来となった愛犬クックが、昨日の早朝に死亡した。満12歳(に2日足らなかった)。私や私の家族にとって、これ以上の名犬はいなかった。仕事の合間に、クックの顔を見たり、頭を撫でたり、散歩するのが自分の癒しになっていただけに、非常に寂しい思いである。火葬にしたので、遺灰は生まれた所で埋めてやるつもり。
2011.07.29
[新刊]
安萬純一『ガラスのターゲット』東京創元社
「サスペリアミステリー」の連載原稿を書き、亜空間通信で送付。
久しぶりに、八王子駅前の古本屋へ行ったら、ポケミスが初期のものからずらりと並んでいた。といっても、一冊も買わなかったが。
2011.07.24
[新刊]
森谷明子『緑が丘小学校大運動会』双葉社
倉野憲比古『墓地裏の家』文藝春秋
門井慶喜『小説あります』光文社
柄刀一『翼のある依頼人』光文社
連日、『僕らが愛した手塚治虫 3』に載せる図版用の資料と格闘中。手塚治虫の古い本の書影をスキャンしていて、新たな発見があったりするから面白い。たとえば、昭和31年に出た『鉄腕アトム』の最初の単行本は、初版と再版以降で、カバーにほんの少しだけ違いがあるとか。どんな違いかは、『僕らが愛した手塚治虫 3』を見ていただきたい。
最近の愛聴盤。ジェニファー・ロペスの『ラブ?』。ファーストと同じくらい良い。ダンス・アルバムに徹したのが成功の基。
復刊ドットコムより、『火の鳥《オリジナル版》複刻大全集 2』が火星行きロケットで届く。
2011.07.10
[新刊]
三津田信三『生霊の如き重るもの』講談社ノベルス
岩波明『精神科医が狂気をつくる』新潮社
秋に原書房から出す『僕らが愛した手塚治虫 3』の原稿と図版のまとめ作業に入る。今回も、図版はふんだんに用意する予定。なにしろ、『僕らが愛した手塚治虫』は私のライフワークなので、力が入ってしまうのだ。
当初、スキャナーはキャノンのインクジェット複合機MG8130を使っていたのだが、無線LAN接続時でのスキャニング動作は遅いし(USB接続であれば、まあまあ早い)、ソフトは使いづらいわで、前に使っていたエプソンのGT-X750を引っ張り出してきた。やはり、後者の方が使い勝手がだんぜん良いのであった。
MG8130の場合、ソフトが使いずらいというのは、スキャナー・ドライバー単体で起動できない点(エプソンはできる)。画像の保存がスキャニング後、自動でできない。ドライバーを終了させ、画像管理ソフトに移行して、そちらでいちいち画像を選択してから、保存させねばならない。これが、非常に面倒である。
8月に実業之日本社から刊行予定の、『東尋坊マジック』の表紙のデザインが出て来た。物凄く色遣いが斬新で素敵。
2011.07.01
久々に、Sクラスの書店を探査。ハヤカワ文庫SFを数冊、ロボットに採取させ、第3貨物室に収納する。内容は、『シリンダー世界111』『闇の船』『ねじまき少女(上)(下)』、ペリー・ローダン・シリーズの393巻から403巻まで。
2011.06.28
[新刊]
F・W・クロフツ『フレンチ警視最初の事件』創元推理文庫
魔夜峰央『May探偵 プリコロの帰還』東京創元社
我が家の新入り。秋田犬のモエちゃん、11ヵ月、メス。秋田犬にしては小柄で、現在20キロほど。
2011.06.21
[新刊]
ヘレン・マクロイ『暗い鏡の中に』創元推理文庫
津原泰水『11』河出書房新社
『密室晩餐会』(原書房)と、『少年サンデー版 0マン 限定版BOX』(小学館クリエイティブ)の見本刷りが届いた。
同時に、『火の鳥 《オリジナル版》 復刻大全集 (1)黎明編』(復刊ドットコム)が届く。
『密室晩餐会』は、23日くらいから、大手書店に並ぶとのこと。どうぞ、御購読ください。
『0マン』にしろ、『火の鳥』にしろ、連載の原寸で読むのが、やはり一番いいね。
2011.06.17
[新刊]
「ジャーロ」No.42 光文社
太田忠司『天国の破片』創元推理文庫
「メフィスト用」連載原稿『覇王の死』第4回を執筆中。
『東尋坊マジック』のゲラが出て来たので、校正中。予定では8月に実業之日本社から単行本が発売される。
X次元に細胞変換エージェントを送り込んだところ、非常に綺麗な「週刊マーガレット」の創刊号を発見できたので、次元チューブを通して回収する。
2011.06.12
今頃になって、『本格ミステリ'10』を読了。山田正紀「札幌ジンギスカンの謎」のユーモア、大山誠一郎の「佳也子の屋根に雪ふりつむ」のトリック、梓崎優「凍れるルーシー」の動機が、印象に残る。
