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恒星日誌

禁無断転載・禁無断転用
(著作権侵害を発見した場合は、法的手段に訴えます)

 この日誌は、個人的な読書感想を含みます。推理小説の核心部分にはなるべく触れないつもりですが、うっかり言及する場合もあります。新作等を予断なく読みたい方は御注意ください



『密室と奇蹟』
創元推理文庫
 
『ラン迷宮』 
二階堂蘭子シリーズ短編集
講談社文庫
 
『僕らが愛した手塚治虫〈推進編〉』
南雲堂
『悪霊の館【完全版】』
論創社
新発売!
 

『呪縛伝説殺人事件』
南雲堂
 
 
『巨大幽霊マンモス事件』
二階堂蘭子シリーズ長編
講談社文庫

   

『新本格ミステリー入門』 Amazon Kindle本
『新本格ミステリー入門 付録-評論』 Amazon Kindle本

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2024.11.21
 マイクロソフトがまたもやバカ、という話。Windows10(Windows11)に、勝手にCopilotというAIアシスタントをインストールしやがって、タスクバーにそのアイコンが追加される。まあ、一応、使ってみたが、まったく役に立たない。不適切な回答しか表示されない。どうせやるなら、Google以上のものを作ってから組み込めよ。

 黒姫童話館で、黒姫山在住だった挿絵画家・平山夫婦の展示が11月末までやっているというので、昨日観てきた。素敵な絵がたくさんあった。ついでに、『長くつ下のピッピ』の挿絵画家・桜井誠の絵(原画)の展示もあって、さらに良かった。

 17日に、私のいとこで登山家の大西浩の「お別れ会」が安曇野であった。400人が参加したとのこと(私は残念ながら不参加)。18日の「信濃毎日新聞」に、大きく記事が出ていた。

 写真は、黒姫童話館前から見た黒姫ゲレンデ。奥は妙高山。

   


2024.11.13
[新刊]
 ヘレン・ライリー『欲得ずくの殺人』論創社(論創海外ミステリ)

 紅葉は進んでいるが、日中暖かく、あまり冬が近い感じがしない。
 それでも、メンテナンスで預けている除雪機が届いたりして、冬自宅が進んで行く。

 ジェニファー・ロペス主演の映画『アトラス』を観る。J. Lo好きなら、彼女の熱演が光る魅力的なSFという評価。興味がなければ、頭がいいんだか悪いんだか解らない女が最初から最後まで喚いているB級映画。私は前者なので満足。

   


2024.11.10
[新刊]
 ベッキー・チェンバーズ『ロボットとわたしの不思議な旅』創元推理文庫
 鮎川哲也『占魚亭夜話 鮎川哲也短編クロニクル 1966~1969』光文社文庫

 今日は、野沢温泉の横にある「飯山湯滝温泉」という日帰り温泉に行ったのだが、飯山市はハーフマラソンをやっていて、途中、迂回を強いられたり、店が混んでいて食事ができなかったりと散々だった。

「なかのムーランジュール」という赤い実(実際にはピンク)のリンゴを買ってきて食す。美味。

 物置を片づけていたら、『井上靖自伝的全集』全5巻が出て来た。懐かしくて、名作『しろばんば』を読み返す。

   


2024.10.31
 SFの近刊を知ろうと思い、早川書房のウェブサイトに行く。すると、「ミステリマガジン」の2024年11月号が〈世界のジョン・ディクスン・カー〉という特集であり、しかも、隔月号の最終号だというではないか(次回からは季刊のようだ)。となれば、即座にAmazonロボット配達会社に頼んで、持って来てもらうしかない。
 翌日、配達品受けを覗くと、二つの荷物が入っている。一つはこの「ミステリマガジン」で、もう一つを開けてみたら、何と! 森咲郭公鳥、森脇晃、kashiba@猟奇の鉄人(饒舌な中年たち)のお三方が書かれている同人誌『Carr Graphic vol.3 “Keep Carr and Carry On”』が入っていたではないか!(感謝、感謝です)
 この二つが同時に届くなんて! まさにカー様のお恵みである! おお、バッカスよ!

『Carr Graphic vol.3 “Keep Carr and Carry On”』は、例によって、細密な地図や館の絵と、お三方の抱腹絶倒の漫談――いや、失礼――カーとカー作品に関する詳しいやり取りが満載である。今回は、『五つの箱の死』(1938年)から『猫と鼠の殺人』(1941年)までの12作。『曲がった蝶番』や『連続自殺事件』、『殺人者と恐喝者』など、話題作・問題作がぞろぞろ出て来る。

 詳細は、https://x.com/NearTheWood/status/1850523733301317870 を御覧あれ。

 愛犬との散歩の途中、森の中の立ち木2本に、カタハ(ムキタケ)がびっしり生えているのを発見。

   
   


2024.10.28
 ノーマン・ベロウの『幻想三重奏』の出だしは、フランシス・アイルズ『犯行以前』とカーの短編「B13号船室」を足して2で割ったような雰囲気。ワクワクする。

 中公文庫『江戸川乱歩トリック論集』を物質転送機で取り寄せ。巻末の、乱歩と横溝正史の対談を読みたいと思ったから。

2024.10.25
[新刊]
 ノーマン・ベロウ『幻想三重奏』論創社(論創海外ミステリ)
 三咲光郎『娘剣士 守りて候』論創社

 論創海外ミステリの新刊は、待望の、待望の、ノーマン・ベロウ作スミス警部ものの第1作『幻想三重奏』。何しろ、消失事件3連発らしい。人が消え、部屋が消え、路地が消えるというのだから、趣向的にも凄い。
 ベロウと言えば、国書刊行会が出した「世界探偵小説全集43」の『魔王の足跡』が非常に好評価で、その時から、多くの読者が(私もだ)、この『幻想三重奏』の翻訳出来を希望していたものである。
『魔王の足跡』は、題名どおり、足跡トリックに思いっきり拘泥したものであり、「ここまでやるか!」と、私も驚いた覚えがある。
 というわけで、さっそく『幻想三重奏』のページをめくろうと思う。

   


2024.10.22
「なかの真紅」という名前のリンゴを転送収容。切ると、中の実が赤いのだ。果肉はちょっと硬めで少し酸っぱ味があって美味しい。写真で黄色いのは、ゴールデン何とかっていうリンゴ。

 夕方の愛犬散歩で、何気なく一本の木の裏側を見たら、カタハが少し生えていた。まだ小さい。もう少し大きくなったら採ろうかな。

   
   


2024.10.17
 京都の「第48回 秋の古本まつり」の古書目録が物質転送機で届く。
 巻頭に、今年の春に亡くなった石川栄基氏(石川古本店主、そして、手塚治虫ファンクラブ・京都の会長だった)の追悼記事が載っていた。古書目録で追悼記事が載っているなんて初めて見たので、非常に驚く。石川さんは、京都古本業界でも大きな存在だったようだ。

 昨日書いた段ボール箱の中からは、角川文庫のジュリアス・ファスト 『ビートルズ』も出て来た。これまた懐かしい。

 妙高杉ノ原スキー場のシーズン券(シニア)をそろそろ買おうと思うのだが、昨年から1万円以上の値上げで、49000円ときた。いくらなんでも、値上げ幅が大きすぎるんじゃないかな(親会社が外資系になった影響かしらん)。