ずっと忘れていた。以前、購入したヒューマンスケールのフリーダム・チェアの感想。
あの「24」のCTUオフィスで使われていた、ものすごく格好良い椅子だ。品質や高級感は、フレームなどに溶接の跡が見られるなど(アメリカ的大雑把な作り)、アーロンよりやや落ちる。
結論から言うと、私にとって(私にとってですよ)致命的な部分を除き、かなり良い椅子である。
アーロンやコンテッサなどが、細かく調整して使用者の体型や用途に合わせるとしたら、こっちはほとんど調整なしに、簡単に誰でも使えるという方向を目指したもの。その証拠に、リクライニングの強度調整機能もない(使用者の体重に応じて、背凭れの反発力が自動的に変わる)。
座面はかなり薄いクッションだが、それほど突き上げ感もなく、長時間座っていてもたいして尻が痛くならない。
背凭れは小さく、腰か背中の上部にしか当てることができないのだが、ヘッドレストが大きく、これを下げ気味にして首に当てていれば、相乗効果でしっかりと上半身を支える。
肘掛けは左右同時に、ワンタッチで、下げることが(高さを変えることが)できる。しかも、ものすごく下がる。この点は見事。
だが、ただ一つ、私には困った所があった。
それはヘッドレストだ。
このヘッドレスト、背もたれを後ろに倒すと(リクライニングすると)、ぐっと前へせり出してくるのである。つまり、後継姿勢での仕事を支えるものになっているのである。そして、この自動的に動くヘッドレストの機能を止める方法がない。
要するに、仕事中(執筆中)に休もうと思って背凭れを後ろに倒しても、ぜんぜん休憩姿勢を取れないのだ。というわけで、この部分が嫌で、この椅子は残念ながら3ヵ月で手放した。
2011.06.11
[新刊]
山口芳宏『蒼志馬博士の不可思議な犯罪』創元推理文庫
我孫子武丸『警視庁特捜班ドッドジェイピー』光文社文庫
「ミステリーズ!」東京創元社
IE9の場合、ヤフー・ページなどで画面を拡大すると、文字がかすれることが解った。互換モードをオンにすれば綺麗に表示されるのだが、訪れるサイトごとに毎回、そんなことはしていられない。面倒だもんね。というわけで、IE9ははずし、IE8に戻した。
今、使っている椅子の話。オカムラのコンテッサの座面クッション・タイプと、イナバのエクセア。一長一短があって、とっかえひっかえ、使っている。写真では同程度の見栄えだが、実物はコンテッサの方が1割方、高級感がある。ヘッドレストは、大きい分、エクセアの方が良い。
コンテッサ。座面は柔らかく、お尻が痛くならないが、背凭れが垂直に立ちすぎていて(弧を描いていない)、ランバー・サポートを目一杯前に出しても、腰に当たらず、結局、長時間座ると腰が痛くなる。つまり、座面による体の維持と、背凭れによる体の保持がバラバラというわけ。
エクセア。ひどく座面が堅い。試座しただけで、それが嫌で買わない人も多いと思う。何で、こんなに堅いのか。しっかり下からお尻を支えるが、同時に突き上げ感があって多少不快でもある。
背凭れはまあまあ湾曲していて(弧を描いている)、エアーで膨らむランバーサポートも腰に密着する。しかし、見た目では面で当たりそうなのに、実際は線(横線)でしか腰に当たらず、しかもゴリゴリしていて、あまり気持ち良くない。そのため、いくらか、エアーを萎ませて使っているから、せっかくの機能が最大限生かせない。
どっちの椅子のランバーも、何でもっと面で腰に当たるように設計できなかったのか。ぜひとも改良してほしいところ。
あと、エクセアの肘掛けはコンテッサ以上に下がらない。肘掛けを一番下げても、天板70センチのデスクの上に、その先端があるという有り様。こんなのはダメな設計だよね。
イナバに問い合わせたところ、詳細な写真付きのメールで、肘掛けの取り外し方(背凭れをばらす方法)を教えてくれた。これはサポートとして立派。オカムラや内田洋行だと、代理店を通じてしか対応してくれないからね(やたらに時間がかかる)。
エクセアの背凭れを取ると、六角ボルト4本で、肘掛けの土台がX型のフレームの裏側に固定されている。そこで、上の2本のボルトの位置を下のボルト穴に合わせて、肘掛けを付け直してみた。少しグラグラするので、バンドでさらに固定。これで、肘掛けがかなり下がり、邪魔ではなくなった。最初から、このくらいの感じで(位置で)デザインしてくれれば良かったのになあ。
2011.06.05
二階堂黎人・編『密室晩餐会』(原書房)は、早ければ、今月(6月)22日頃に配本になるとのこと。お楽しみに!
ブラウザとして、IE9を入れてみた。確かに画像の表示などは速くなったが、ルックスのデザインが悪すぎる。タイトルバーの左端にアイコンがないし、パスも表示されない。アドレスバーには勝手に履歴やお気に入りが表示される(カスタマイズで消せるが、しかし、今度は検索文字の履歴が出てこなくなったりとか)。検索、中止、再読み込みの実行アイコンがやたらに小さいのも使いづらい。このルックスにはたぶん我慢できないだろうから、IE8に戻すつもり。
2011.06.02
[新刊]
本格ミステリ作家クラブ選・編『ベスト本格ミステリ2011』講談社ノベルス
高田崇史『毒草師 白蛇の洗礼』講談社ノベルス
篠田真由美『魔女の死んだ家』講談社ノベルス
南雲堂の島田荘司/二階堂黎人監修〈本格ミステリー・ワールド・スペシャル〉第2弾、門前典之氏の『灰王家の怪人』の見本刷りが届いた。装幀も内容も素晴らしい本が出来上がった。門前典之氏の良い意味での変貌ぶりをたっぷり楽しんでほしい。
南雲堂のウェブサイトで、一部立ち読みもできる。こちらから。発売は7日頃の予定。
2011.05.28
[情報館]更新
[新刊]
トマス・W・ハンシュー『四十面相クリークの事件簿』論創社(論創海外ミステリ)
『四十面相クリークの事件簿』がついに論創社から出る。これほど待望の翻訳という言葉が似合うものはない。ルパンのライバル、カーの愛読書、不可能犯罪満載と、様々な形容をされて来た本だ。絶対に読みたいと思うわけである。しかも、1970年代後半に、創元推理文庫から翻訳予定とされていたのに、ついに出ることがなかったいわくつきの本だ。これが読めるとは、実に嬉しい。
昨日は、第15回手塚治虫文化賞の授賞式を見に行ってきた。場所は朝日新聞社本社。村上もとかさんが受賞者の一人ということで、ぜひお祝いを申し上げたいと思った(村上さんのマンガが大好きだし、面識はなかったが、以前、あることから『赤いペガサス』を描いた色紙をいただいたりしていたので)。
授賞式の後は、村上もとかさんと永井豪さんの対談とかがあったりして、なかなか楽しめた。
2011.05.22
以前、『密室フェスティバル(仮)』として予告しておいた密室殺人もののアンソロジーだが、正式に『密室晩餐会』という題名に決まった。原書房から初夏に出る予定。 ラインナップは次のとおり。
大山誠一郎「少年と少女の密室」
天祢涼「楢山鍵店、最後の鍵」
安萬純一「峡谷の檻」
麻生荘太郎「寒い朝だった――失踪した少女の謎」
小島正樹「密室からの逃亡者」
加賀美雅之「ジェフ・マールの追想」
執筆者の個性と才能が見事に発揮された、素晴らしい作品が集まっている。必読ですよ。
2011.05.21
[新刊]
北村薫『飲めば都』新潮社
石持浅海『ブック・ジャングル』文藝春秋
太田忠司『Jの少女たち』創元推理文庫
古野まほろ『命に三つの鐘が鳴る』光文社
昨日は、銀座の画廊で開かれていた、折原一さんの絵画コレクション「メメント・モリ−死を想え 折原一・骸骨絵コレクション展」を見に行った。テーマが決まっている蒐集品の展示はなかなか味わいのあるものだった。
中国語版『双面獣事件』の見本刷りが届く。
2011.05.17
[情報館]更新
実業之日本社の月刊誌「ジェイ・ノベル」に連載していた、水乃サトル・シリーズの『東尋坊マジック』が、予定していたとおり、全12回で終了した。久々の連載で苦労もあったが、けっこう面白かった。
さっそく、単行本用の加筆修正を行ない、完成原稿を亜空間通信で送る。単行本は夏の発売予定。連続殺人鬼事件とアリバイ工作事件が同時に起きて、どこかで交錯するという趣向の話。