2024.10.16
 物置に入っていた段ボール箱をあけたところ、本が詰まっていて、その中には、山口瞳の『わが町』の函入り本(初版)もあった。なので、懐かしくて読んでしまった。55年ぶりに読んだ。作家・山口瞳が住んでいた、国立市になる前の国立前に関する生活エッセイである。早起きの豆腐屋のくだりは鮮明に覚えていた。
 子供の頃、山口瞳の家は、私の家から直線で150メートルほどの所にあった。閑静な道路に面していて、二度、立て替えがあったように記憶する。最後の奴は、サイコロをランダムに積み上げたような洒落た形をしていて、さすが売れっ子作家は違うと、子供心に感心したのである。

2024.10.15
 愛犬と散歩していたら、使われなくなったテニスコートの横に一本、高さ10センチくらいで、ブツブツが傘にいっぱいある、気持ち悪いキノコが映えていた。Googleレンズで検索したら、テングタケと出た。毒キノコだ。もう少し歩いていたら、木の根元に茶色くて小さなキノコがいっぱい生えていた。クリタケか!と、思ったが、残念。ニガクリタケであった。こっちも毒キノコで食べられない。

   
   


2024.10.06
[新刊]
 マーサ・ウェルズ『システム・クラッシュ』創元推理文庫
 山口未桜『禁忌の子』東京創元社(鮎川賞受賞作)
 犬飼ねこそぎ『密室は御手の中』光文社文庫
 光文社文庫編集部・編『Jミステリー2024 FALL』光文社文庫

 鮎川賞受賞作を手にして、何回目かなと確認したら、34回目だった。月日の流れるのは早いね。

 テレビ・ドラマ『CSI:ベガス ファイナル・シーズン』がぜんぜん面白くない(シーズン1からイマイチだけど)。アメリカで、このシーズンで打ちきられたのも解るというもの。

 スタンプーのあるちゃん。順調に育って、10㎏に達する。毎日、御機嫌で遊んでいる。悪戯も増えてきた。

 スムース・コリーのレンは、本日、東京の方のドッグ・ショーに出席。チャンピオン完成なるか。

   


2024.09.29
[新刊]
 ピエール・ヴェリー『アブリルの相続人 パリの少年探偵団2』論創社(論創海外ミステリ)
 芳野林五『逮捕中止命令』論創社(論創ノベルス)

『アブリルの相続人 パリの少年探偵団2』は、前作『サインはヒバリ パリの少年探偵団』の続編。遺言と暗号を主体として、冒険と謎解きの物語が展開する。どうやら、ヴェリーの、生前最後の作品らしい。

 当地黒姫だが、夕方から夜、朝にかけて、かなり涼しくなってきた。こうなると、もう冬支度の心配をしなければならない。

 昨日から黒姫高原の童話館前でクラフト祭りが行なわれている。ので、本日午前中、スタンプーのモリとアルを連れて、見に行った。スキー場下の町営駐車場がいっぱいになるほど人が集まっていて、盛況だった。犬連れ、犬好きの人も多くて、談笑しながら一回りした。

   
   


2024.09.22
 江戸川乱歩『江戸川乱歩座談』中公文庫

『江戸川乱歩座談』を転送収容。対談ならまだしも、複数人による座談などは本になることが希れなので、こういう企画はありがたい。

2024.09.20
[新刊]
 エラリー・クイーン『Zの悲劇』創元推理文庫(新訳版)
 ナイオ・マーシュ『楽員に弔花を』論創社(論創海外ミステリ)
 アグニュー恭子『世尊寺殿の猫』論創社(論創ノベルス)

 ナイオ・マーシュ『楽員に弔花を』には、訳者・渕上痩平氏の詳細な解説が付いていて、作者・マーシュの魅力と作法が丁寧に明かされている。作品もマーシュ得意の舞台もので、円熟期の傑作のようだ。

 9月下旬に入ったというのに、相変わらず日中は暑い。異常気象にも困ったものだ。
 先日、家人が愛犬の散歩の時にタマゴタケを何本か見つけてきて、バター炒めにして食した。なかなか美味。

 スタンプーのあるちゃん。順調に育っている。玄関前の石段も上り下りができるようになったし、車を見ると、散歩に出かけると解って、すぐに乗りたがる。最近は、スムース・コリー2匹、スタンプー2匹をいっぺんに散歩に連れて行っている(から、ちょっと大変)。

   


2024.09.10
[新刊]
 芦辺拓『明治殺人法廷』東京創元社
 高橋由太『ちびねこ亭の思い出ごはん』光文社文庫

 スタンプーのメス、子犬のあるちゃん、すくすくどころか、どんどん育っている。うちに来た時が4㎏で、さっき計ったら7.9㎏だった。しかも、頭がいい。物覚えに優れている。仕草、動作、めちゃくちゃ可愛い。メスの子犬がこんなに可愛いとは、新発見だった。雑種のコロン(保護犬)、秋田犬のモエ(保護犬)、ラフコリーのセリ(足が悪く、売れ残っていた)が来た時には、みんな成犬だったから。
 散歩は、あるちゃんもお兄ちゃんたちと行きたがるので、4匹いっぺんということになる。リードが絡まって大変だけど、飼い主も頑張っているよ。ちなみに、今日の夕方は、田圃の方へ行った(そこで、白鷺の写真撮る)。

   
   


2024.08.29
 27日に、山梨県の南アルプス市にあるMというブリーダーさんの所まで行って帰ってきた。ここは、一昨年亡くなったスタンダード・プードルのカイの実家。そこのメスの子(3ヵ月、白)を迎えに行って来たのである。名前は「ある」ちゃん。渾名は「あるるん」。きっと、カイの血が少し繋がっているんじゃないかな。ほっそりしているところ、頭頂部がちょっと尖っているところはそっくり。
 というわけで、また愛犬が増えた。
 あるちゃんは家に到着してすぐ、顔バリした。美人だねえ。
 現在は、スタンダード・プードル×2匹、スムース・コリー×2匹、ジャックラッセル・テリア、柴犬(長期預り犬)という6匹体制となった。

   


2024.08.28
[新刊]
 太田忠司『読んだら最後、小説を書かないではいられなくなる本』星海社新書

 太田忠司さんの小説書きのための指南書。体験的、実践的、思索的で、優しくて易しい内容。一般の小説だけではなく、本格ミステリーを書くこととはどういうことか、とか、深く説明した部分もある。題名どおり、これを読むと、きっと小説を書きたくなるだろう。

   


2024.08.23
 ローカルな話。
 妙高の(赤倉の下)、国道18号線にあった「たけうち」という食堂が廃業してしまったらしい。非常に困る。ここには時々、昼食や夜食を食べに行っていた。肉と揚げ物が食べられない私は、ここの玉丼一択であったが、これが非常に美味しかった。昔、東京の蕎麦屋(そばもうどんも丼もある店)で食べたような味がする玉丼だった。味もよく、小鉢も着いて、値段も安い。他の料理も、一緒に行った人は美味しいと語っていた。
 一昨年くらいから、ホールも御主人一人で回していることが多くなった。地方に顕著な人手不足である。
 また、後継者不足で、閉店する店も多い。
 シャッター商店街も顕著だ。
 食料自給率も、カロリー・ベースで30パーセント代で、農業も悲惨な状態だし。
 税金などの国民負担率は50パーセントに届かんとして、物価高もあって、一般人の資産は減る一方。これでは購買力がないから、経済が回らないのは自明の理。企業だってもうからない(ずるい企業は消費税――真実は付加価値税――を払っていないし、むしろ、輸出還付金などをもらっている)。
 とにかく、こんなボロボロな国にした責任はもちろん、自民党の政治家にある(長く政権を担っていたのだから当然のこと。それから、その後ろに鎮座する官僚達がもっと悪い)。
 嘘つきの阿倍首相の次が、無能の岸田首相と来た。この国はもう八割方沈没しているね。私はもう老人の領域にいるから諦めもつくが、若い人たちが本当に可哀想だ。