2011.05.13
[情報館]更新
[新刊]
柄刀一『ペガサスと一角獣薬局』光文社文庫
三津田信三『山魔の如き嗤うもの』講談社文庫
鮎川哲也『アリバイ崩し』光文社文庫
注文しておいた『手塚治虫 SF・小説の玉手箱 全5巻』が物質転送機で届く。ちょっと値段が高い本で懐に痛いが、資料的価値として仕方なく。
プローブを使った未踏惑星の調査任務にて、「スピリ少年少女文学全集」を3冊発見、転送収容。
2011.05.11
折原一さんが、絵画のコレクションの展示会を行ないます。
「メメント・モリ−死を想え 折原一・骸骨絵コレクション展」です。
復刊ドットコムから出る、『火の鳥 《オリジナル版》復刻大全集』全12巻を、悩んだ末に注文する。『火の鳥』の掲載雑誌はほとんど持っているので、要らないかもとも思ったが、ここまで来たらやはりお付き合いということで……。
続いて、小学館クリエイティブから出る、『少年サンデー版 0マン 限定版BOX』の注文ファックスを流そうとする。その寸前に、「あ、俺、この本で解説書いていたんだ」と思い出した。ということは、見本刷りはもらえるわけだから、買わなくてもいいのだった。危ない、危ない。
2011.05.07
[情報館]更新
[新刊]
麻見和史『石の繭 警視庁捜査一課十一係』講談社ノベルス
麻耶雄嵩『メルカトルかく語りき』講談社ノベルス
1日に、お台場にあるフジテレビの湾岸スタジオへ行く。撮影の合間を縫って、女優(ファッションモデル?)の杏さんと手怎}ンガ対談。
夜から熱が出て、結局、3日間寝込む。病院で、アデノウイルス扁桃腺炎の疑いが濃厚と言われる。抗生物質が効かないので、ひたすら熱が下がるまで寝ているしかない。
一田和樹氏の『檻の中の少女』を読了。ネットを舞台にしたコン・ゲーム的な面白さが充満。結末も凄みがあるが、果たしてその前までの部分とのカラーの違いはどうなのだろう。むしろ、全体を統一した方が良かったのではないだろうか、とか、いろいろ考えさせられたが結論は出ない。次回作が楽しみ。
続いて、深木章子氏の『鬼畜の家』を読了。一田氏の作品の後だけに、呼応したテーマに驚く。作品の出来は完璧。社会性、文章力、構成力とも見事。特に、あそこにあれがあれしてあるなんて、実にニクイ。これまた次回作が楽しみ。
「フリンジ セカンド・シーズン」を見終わる。わくわくする。サード・シーズンはどうなるのか。別世界へ行く方法と、行くとどういう影響があるのか。それが一番肝心なことなのに、話の度に言っていることが違う。このいい加減さが、まさにJ・J・エイブラムス(^_^;)。
2011.04.28
[新刊]
島田荘司『進々堂世界一周 追憶のカシュガル』新潮社
笠井潔『探偵小説と叙述トリック』東京創元社
レンタルDVDにて、「フリンジ セカンド・シーズン」を見始める。
2011.04.25
[新刊]
太田忠司『刑事失格』創元推理文庫
愛川晶『三大噺 示現流幽霊』原書房
昨日は、上野の国立美術館へ。「手塚治虫のブッタ展」(上野・東京国立博物館 4/26-6/26)の前日特別公開へ参加。手恊謳カの生原稿と、各所から集めた仏像を交互に並べた構成。
その後、10数年ぶりに秋葉原へ。駅前を中心に、街の様子もずいぶん変わったものである。
2011.04.23
[新刊]
深木章子『鬼畜の家』原書房
一田和樹『檻の中の少女』原書房
この2冊は、島田荘司選『第3回 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞』の受賞作である。帯の惹句や、島田荘司先生の解説を読むと、見事に作風が対照的である感じ(一方、その世代的とも言える)。どんな内容なのか、興味津々で読んでみたい。
最近の愛聴盤は、Within Temptation「THE UNFORGIVING」。間違いなく、このバンドの最高傑作。
2011.04.22
[情報館]更新
連載原稿『東尋坊マジック』、最終回のゲラ校正。
「24」ファイナル・シーズンを見終わる。面白かったが、最後がちょっと尻つぼみかな。ロシア大統領まで事件に関与している、としたのはやり過ぎと思う。まあ、映画に続くんだろうなあ。
復刊ドットコムから『鉄腕アトム《オリジナル版》復刻大全集 UNIT7』が届く。今回の目玉は、やはり、変なプロテクターを付けたアトムが出てくる、「小学1年生」と「小学3年生」に載った『新・鉄腕アトム(アトム還る)』だろう。最後まで収録されたのは、これが初だから。
2011.04.15
[情報館]更新
中国で翻訳された本の見本刷りが届いた(写真参照のこと)。
2011.04.11
連載原稿『東尋坊マジック』の最終回87枚を書き上げ、亜空間通信で送る。単行本は加筆修正の上、8月の予定。
「スーパー!ドラマTV」にて、「FRINGE/フリンジ」の第1シーズンをすべて見終わる。いやあ、すごく面白い。完全に好み。「X−ファイル」を3、4割、SFへシフトした感じだけど、それがまたいいんだなあ。特に、ウォルターのマッド・サイエンストぶりが最高。製作は
J・J・エイブラムスなので、説明不足や整合性の無視は多々あるけれど、その軽さが特徴なので、けっこう許せちゃう。「エイリアス」はわりと好きで楽しんだ。「ロスト」はまったくだめだった。シロクマが出て来たところで見るのをやめた。「フリンジ」は、絶対に最後まで付き合うであろう。とりあえず、レンタルで、セカンド・シーズンを借りてこようかな。
2011.04.10
[情報館]更新
ホームページビルダーを、バージョン6から15に変えた。9と12も購入したが、動作が重くて使い物にならなかった。15はわりとキビキビ動くので、しばらくこれを利用するつもり。
「週刊少年マガジン」の創刊号を入手。私と同じ、昭和34年生まれ。
2011.04.08
[情報館]更新
[新刊]
「ミステリーズ!」2011春号 東京創元社
『手塚治虫の ブッダ ―赤い砂漠よ!美しく―』の応援企画にて、みうらじゅんさんと対談。とっても気さくで面白い人だった。喜国雅彦さんから、いつもみうらさんのことをうかがっていたので、初めて話す人とは思えなかった(笑)。
都内へ行ったせいで、花粉症にやられる。目と頭が痛い。
南雲堂「本格ミステリー・ワールド・スペシャル」の第2弾、5月に出る門前典之氏の新刊は、題名が『灰王家の怪人』に決定。解説はつずみ綾氏が担当。これまでの門前氏の作品とは印象がだいぶ変わっている。目眩くような事件が次から次へと起きる、とても面白い作品なので、乞うご期待!
2011.04.04
[情報館]更新
[新刊]
柄刀一『バミューダ海域の摩天楼』講談社ノベルス
獅子宮敏彦『天命龍綺 大陸の魔宮殿』講談社ノベルス
東映/ワーナーのアニメ映画『手塚治虫の ブッダ ―赤い砂漠よ!美しく―』のパンフレット用の原稿を書き、亜空間通信で送る。
「サスペリアミステリー」の連載原稿「ミステリー・コミックを探せ!」を書き、亜空間通信で送る。今回は、池田邦彦「シャーロッキンアン!」を取り上げる。
2011.03.25
[情報館]更新
[新刊]
ジョン・ディクスン・カー『帽子収集狂事件』創元推理文庫(※新訳)
大崎梢『かがみのもり』光文社