 そうそう。長野市内に行った時、よく昼食に使っていた和食処「すずしろ」さんも廃業してしまった。

2024.08.20
 飯城勇三氏の『本格ミステリの構造解説 奇想と叙述と推理の迷宮』を読了。というか、一週間前に読了していたのだが、興奮しすぎて、どう語って良いか迷っていた。なので、詳しくは書かない。ただ、本格ファンにとって、必読の書、であることは間違いない。

 


2024.08.19
[新刊]
 有栖川有栖『日本扇の謎』講談社ノベルス

 有栖川さんの新刊は、国名シリーズの11作目にして、シリーズ30周年』だとか。おめでとうございます。

 相変わらず「メマトイ」が多いので、森の中に散歩に行けない。仕方なく、愛犬を連れて朝夕、田圃の方へ行く。斑尾山の方から風が吹いて来るので、日影はないがけっこう涼しい。珍しい雲(拳のような格好)が出ていたので、写真に撮ってみた。

   
   


2024.08.09
[新刊]
 アンジェラ・カーター『英雄と悪党の狭間で』論創海外ミステリ
 麦野弘明『塔のある図書館にて』論創ノベルス

 今年は、「メマトイ」の大量発生年なのだろうか。未だに、愛犬との散歩の最中に大量に襲いかかってくる。
 ネットの記述に、「医薬品 サラテクトミスト リッチリッチ30」が多少効くと書いてあるものがあったので試したが、やはりぜんぜんだめだった。
 やはり、防虫ネットを被るしかないようだ。

 KARAの待望の新曲「 I DO I DO」。ずいぶんリラックス気味の曲だ。ヨンジのカードが入っていた。
 ところで、ギュリ氏の顔の怪我は大丈夫なのだろうか。今月のライブには参加できるのか?

 論創社の新刊2冊は、非常に興味深い。『英雄と悪党の狭間で』は、1969年発表のディストピア世界小説であり、形而上小説とのこと。『塔のある図書館にて』の方は、ペラペラめくってみたら、暗号ずくしの感じ。挑戦的だ。

 雨の日の散歩中に、森の中でハナビラタケを見つけた。雨が降っていたので採らなかったが、晴れてから行ったら、もう萎んでしまっていた。

   
   


2024.07.26
 森の中を愛犬と散歩していると、私の顔や犬たちの顔のまわりに、小さな黒い虫がやたらにまとわりつく。「メマトイ」という虫だ。特に、梅雨のような湿気の多い時には数が多くて、しつこい。困ったことに、薬局で売っている防虫剤がまったく効かない。ネット検索すると、ハッカが良いと書いてあるものもあるので、ハッカを防虫剤に混ぜてみたが、これも効果がない。
 殺虫剤メーカーには、ぜひ、登山やハイキング、森林浴用に、「メマトイ」に効く防虫剤を作ってほしいものだ。

2024.07.24
[新刊]
 フランク・グルーバー『ソングライターの秘密』論創社(論創海外ミステリ)
 「シャレード・ヌーボゥ 36号 井上真偽特集』甲影会
 飯城勇三『本格ミステリの構造解説 奇想と叙述と推理の迷宮』南雲堂

 フランク・グルーバー『ソングライターの秘密』によって、ジョニー&サム・シリーズはすべて翻訳されたことになるとのこと。

 飯城勇三氏の『本格ミステリの構造解説 奇想と叙述と推理の迷宮』は、まだペラペラとめくった程度なのだが、ジョン・ディクスン・カーにも多くのページが割かれている模様。興味深く読み込みたい。

2024.07.20
 新しい「Kinesis Freestyle Pro」が届いたので、さっそく導入準備。古い「Kinesis Freestyle Pro」の、バックアップしてあったカスタマイズ用テキスト・ファイルを、この新しいキーボードのROMの中に上書きコピーする。そして、リマッピング・ソフトを立ち上げ、レイアウト・ファイルを読み込んで、キー配列を変更する。
 あとは、「やまぶき」「KEYLAY」「ATOK」を組み合わせたら、親指シフト入力ができるわけ。
 キーは「静音赤軸」で、たぶん、「ピンク軸」と呼ばれる奴かも。たしかに、前に使っていた赤軸のようなクリック感だが、さらに音が静かだ。

   


2024.07.17
 ジョン・ディクスン・カーの『悪魔のひじの家』創元推理文庫と、手塚治虫『三つ目がとおる ミッシング・ピーシーズ』立東舎を転送収容。長距離センサーにひっかかっておらず、一昨日発見。

 カーの『悪魔のひじの家』は、後期作品の中では出来の良い方。帯の惹句には、「フェル博士〝完璧な密室〟の謎に挑む!」と書いてあるが、正確には、不完全な密室二つを並べることで、どちらも完璧な密室に見せる技巧に優れた作品ということになる。

 キーボードの予備がないと不安なので、Amazonで、Kinesis Freestyle Pro Quiet[KB900-RDQ](赤軸)を探すも、「品切れ」と出て来る。念のために、販売元に問い合わせしてみたら、在庫があるということで、Amazonの方で買えるようにしてくれた。さっそく注文を入れたところ。

2024.07.16
[新刊]
 アン・マキャフリー『歌う船[完全版]』創元推理文庫

 アン・マキャフリーの名作『歌う船』が、新訳・完全版(短編2作追加)でよみがえった。旧訳版が出てからもう40年か。光陰矢のごとしだな。

 


2024.07.05
 個人的な訃報なのだが……。
 長野県の信濃毎日新聞や松本の市民タイムス、あるいはテレビのニュースで見た人もいると思う……。

 https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2024070301199
 https://news.yahoo.co.jp/articles/a4cc7c98d7211038ab04ae7ec4a06e697f0ae04e

 私の同年の従兄弟で、登山家の大西浩が、パキスタンにある7000メートル級の山でクレパスに落ちて死亡した。
 かつて長野県登山協会の会長もしており(死亡時は副会長)、大ベテランで、慎重すぎるほど慎重な名登山家だったのに。
 中国にある高峰やアリューシャン列島にある険しい山にも幾度も登ったことがある彼。
 正直言って、信じられない思いであるし、残念極まりない。
 ただ、彼は登山に人生を捧げていたので、山で死ねたのなら本望だったのではないかという気もしている。
 遺体が松本の実家に戻ってくるまで、まだ何日もかかるだろうから、私の複雑な気持ちもすぐに鎮まらないだろう。
 浩君。心から冥福を祈ります。

2024.07.03
[新刊]
 安萬純一『乃井探偵社は今日も倫理観ゼロ』論創社(論創ノベルス)
 J・J・ファージョン『すべては〈十七〉にはじまった』論創社(論創海外ミステリ)

 今日の昼頃、長野市内の歯医者に行って来たのだが、外に出た時のあまりの蒸し暑さに頭がクラクラした。

 一昨日、愛用しているキーボード「Kinesis freestyle Pro」が急に壊れたらしく、文字入力の暴走が起こった(勝手に変な文字が画面上にどんどん入っていってしまう奴)。このキーボードは内部ROMにカスタマイズ・ファイルやカスタマイズ用のプログラムが入っているのだが、そのカスタマイズ・プログラムも立ち上がらない。
 まだ使い始めて1年も経っていないはず。けっこうショック。

 論創海外ミステリの新刊、J・J・ファージョン『すべては〈十七〉にはじまった』は、ヒッチコックのイギリス時代の映画『第十七番』の原作小説だということ。よくぞ発掘してくれた。
 論創ノベルスも刊行ラッシュだね。安萬純一さんの新作『乃井探偵社は今日も倫理観ゼロ』は題名からして面白い。

   


2024.06.30
 隣りの飯縄町に住むテニス仲間から、飯縄病院近くの川でホタルが見られるよと教えてもらった。それで、昨夜、行ってみた。大宮神社側を流れる滝沢川に、たくさんのホタル(ゲンジ)が飛んでいた。
 飯縄病院近くの八蛇川にもいるらしい。

2024.06.20
[新刊]
 エラリー・クイーン『境界の扉』角川文庫

 新訳が出たら、最も読みかえしてみたいと常々思っていたのが、このエラリー・クイーン『境界の扉』。前作『途中の家(中途の家)』までが初期(国名シリーズ)だとしたら、ここから中期が始まると思っていいのかな(登場人物も少なめだし)。もしくは、次作のハリウッドもの『悪魔の報酬』から中期が始まるとすれば、過度期の作品ということになる。
 角川文庫版クイーンは、飯城勇三さんの、資料たっぷりで懇切丁寧な解説が載っているが、今回もそれが堪能できる。これも魅力だ。

   


2024.06.12
[新刊]
 鮎川哲也『夜の挽歌 鮎川哲也短編クロニクル1969~1976』光文社文庫
 桐野夏生『オパールの炎』中央公論新社

 エドマンド・クリスピン『列をなす棺』の、薬瓶が印象的な表紙絵は、何と、森咲郭公鳥さんが描いたものだったんだね。映画業界が舞台ということで、フィルムをモチーフにしている点が「うまい!」と、感心した。

 鮎川哲也先生の文庫には、なかなか読めなかった「夜の挽歌」が入っていて、嬉しい。

 桐野夏生さんの『オパールの炎』の装丁は、すごく凝ったことになっている。写真では解らないが、手に取って、角度を変えて見るとびっくりする。

 


2024.06.06
[新刊]
 エドマンド・クリスピン『列をなす棺』論創社(論創海外ミステリ)

 論創海外ミステリの新刊、エドマンド・クリスピンの『列をなす棺』は、確か『お楽しみの埋葬』の次に書かれた作品のはず。毒殺もののようなので楽しみ。

 福ミス受賞作『赤の女王の殺人』を読了。堅実で良質。安曇野や松本が舞台になっているのも、個人的に好~感色。

 偵察機がクエーサー近くの古書店で『オルコット少女名作全集(6) 風の中のポリー』を発見。すかさず、転送収容。これで、全12巻が揃う。3、4年かけて、こつこつ集めていたもの。さて、次は何を集めようかな。

   


2024.06.04
[新刊]
 島田荘司『島田荘司全集 IX.』南雲堂

『島田荘司全集 IX.』の見本刷りが、遊星爆弾と共に飛来。『御手洗潔のダンス』『踊る手なが猿』『暗闇坂の人喰いの木』という爆発力甚大な内容。
 書店には6月15日頃から並ぶそう。

   


2024.05.31
[新刊]
 門前典之『屍の命題』原書房

 まず訃報から。京都の石川古本店の主人であり、そして、かつては手塚治虫ファンクラブ京都の会長として有名だった、あの石川栄基さんが、4月8日に逝去されました。手塚漫画が好きで、数々の復刻本を出したことでも知られています。中でも、「漫画少年」の『ジャングル大帝』の完全復刻版は、手塚マニアにとって本当に有り難いものでした。
 御冥福をお祈りいたします。

 『スタートレック/ディスカバリー』シーズン5の第10話、最終回を、全天型スクリーンで鑑賞。数々の驚異の世界を見せてくれたことに感謝。

 東京の芳林堂書店のイベント「芳林堂書店と、10冊」から、門前典之さんの衝撃的傑作『屍の命題』(原書房)が復刻された。また、書き下ろし短編の「突き当たりの家」も、入手できるらしい。詳しくは、芳林堂書店へ。

 


2024.05.27
 6月に入ったらすぐ、家のまわりの林の中に、スズメ蜂を捕らえる罠(フマキラーのもの)を吊るそうと思っていた(昨年有効だったから)。ところが、一昨日の午後、車庫の天井を見たら、小さなスズメバチの巣がもう出来ているではないか。あわてて殺虫剤を吹きかけ、長い棒で叩き落とした。それから、林の中に罠も吊るした。油断も隙もない奴らだ。

 高校時代(もう50年も前だ)に、私と友人のH君は、神田の早川書房に出かけ、「どうしてカーの本をもっと出してくれないんですか。『エドモンド・ゴッドフリー』とか、未訳の本を早く出してください!」と、文句を言った(まだ、ミステリ文庫も出る前の話)。
 そのH君から、「文学フリマに行って、森咲さんと篠田さんの『探険! 「髑髏城」』を買ってきたから送るよ」と、メールが入った。
 それで、本日、それと、おまけとしてヤーン・エクストレムの『ウナギの罠』が物質転送機で届いたわけだ。とてもありがたい。

 カーの『髑髏城』が大好きな森咲さんと篠田さんの作った同人誌なので、内容の濃いこと。これを見ながら、『髑髏城』を読めば、髑髏城の内部構造が解るというわけだ。こちらもありがたい。

   
   


2024.05.23
 YouTubeのレイアウトが変わってしまって、とても使いづらい。元の方がいいのに、戻す方法もないとは。

 『スタートレック/ディスカバリー』シーズン5の第9話を脳内投影。ようやく盛り上がってきた。次週で終わりかあ。

2024.05.21
[新刊]
 ヒュー・コンウェイの『コールド・バック』論創社(論創海外ミステリ)

 上越・高田に、たてよこ書店という小さな古本屋ができていると知り、行ってみた。この町の商店の軒先というか道に面しては、庇を伸ばした雁木というものが突き出ていて、雪が降っていても、あまり濡れずに買い物ができるようになっている。
 で、あまりたくさんの本はなかったが、中から、学研のジュニア世界の文学(3)『マリアンネ』というものがあったので買ってみた。箱入りの角判というのも目を惹いた理由。

 論創海外ミステリの新刊はヒュー・コンウェイの『コールド・バック』(1883年)。これの前に論創社から出た『ダーク・デイズ』(1884年)は、明治時代に、黒岩涙香が『法庭の美人』(※法廷ではない)として翻案しており、日本のミステリー界にも大きな影響を及ぼした。『ダーク・デイズ』の方も、解説によると、明治時代に翻案化されているらしい。
 1883年というと、ホームズものなどが流行るほんの少し前。あえて分類すればサスペンスかと思うが、古典的作品として一度は目を通しておきたい。主人公が目が見えない時期に奇妙な事件に遭遇したり、イタリアで恋した女性に関連してシベリアまで行かねばならないとか、あらすじを見ただけでもかなり面白そうだ。

   


2024.05.15
[新刊]
 辻真先『戯作・誕生殺人事件』創元推理文庫
 大山誠一郎『にわか名探偵 ワトソン力』光文社
 麻根重次『赤の女王の殺人』講談社(福山ミステリー文学新人賞受賞作)

 『スタートレック/ディスカバリー』シーズン5の第7話。敵を相手にして、「こっちには胞子ドライブがある!」などと、連邦最高秘密を自慢気に訴えるマイケルって、どうよ、って感じ。

 K-POPの話。ようやくtripleSが24人揃い、完全体となって、出した新曲「Girls Never Die」も歌番組で1位を取り、良かったね。お気に入りはAAAの時からコン・ユビン。踊り出すとすごくボーイッシュで力強い。「週刊アイドル」でも活躍してた。
 でもなあ、人数が多くなると、個人の能力が埋没するからもったいないと思う。