沢村浩輔『インディアン・サマー騒動記』東京創元社
森谷明子『白の祝宴 逸文紫式部日記』東京創元社
田中啓文『獅子真鍮の虫』東京創元社
3月初旬に、東映/ワーナーのアニメ映画『手塚治虫の ブッダ ―赤い砂漠よ!美しく―』の応援企画として、小説家の谷村志穂さんと対談を行なった。その時の内容を、原稿にまとめる。谷村さんは、非常に頭の回転の速い、聡明な女性であった。マンガの話とは別に、彼女の書いた長編『海猫』や『黒髪』のことをうかがえたのが嬉しかった。
Windows 7のデスクトップ・マシンを組む時に、店側のすすめるままに、I-ODATAのGV-MVP/XSという地デジチューナー・カードを内臓してもらった。ところが、デュアル・ディスプレイでは映らないことが判明(プライマリ側だけなら映る。セカンダリ側へウインドウを移すと、ソフトが落ちる)。調べたら、バッファローの一つか二つ古いタイプの地デジ・チューナー・カードだと大丈夫だという(サポートにも確認した)。それで、DT-H50/PCIEを中古で探してきて、内臓したら、ちゃんとデュアル・モニターでも映るようになった。
地デジは、ディスプレイも、HDCP対応のものでなければならず、結局、そちらも2台、買い換えとなった。
2011.03.19
[情報館]更新
[新刊]
小島正樹『龍の寺の晒し首』南雲堂
太田忠司『ルナティック・ガーデン』祥伝社
道尾秀介『カササギたちの四季』光文社
三津田信三『七人の鬼ごっこ』光文社
井上雅彦『夜の欧羅巴』講談社ミステリーランド
我孫子武丸『眠り姫とバンパイア』講談社ミステリーランド
綾辻行人『深泥丘奇談・続』メディアファクトリー
小島正樹氏の『龍の寺の晒し首』がついに発売になった。ぜひ御購読を。
連載原稿『東尋坊マジック』の第11回を書き上げ、亜空間通信で送る。
東映/ワーナーのアニメ映画『手塚治虫の ブッダ ―赤い砂漠よ!美しく―』の応援企画。経済アナリストの森永卓郎さんとの対談を、原稿の形にまとめて、亜空間通信で送る。
2011.03.10
[情報館]更新
数年ぶりに、長野県の白馬へスキーに行ってきた。7日はまず、昼食を取る。白馬の手前の山の中にある「山品」に行き、蕎麦を食べたのだ。もりとそばがきを注文。美味であった。
で、午後1時より、47で滑る。上がガスっていてまったく見えなかったので、足慣らし程度に滑る(今年初だし)。新アイテムは、アトミックのBlackeye
Ti(昨年の黒と赤のモデル)。カービングもずらしもできるセミファット。すごく調子が良い。前に使っていたX-WING10はラッセル車のように悪雪を進んでいく板だったが、こっちはもっと軽快で、何でもできる優等生。
8日は一日白馬八方。良い天気だったが、午後は風が吹いてきて、リフトが一時止まるようなことも。北尾根第3は、カービングの練習にもってこいの斜度で、大好きなゲレンデだったが、ボード用のパークになってしまっていた。悲しい。
9日は午後まで白馬八方。雪は降っていたが、風がないので、一番良い状態で滑ることができた。
Windows 7導入マシン+アールボードの件。続き。
通常の日本語109キーボードを繋いでみたが、やはりテンキー入力ができない。そこで、キーボード・ドライバーを確認したところ、「標準PS2キーボード」となっていたではないか。これを、「日本語106/109キーボード」に直す。
それでも、テンキー入力ができない。
ふと思いついて、コントロールパネルから「マウス」の所を呼び出す。「マウスキー機能」の確認したら、何と、チェックが入っているではないか。こんな所をいじった覚えはないのに。どういうこと?