 山菜の季節も終わり、夏野菜の前なので、果物も含めて良い物は物産展に何もない。

 野尻湖畔に、ニリンソウ(イチリンソウか?)が群生している箇所がある。

 先日、あるおもちゃ収集家の方が、奥様と一緒に我が〈黒犬白犬館〉に遊びに来てくれた。

   
   


2024.04.21
 書肆盛林堂を長距離センサーで探索。エドモンド・ハミルトンの『暗殺者の谷』を発見。トランスワープ・チューブを形成後、緊急転送収容。

 昨夜、買い物と食事。低い縁石を乗り越えたはずなのに躓き、転がってしまう。幸い、膝と掌の擦りむきだけ。年を取ると、元々ないに等しい運動神経がさらに悪くなる。

2024.04.19
[新刊]
 天祢涼『殺人の過去があったらどうしますか』角川春樹事務所

 『スタートレック/ディスカバリー』シーズン5の3話と4話を見る。できれば、まだ行ったことのない(見たことのない)星を舞台にしてほしいものだ。

 今週に入ってから、山桜、桜、コブシ、スイレンなどがいっせいに咲いた。春だなあ。家の雪囲いなども外す。

 トヨタがランクル250を売り出したようだが、あんなのが日本を走ったら、大きくて邪魔なだけだ。何しろ横幅が2メートル近くある。
 また、最近、高速道路のPAに長時間駐車をしている運送トラックなどが問題になっているようだが、あれだって、トヨタが自慢気にカンバン方式とかをやっているからだろう。カンバン方式をやめさせたら、解決するんじゃないの。自分の所の荷物を運ぶ車は、自分の所の敷地に停めさせたらいいだけの話。自社の利益に供する効率を優先して、余所様に迷惑をかけるな、と言いたいね。

 


2024.04.08
[新刊]
 フランク・グルーバー『一本足のガチョウの秘密』論創社(論創海外ミステリ)
 ベルトン・コップ『善人は二度、牙を剥く』論創社(論創海外ミステリ)

 仕事場のモニターは、EIZOの24インチ・モニターだったのだが、『スタートレック/ディスカバリー』シーズン5を見るために、EIZOの27インチに交換する。
 実はその前に、DELLの27インチにしたら、ドライバーがおかしくなって、映像を信号をロス。結局、グラフィック・ボードのドライバーをサイトからダウンロードして、1から入れ直すはめに。それで、DELLモニターは忘却の果てに投げ捨て、EIZOモニターを緊急転送収容したしだい。

2024.04.06
[新刊]
 辻真先『殺人小説大募集!!』実業之日本社文庫
 太田忠司『おまえは生きなければならない』徳間文庫

 4月16日発売予定の、『手塚治虫キャラクター名鑑』(玄光社)の見本刷りが届く。私もこの本の製作に携わったのだが、手塚先生のスター・システムを、徹底的に紹介・考察した本である。『伴俊作まかり通る』他、単行本未収録作品・ページもたくさん含まれている。ぜひ、御購読を。

 本当に始まるのか? と、ちょっとやきもきしたが、無事にWOWOWプラスで、4日夕方から放映が開始された。『スタートレック/ディスカバリー』シーズン5(ファイナル)である。しかも、1話と2話の一挙公開。これが面白いのなんのって。1話から飛ばしているし、CGもやりたい放題。それに、今回のネタはあれと来たら、『新スタートレック』ファンは拍手喝采だ!

   


2024.04.01
 サディスティック・ミカ・バンド の『PERFECT! MENU (限定盤)(8枚組)(Blu-Ray付)』を、転送収容。映像がBlu-Rayというのが良かった。DVDだったら、たぶん買わなかったかも。
 ところで、先日、物置を漁っていたら、カセットテープが何本も出て来て、その内の一本が、サディスティック・ミカ・バンドが中野サンプラザで公演をやった時のものだった。いつどこで録音したのかまったく記憶がない。途中で、曲を紹介するアナウンサーの声が挟まるから、きっとFMか何かで流れたものをラジカセで録音したんだろう。
 曲は、「ミラージュ」「バケイション」「ピクニック・ブギ」「墨絵の国へ」「何かが海をやってくる」「銀座カンカン娘」「黒船」「タイムマシンにお願い」「ダンス・ハ・スンダ」「塀までひとっとび」「アンコール・ナンバー」と、御機嫌な内容。
 特に、「バケイション」は珍しいんじゃないかな。ミカが歌っているカバー曲だ。洋楽だけど、整形前の弘田美枝子とかが歌ってヒットした奴だね。
 ミカ・バンドのコンサートは2回見たはずだけど、覚えているのは、神田共立講堂でやったもの。ベースの小原礼が抜けて、ジャック松村が代わりに入っていた。ミカが踊りながら、ポラロイド写真をやたらに撮っているのが面白かった。そうか、ミカは歌手としてのメンバーじゃなく、マスコット・ガールなんだなと腑に落ちた。
 この時、行きの電車と開場前の空き時間を利用して、アガサ・クリスティの『オリエント急行の殺人』を読んでいた。あんなふうな傷がある死体が見つかったら、犯人はあれに決まっているよな、と思って読んでいたら、真相はまさにそれで、凡作だなという感想しかなかった。

 それから、もう一本見つかったカセットテープには、カルメン・マキ&Ozの曲が3曲入っていた。ライブで、「空へ」「閉ざされた町」「26の時」だから、こちらも御機嫌な選曲。「26の時」については、マキが「スチャラカチャン」と紹介している。Ozファンなら、何故だか知っているよね。
 このライブは、エヌエチケーでやったもの。たぶん、テレビの前にラジカセを置いて録音したんだと思う。

   


2024.03.31
 デスクトップPC:エンタープライズE型(i7 6700 16GB Windows 7からWindows10)を数年にわたって使ってきて、最近、時々だが、電源ボタンを押しても起動しないことが起きるようになった。そこで、新艦に乗り換えることにして、到着したのが、Mouse DAIV Z9-Z690(i9-12900 64GB W11)の、エンタープライズG型。ワープエンジンも最新型だし、メモリーバンクの容量もかなり増量されたので、快適な宇宙航海ができるに違いない。
 ただ、Windows11は大嫌いなので(Windows10も嫌い。Windows 7が良かった)、わざわざ、パーティション・フソトや、システム移行ソフトを使って、G型に、元のE型のOSとアプリを丸々移した(ユニバーサル復元という奴だ)。手間はかかったが、やって良かったと思っているところ。

2024.03.22
 ようやく仕事が一段落したし、ちょうど晴れたので、久々に妙高杉ノ原スキー場へ滑りに行く。ゲレンデは雲の多い晴れ。ベースでマイナス4度。今朝まで積雪もあったため、湿雪だが、かなり気持ち良く滑れた。
 今週いっぱいとアナウンスされていたこのスキー場は、ゴンドラ営業で来週いっぱいやるらしい。
 途中から風が少し出て来て、物凄く寒くなったので、ゴンドラ下を4本滑って終わり。まあ、年を取ったせいか、4本でちょうど良い。

 その仕事というのは、4月16日発売予定で、立東舎から出る『手塚治虫キャラクター名鑑』の製作の手伝い。単行本初収録作品もあって、内容は濃いよ。

 『スタートレック/ストレンジ・ニュー・ワールド』第10話最終回を観賞。クリフハンガーだったので、次のシーズンもあると期待。
 さあ、次は、4月頭に放映開始の『スタートレック/ディカバリー』シーズン5(ファイナル)だ。

   


2024.03.21
[新刊]
 織江耕太郎『燃えるラグーン』論創社(論創ノベルス)

 2月に降らなかった分、今頃になって雪がふたらに降っている。昨夜から今朝にかけては吹雪だった。積雪は20センチ強。除雪機を動かし、1時間半の除雪作業。

 ドライアイは、眼科でもらった目薬2種類で対応。だいぶ視力が回復した。しかし、少し視力が落ちたわけで、眼科で検眼し、処方箋を出してもらい、新しいデスクワーク用のメガネを作ることにしたが、まだうまくレンズが合わない。
 前に書いた眼球振盪の他、左目と右目の視力の差が大きく(つまりガチャ目という奴)、さらに腕は右利きなのに、目は左目が効き目。さらに、物を見ているのはほとんど右目で(両目で見るのと、右目だけで見るのが同じ映像に見える――そう脳が判断する)、左目は補助でしかない。
 ということのたのか、以前作ったメガネはたいてい、レンズの度が、右目が強め、左目が弱めとなっている。
 この辺の要素が絡み合って、メガネ(の度だが)を作る人の上手い・下手に直結していて、なかなか一発で、ちょうど良いメガネが出来上がってこない理由となっている。

2024.03.11
『スタートレック/ディスカバリー』シーズン5の予告編(日本語字幕)が公開された。確か、4月4日に放映開始のはず。
"Star Trek: Discovery Season 5 Trailer", full version with Japanese subtitles.

 2月はあんなに暖かくて、積雪もどんどん溶けていたのに、3月に入ってからダラダラと雪が降っている。おかげで、妙高山のスキー場のゲレンデも状態が回復。

2024.03.07
 YouTubeに、『iPhone 15 Proで撮影 | ミッドナイト | Apple』が上がっている。
 https://youtu.be/XUTOgwO4ZN0

2024.03.01
[新刊]
レックス・スタウト『母親探し』論創社(論創海外ミステリ)
ジョルジュ・シムノン『ロニョン刑事とネズミ』論創社(論創海外ミステリ)
北山猛邦『天の川の舟乗り』創元推理文庫
石持浅海『女と男、そして殺し屋』文春文庫
高清水涼『サンドリヨンの扉』論創社(論創ノベルス)

『スタートレック/ストレンジ・ニュー・ワールド』第7話「大昔のサイエンテスト」を観賞。今シーズンで1番面白かった。抱腹絶倒系。
 オープニングもアニメに変えてあるなど、芸が細かい。

2024.02.11
[新刊]
 阿津川辰海『黄土館の殺人』講談社タイガ
 柄刀一『或るギリシア棺の謎』光文社文庫
 高橋由太『ちびねこ亭の思い出ごはん』光文社文庫

「SFが読みたい! 2024年版』(早川書房)の見本刷りが届く。

「高速道路、だらだら走るな追い越し車線」――本日の標語。
 一昨日、拠ん所ない事情で、車を運転して、東京まで日帰りした。関越や上信越道を走ったわけだが、度々、走行車線をだらだら走って、後ろに渋滞を起こしている車に遭遇した。関越では3車線あるうち、一番右側の追い越し車線を100キロでずっと走っている車2台がいて、後ろが完全に詰まってしまっていた。走行車線2車線は、元より、トラックなどが80キロから100キロで走っているから、内側から抜くこともできない(内側から抜くのは違反行為だし)。
 そもそも、追い越し車線は追い越し行為だけに使う車線であって、のんべんだらりと走り続けたら、走行区分違反だ。また、後ろから来た車に追いつかれたら、すみやかに走行車線に戻るのがマナーだろう。
 この手の配慮のない運転手が、結果的に、高速道路の渋滞を引き起こしているわけだ。さらに言えば、煽り運転の原因を作っている場合も多い。よく、YouTubeやTikTokに、「後ろから来た車に追いつかれて、煽り運転を食らいました」などという動画を挙げている人がいるが、中には、今述べたとおり、走行車線をだらだら走っていたから、そのような事態を引き起こしている場合も含まれる。
 高速道路会社も、追い越し車線をゆっくり走り続けるのは違反行為だし、渋滞を引き起こす原因になっているからやめろと、しっかり啓蒙してほしい(今の自動車教習場は、そういうことを教えないのだろうか?)

   


2024.02.07
[新刊]
 辻真先『本格・結婚殺人事件』創元推理文庫
 北村薫『中野のお父さんと五つの謎』文藝春秋

 天気予報では50センチの積雪ということだったが、今回も、20センチしか降らず。黒姫では通常の積雪なので混乱もなく。
 東京のニュースを見ていると、チェーンを巻いている車でも、駆動輪にしか巻いておらず、滑っている場合がけっこう多い。四輪すべてにチェーンを巻かないとだめですよ。自動車評論家とか自動車雑誌でも、駆動輪だけ巻けばOKという馬鹿な発言が未だにあるけど、信じてはいけません。巻かないタイヤが滑るのは、当たり前でしょ。

2024.02.02
 一昨日の夜。思い立って、上越高田の寿司屋へ。ちょうど前日に漁があったということで、地魚ばかりの握り寿司を食す。美味。

『スタートレック/ストレンジ・ニュー・ワールド』を観賞。
 第2話は、裁判の話。宇宙探査の物語をやってくれ。
 第3話は、過去の地球へ行く話。宇宙探査の物語をやってくれ。

 一週間前から急に視力が落ちて、瞼(特に下瞼)が痙攣する。眼精疲労かと思い、市販の目薬を差した後、一応、眼科で受診。ドライアイとの診断を受ける。
 もともと、子供の頃から眼球振盪があって、物がよく見えない(判別できない)。たとえば、ボールの起動はストロボ・写真ようにしか見えないし、横断歩道などは市松模様に見える。私は誤字・脱字が多いのだが、それは半分勘で文章を読んだり、書いたりしているからだ。
 眼球振盪は目玉が左右にいつも揺れているという症状。健常者なら、首を1、2、1、2と左右に振りながら、物を見てほしい。それと同じ状態である。

2024.01.25
 一昨日からずっと雪が降り続いていたが、我が家のあたりでは、20センチも積もらなかった。雪質は水っぽい。

 ヴァン・ダイン『グリーン家殺人事件』(創元推理文庫)の新訳がやっと出たので、転送収容。これほど、日本の本格推理小説に影響を与えた本(外国の推理小説)はないのではないだろうか。何しろ、江戸川乱歩でさえ、これを土台にした長編を戦前に書いているくらいだから。

2024.01.22
 雨模様が続き、気温も高い(日中3度とか)。家のまわりの雪が溶け続けている。スキー場も状態が悪そうなので行く気になれない。
 『スタートレック/ストレンジ・ニュー・ワールド』シーズン2の第1話を3回見る。『スタートレック/ディスカバリー』のクリンゴンの造形があまりに不評だったので、元に戻してあった。

2024.01.19
 昨日から雨模様。1月の中旬に、黒姫・妙高地区で雨とは(野沢あたりも雨らしい)。地球温暖化は恐いね。

「WOWOWオンライン」で 『スタートレック/ストレンジ・ニュー・ワールド』シーズン2が放映開始。一挙10話ではなく、毎週1話という形式だった。

2024.01.14
[新刊]
 辻真先『迷犬ルパン 異世界に還る』サークル:辻真先(同人誌)
 加納朋子『1(ONE)』東京創元社

 元日から能登の大地震という大事件に胸が痛い。うちでは本棚が二つ倒れ、倒れないまでも、棚が五つ崩れ落ちた。
 被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
 金沢は、子供の頃に伯母夫婦が住んでいたので何回か遊びに行って好きな土地だし、能登も風光明媚で魚介も美味しい。何としても、復興を成し遂げてほしいと思う。