というわけで、今では、アールボードでも快適に文字が打てるようになった。めでたしめでたし。
2011.03.06
Windows 7+アールボードの件。続き。
多少、不具合がある。まず、高速でキーを打つと文字がうまく出ないことがある。たとえば「。」は「ぁ」になってしまったりする。それから、何故かテンキーが使えない。まったく文字が出ない。これはちょっと不便かも。
もう一台のアールボードも繋いでみたが、やはりテンキーは使えない。
とにかく、もう少し、設定をいじって検証してみよう。
あ、忘れていた。
南雲堂から出る小島正樹氏の小川正樹氏の『龍の寺の晒し首』ですが、出版社の都合でちょっと遅れて、18日頃の発売になるそうである。
2011.03.04
[新刊]
加賀美雅之『縛り首の塔の館 シャルル・ベルトランの事件簿』講談社ノベルス
北山猛邦『私たちが星座を盗んだ理由』講談社ノベルス
赤星香一郎『幼虫旅館』講談社ノベルス
高田崇史『天満の葬列』講談社ノベルス
加賀美雅之氏の『縛り首の塔の館』は、シャーロック・ホームズ・スタイルでがっつりと不可能犯罪ものに挑んだ素晴らしい短編集。近頃は、こういう正道を行くものが少ないので、ぜひお読みいただきたい。
Windows 7による新メイン・デスクトップ・パソコン(今回は、PC777と命名。安直だ)の仕上がり具合は7割程度。キーボードには、前々からリュウドのアールボードを使っているが、ここに問題がある。アールボードはすでに発売中止になっていて、Windows
7用のドライバーが存在しないのだ。そこで、事前にWindowsXPマシンを使い、アールボードの配列設定を書き換えておく必要がある。
アールボード用の配列変更プログラムの中に「親指ひゅん向け」というのが含まれている。これは、アールボードを106キーボードと同じ(極力)配列にするものである。こうすれば、ドライバーもWindowsの通常のキーボード用が使えるから、「親指ひゅんQ」でソフト的に親指シフトを実現することが出来るようになる。
PC777に(親指ひゅん向けとした)アールボードを繋ぐ。そして、「親指ひゅんQ」と「KEYKAY21」を使って、極力、WindowsXP時代と同じような親指シフト環境を構築してみる。何とかうまくいった。もちろん、「親指ひゅんQ」ではなく、「yamabuki」を使うのも可。
2011.03.02
[情報館]更新
[新刊]
道尾秀介『カササギたちの四季』光文社
先日の話。「メフィスト」の連載原稿、『覇王の死』第3回100枚を書き、亜空間通信で送る。
稲城市に用があり、よみうりランドのスーパー銭湯に入ってくる。
いよいよ、メイン・パソコンをWindows 7に切り替えることにした。構成を考えて、八王子のパソコン・ショップで注文する。
2011.02.21
南雲堂〈本格ミステリー・ワールド・スペシャル〉第1弾、小川正樹氏の『龍の寺の晒し首』は、3月10日頃の発売。南雲堂のウェブサイトでも紹介されている。こちらをどうぞ。
〈本格ミステリー・ワールド・スペシャル〉は隔月刊で、第2弾は5月、門前典之氏の『三重拘束(仮)』の予定。
2011.02.18
[新刊]
鏑木蓮『思い出をなくした男』PHP研究所
桐野夏生『ポリティコン(上)(下)』文藝春秋
北村薫『いとま申して』文藝春秋
東映/ワーナーのアニメ映画『手塚治虫の ブッダ ―赤い砂漠よ!美しく―』の応援企画で、経済アナリストの森永卓郎さんに対談形式のインタビューを行なう。3月になったら、讀賣新聞の「YOMIMO」に掲載予定。
「ニコリ」の連載原稿「名探偵Zの事件簿」のゲラを校正。
連載原稿『東尋坊マジック』の第10回を書き上げ、亜空間通信で送る。
南雲堂〈本格ミステリー・ワールド・スペシャル〉第1弾、小川正樹氏の『龍の寺の晒し首』のカバーはこんな感じ。
2011.02.13
[新刊]
東川篤哉『放課後はミステリーとともに』実業之日本社
鏑木蓮『思い出をなくした男』PHP研究所
愛犬クックが脂肪種の手術を受ける。最初は薬(ステロイド)で抑えようとしたのだが、大きなクラゲくらいに肥大したので、摘出することにした。術後は良好。
連載原稿『東尋坊マジック』の第10回を執筆中。
南雲堂〈本格ミステリー・ワールド・スペシャル〉第1弾、小川正樹氏の『龍の寺の晒し首』のカバー・デザインが届く。非常に重厚。惹句は「消失する首、ボートを漕ぐ首のない屍体、空を舞う龍、小島ワールド炸裂!」というもの。例によって、トリック盛り過ぎの大盤振る舞い(笑)。
〈本格ミステリー・ワールド・スペシャル〉自体の惹句は、「《奇想》と《不可能》を探求する革新的本格ミステリー・シリーズ」。というわけで、御期待ください。