 手塚治虫『手塚治虫大人漫画大全』(国書刊行会)を、Amazonで購入。紙袋に厚紙一枚を入れて送ってきたので、箱の角と本の背表紙上部が多少、潰れていた。14850円もする愛蔵版を、こんな雑なやり方で送ってくるなんて信じられない。返品はしなかったが、一応、カスタマーに文句を言う。
 大人漫画と一コマ漫画の集大成。単行本未収録や全集未収録作品もたくさん入っている。手塚ファンにとって素晴らしい本である。

 辻真先先生の同人誌は、『迷犬ルパン』ものの書き下ろしときた。びっくり。

 ようやく雪が降ったので、妙高杉ノ原スキー場で3回滑った。三田原ゾーンに行ったら、クワッドリフトのICゲートが二つしかない。土日など、混雑する時にはさらに混雑するではないか。これだから西武はだめなんだ。

 中村融氏のアンソロジーは私のツボなので、『宇宙探査SF傑作集 星、はるか遠く』(創元推理文庫)を、緊急転送収容。

   
   
   


2023.12.28
 おまけ。
『スタートレック/ディスカバリー』シーズン5(ファイナル)が、来年4月くらいにParamount+で放映されるらしい。

 コロナ禍で長い間行っていなかった、妙高温泉の共同湯に入ったら、いつの間にか改装されて綺麗になっていた。休憩室も出来ていた。今度から、スキーの後はここを使おう。

 写真は、今日の黒姫山と妙高山。

   
   


2023.12.27
[新刊]
 マイケル・ホーム『奇妙な捕虜』論創社(論創海外ミステリ)
 フランク・グルーバー『レザー・デュークの秘密』論創社(論創海外ミステリ)

 論創海外ミステリの新刊『奇妙な捕虜』の作者マイケル・ホームは、あのクリストファー・ブッシュの別名だそうだ。論創海外ミステリは、頻繁に、びっくりするようなものを掘り起こしてくれるね。

 スタンプーのモリは、1歳になった。しかし、まだまだ子供。モリは、これまで飼った愛犬たちの中で、一番の破壊魔。ちょっと目を離すと、何かを壊す、引き裂く、ビリビリにする、という大惨事を引き起こしてくれる。昨日は、マットレスを一つ細切れにしてくれた。

 それでは皆さん。よいお年をお迎えください。

   


2023.12.26
[新刊]
 麻見和史『鴉の箱庭』講談社ノベルス

 創元推理文庫のイーデン・フィルポッツ『孔雀屋敷』を転送収容。こういう良心的な短編集を出してくれるから、創元推理文庫は立派だと思う。

 午前中、妙高杉ノ原スキー場へ。今年から妙高山4スキー場は、共通のICゲートシステムが導入された。機械が新しいので、認識スピードが早い。ゲートをすぐに通れる。
 下部は曇り。上部は晴天。コースは未圧雪でグサグサ。上から下まで3キロ以上、コブの練習をしているようなもの。途中で1回転び、ゴンドラ一本でやめておいた。

   
   


2023.12.17
 東京創元社編集部・編『創元SF文庫総解説』の見本刷りが、転送機で届く。
 私も7作ほど、解説を書かせてもらった。
 一つ一つの解説に目を通していると、学生の頃にそれらの作品を読んだ時のことが思い起こされる。
 私の場合には、中でも、ジュール・ヴェルヌと、エドガー・ライス・バローズと、E・E・スミスに夢中になったものだ。

 


2023.12.16
 昨夜も雨。しかも、凄く暖かい。山の雪もなくなる一方。

 情報修正。WOWOWの『スタートレック/ストレンジ・ニュー・ワールド』シーズン2は、年明け2024年1月19日(金)に放映開始とのこと。

2023.12.14
[新刊]
 竹内オサム『手塚治虫語辞典』誠文堂新光社
 太田忠司『名探偵犬コースケ(1) 消えた女神像』朝日新聞出版
 新津きよみ『猫に引かれて善光寺』光文社文庫

 日中暖かいせいで、家のまわりの積雪も全部溶けてしまった。いったんオープンした野沢温泉スキー場も、この週末はクローズらしい。

『スタートレック/ストレンジ・ニュー・ワールド』シーズン2は、年明け2024年1月24日(水)に放映開始とのこと。
 さらに、アメリカでシーズン3の撮影が開始されたらしい。しばらくいい日が続きそうだ。

 新津さんの〈長野ミステリー・シリーズ〉は、私にとって馴染みの場所(松本と長野を中心に)がたくさん出て来るので楽しい読書となる。

 太田忠司さんの新刊は、名探偵+愛犬+謎解きと来たら、フルコースの料理のようなもの。手放しで喜んじゃう。

 竹内オサム先生の『手塚治虫語辞典』は、とても内容が濃く、意義深いもの。さすが研究家だけのことはある。綴じ込みページや色違いのページもあったりと、かなり造本も凝っている。

   


2023.12.07
[新刊]
 マシュー・ヘッド『贖いの血』論創社(論創海外ミステリ)
 P・G・ウッドハウス『ブランディングズ城の救世主』論創社(論創海外ミステリ)

 『ブランディングズ城の救世主』の見本刷りが届く。P・G・ウッドハウスの本に解説を書けたことが嬉しい。

 自分でも想像できたことだが、『スタートレック/ストレンジ・ニュー・ワールド』全10話の残りを1日1話というペースは無理で、結局、2日で見てしまった。今は4周目に入ったところ。

   


2023.12.02
[情報館]を更新

[新刊]
 手塚治虫『ブラック・ジャック ミッシング・ピーシズ』立東舎

 手塚治虫『ブラック・ジャック ミッシング・ピーシズ』は、出荷初日に3刷りまで決定したとのことで、大いに売れている。ブラック・ジャックの人気は高いね。内容的にも資料性が高い。

『スタートレック/ストレンジ・ニュー・ワールド』全10話は、昨日から放送開始。もったいないので、1日1話見ようと思ったが、つい3話まで見てしまった。2度ずつ。

 うちのスタンダード・プードル「もり」が、『スタートレック/ストレンジ・ニュー・ワールド』のオープニングの、ピン・コン・カンという音を聞く度に、玄関の呼び鈴と勘違いしてワンワン吼える。

   


2023.11.27
『スタートレック/ストレンジ・ニュー・ワールド』第1話を、まだ6回しか見ていない。
 宇宙探査という原点回帰が実に嬉しい。
 パイク船長の「行こう!」は、英語だと「HEAD ON」なのかな? 私のヒアリングだと、「ヘディン」と聞こえるが。「HEAD ON」なら、「真っ直ぐ行け!」とかなのかしらん。

2023.11.25
[新刊]
 辻真先『改訂・受験殺人事件』創元推理文庫
 渡邉大輔『謎解きはどこにある』南雲堂
 貫井徳郎『龍の墓』双葉社
 北村薫『神様のお父さん』本の雑誌社
 パトリック・レイン『もしも誰かを殺すなら』論創社(論創海外ミステリ)
 P・A・テイラー『アゼイ・メイヨと三つの事件』論創社(論創海外ミステリ)

 昨夜から雪が降っていて、風景はかなり真っ白に(まだ、積雪量はたいしたことないが)。完全に冬の到来。

 WOWOWオンデマンドで、『スタートレック/ストレンジ・ニュー・ワールド』第1話の先行放送が昨日から。WOWOWに入っていて良かったあ。

 KADOKAWAの「野性時代」2023年冬号には、「追悼・森村誠一」の巻頭特集。講談社や光文社のカッパ・ノベルスでも活躍されたが、やはり角川文庫や角川映画での活躍が印象深い。