第2弾の門前典之氏の『三重拘束(仮)』もゲラで読む。今までの門前氏とはまるで違う味わい、一気読みの面白さだった。
2011.02.09
[新刊]
「ミステリーズ!」Vol.45 東京創元社
ミステリー文学資料館・編『江戸川乱歩に愛をこめて』光文社文庫
新津きよみ『巻きぞえ』光文社文庫
ピーター・トレメイン『死をもちて赦されん』創元推理文庫
先日、劇団四季の『コンタクト』を見てくる。短編一つ、中編二つという構成。トリッキーな展開もあり、肉体をはった演技・ダンスの冴えに感心する。
私のギター・ヒーローであるゲーリー・ムーアが死去したとのニュースを耳にする。悲しい。
2011.02.03
[情報館]更新
[新刊]
千澤のり子『シンフォニック・ロスト』講談社ノベルス
真梨幸子『聖地巡礼』講談社ノベルス
愛犬のクックが手術を受ける。左足付け根の脂肪腫が巨大化して、いろいろと悪影響が出て来たから(吐き気、痙攣、歩行困難など)。昨年の夏からステロイドで抑えていたのだが、これ以上は無理と判断。外科的治療に切り替える。
風邪と花粉症のダブル・パンチで4日ほど寝込む。
写真は、巴里夫の貸本。
2011.01.24
[情報館]更新
[新刊]
北森鴻『ちあき電脳探偵社』PHP文芸文庫
当日記にて、宇宙歴を2011年に直すのを忘れていたので、修正。
数日前に、愛犬の一匹コロンが死んだ(まあ、寿命でしょう)。ちょっと気落ち状態。
「ニコリ」の連載原稿を書いて、亜空間通信で送付。今回は原稿10枚で不可能犯罪ものをやってみた(ちょっと苦しい)。
TENの四年ぶりの新譜『Stormwarning』を購入。いつもながらの安定した出来。
公私ともに雑用が多く、集中して本を読んだり、長編を書いたりできない。実は、昨年亡くなったマンガ・マニアの先輩の遺産(大量のコレクション)を、管財人の弁護士さんと相談しながら整理しているのだが、それにかかる手間が生半可ではないのだ。
2011.01.18
[情報館]更新
連載原稿『東尋坊マジック』第10回を書いて、亜空間通信で送る。
5月に、東映/ワーナーにより製作された『手塚治虫の ブッダ ―赤い砂漠よ!美しく―』というアニメ映画が封切られる。その応援企画に参加することになったので、手塚プロ、東映、読売新聞のスタッフと打ち合わせ。
最近の収穫。山川惣治『ノックアウトQ』と、里中満智子『ララ・ハート』の初版本。まだ調べてないが、『ノックアウトQ』はカバーがあるんだろうなあ(これは、カバーなし状態)。『ララ・ハート』は、ビニールカバーの付いた本当の初版。KCの初期は、他社の新書判に比べて紙がよくないので、あまり好きではない。
2011.01.09
[新刊]
山口芳宏『雲上都市の大冒険』創元推理文庫
ハル・ホワイト『ディーン牧師の事件簿』創元推理文庫
山口芳宏氏の作品は、鮎川哲也賞受賞作の文庫化。二大名探偵の饗宴や究極の不可能犯罪など、面白さは抜群。
ハル・ホワイトも不可能犯罪ものの短編集。それもつい最近、書かれたものだとのこと。こんなのがあるんだね。びっくり。
二階堂蘭子のラビリンス・サーガ第3弾『双面獣事件』が文庫に。その見本刷りが届いた。1月12日頃の発売予定。
この作品、自分のものにしては珍しく、不可能犯罪が出てこないと思い込んでいたが、ゲラで読んだら間違っていた。双面獣が漁村を襲撃する下りで、家の中に独りでいた人が突然燃え上がって死ぬが(一応、双面獣の目から放たれる怪光線にやられたことになっている)、これは衆人環視状態での密室殺人であった。
中国の新星出版社が出してくれている拙著の書影です。向こうの編集さんが画像を送ってくれました。
2011.01.06
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
12月31日に、長野の黒姫で3時間ほどのスキー。雪は少なめだったが、寒くてしまっていたので、快適に滑ることができた。一昨年までICチケット制度だったが、普通の紙チケット制度になっていた。そのため、時間券(4時間券)がなくなってしまい、サービス・ダウン。黒姫は年々、サービスが低下している。
里中満智子の作品の中で一番好きな『レディー・アン』の初版(昭和47年刊)をようやく入手。改版は昭和50年。背文字も違っている(左が初版。右側が改版)。
中国で、島田荘司先生の文庫本が出ることになったそうだ。中国新星出版社からで、中国では初めての文庫本らしい。
『占星術殺人事件』が3月、『斜め屋敷の犯罪』が5月、『異邦の騎士』は6月刊行の予定。