 先日、用事があって鹿教湯温泉へ。帰りに上田のブックオフに寄り、パールバックの『生きる葦』を発見、転送収容。

   
   


2023.11.13
[新刊]
 鮎川哲也『クライン氏の肖像』光文社文庫

 鮎川哲也『クライン氏の肖像』は、「三番館」全集第4巻にして完結。絶筆の『白樺荘事件』がボーナス・トラック。

 物質転送機が、手塚治虫『ビッグX《オリジナル版》(5)』(復刊ドットコム)を吐き出す。複製原画など、おまけが贅沢。こちらもこれで完結。

   


2023.11.11
[新刊]
 鮎川哲也『クライン氏の肖像』光文社文庫

 昨日から、パソコン用のGoogleドライブが不調。2、3日前からクラウド上のファイルと同期しないのでおかしいと思ったが、何度やってもログインができない。訳が解らない。

 先日、長野市に住むディクスン・カー・マニアの友人Y氏が、カーの洋書をたくさん持って、我が館に遊びに来てくれた。目の前にずらりと並んだカーの原書を見ながら、しばし、カー談義に花を咲かしたというわけである。至福の時であった。
 写真4枚目は、先日、新訳が出た『五つの箱の死』の舞台となったビルの絵。原書の裏表紙に載っていたので、思わず写真に撮る。5枚目は『ユダの窓』の事件現場となった家。
 しかし、洋書って奴は奥付がはっきりしないものが多いから、集めだしたら大変だな。手を出すのはやめよう。

   
   
   


2023.11.10
[新刊]
 ドロシー・ボワーズ『未来が落とす影』論創社(論創海外ミステリ)

 ついに正式発表! WOWOWオンデマンドで、Paramount+の放映。もちろん、見たいのは、『スタートレック/ストレンジ・ニュー・ワールド』。ウェブサイトに行けば、日本語字幕の予告編も流れている!

 論創海外ミステリの新刊は、前作『アドバンの水晶』が好評だったドロシー・ボワーズの『未来が落とす影』。女流作家には毒殺が似合うので、期待大。題名も意味深で、物語への誘導力が高い。

「SFマガジン」のアンケートに回答。

   


2023.11.05
[新刊]
 川本直『ジュリアン・バトラーの真実』河出文庫
 天祢涼『少女が最後に見た蛍』文藝春秋

 やたらに暖かい連休。10月上旬の気温。

 天祢涼氏の新刊は、〈仲田〉シリーズ第4段。人気があるね。

 愛犬との散歩で、森の中に薄紫色のキノコがあるのを発見。もしや、ムラサキシメジでは! と、目の色が変わってしまった。前に一度食べたが、しっかりした食感でとても美味しい。一応、転送収容。10中8、9、ムラサキシメジだろうけど、現在、キノコに詳しい人に鑑定をしてもらっている最中。

 と、思ったら、回答をもらう。どうやら、ウスムラサキシメジらしい。しかも、採取した中に、違うキノコも入っていたので、念のため、食べない方が良いとの忠告。残念だが、食すのは諦めた。

   
   


2023.10.31
 ようやく、風邪がほぼ治った(回復率95パーセント)。今月は風邪のせいで何もできなかった。

 2週間前に、愛犬たちとの野尻湖畔散歩で、ナラタケらしきものを発見。ただ、確証がなかったので、見のがしてやった。今日、その時の写真を天然キノコに詳しい人に見てもらったら、ナラタケモドキというものだとのこと。可食のキノコ。違いは、ナラタケが株で生えるが、ナラタケは一本ずつ生えるのだそうだ。来年、この場所に期待しよう。

 その数日後、別荘地内で、若いジゴボウを発見。少し採って、味噌汁で食す。

 今日の昼の愛犬散歩でも、別荘地内の外れの林に入ったら、倒木の裏側びっしりにカタハ(ムキタケ)が生えていた。多少採って、後は見のがしてやった。

 で、その後、野菜の直販所へ行ったら、クリタケとナラタケが売っていたので、買い込んだ。

 というわけで、夕食は、3種類のキノコを含んだすいとんを家人が作ってくれた。美味。

 ジョン・スラデックの『チクタク』(竹書房文庫)を転送収容。

   
   
   


2023.10.19
[新刊]
 アーサー・J・リース『叫びの穴』論創社(論創海外ミステリ)。

 10月頭に引いた風邪がまだ治らない。最初に行った病院が藪医者で、薬がまったく効かなかったのがその理由。お陰で、この期間、ほとんど何もできずに寝ていた。

 論創海外ミステリの新刊は、待望の、待望の、待望の、アーサー・J・リース『叫びの穴』。その昔、井上良夫の『探偵小説のプロフィル』を読んで、そこで大いに持ち上げられているのを見てから、ずっと読みたかった本。待ち望んでいた方も多いはず。この秋の話題作だね。

 


2023.10.03
[新刊]
 ピエール・ヴェリー『サインはヒバリ パリの少年探偵団』論創社(論創海外ミステリ)
 ジョージエット・ヘイヤー『やかましい遺産争族』論創社(論創海外ミステリ)
 岡本好貴『帆船軍艦の殺人』東京創元社(鮎川賞受賞作)

 突然寒くなりだしたおかげで、ちょっと風邪気味に。昨夜はストーブも焚いた。
 解説を一本書いて、亜空間通信で送る。

 創元推理文庫のカーの、新訳版『幽霊屋敷』の感想。今頃。
 新訳のおかげで、とても読みやすく、とっても好印象。あのトリックはもちろん小粒なんだが、そこを踏まえて、登場人物全員の思惑が最後にピタリとはまるところが実に心地良い。さすがカー、と、惚れ直す。

   


2023.09.29
 光文社「ジャーロ」90号の企画「〈本格推理〉30年目の真実」に、私のインタビューも載っている。

   


2023.09.22
 ようやく、ストリーミング配信のParamount+が、日本に上陸するとの発表があった模様。しかも、WOWOWオンラインと提携するらしい。
 ということは、やっと、『Star Trek: Strange New Worlds』が、日本でも見られるわけだ(大いに期待)。
 ニュース・ソースはこちら
 放送開始は今年12月かららしい。

2023.09.18
 昨日の朝方、ラフ・コリーのセリが、銀河バリアの向こうへ旅立った。11歳と8ヵ月。1年ほど前から心臓や肺を患い、前脚の付け根の胸の所に大きな脂肪腫ができていた。一週間前から食事をいっさいしなくなり、水を飲むだけ。今年の冬まで持ってくれるだろうと思っていたのだが、この夏の暑さでまいってしまったらしい。
 夕方、火葬にして、灰をロケットに積んで、銀河バリアの向こう側目指して飛ばした。
 思い返せば、黒姫に引っ越してきてすぐ、野尻湖近くのある施設でコリー・クラブのマッチ・ショーがあり、そこでセリに出会った。「ラフ・コリーの、ブルーマールの子犬が欲しいのですが、どこかにいませんか」と、コリー・クラブの会長さんに尋ねたところ、「子犬じゃないけど、1歳4ヵ月のメスならいるわよ。連れてきているの」というので、さっそく御対面。ケージに入れられている美しいセリを見た途端、一目惚れして譲ってもらうことにした。
 セリは子供の頃、他の子たちと遊んでいる時にソファから落ちて、右後ろ脚の膝関節が緩くなってしまった。それで売れ残ってしまったのだ。
 うちに来た当初も、散歩に行き、500メートルも歩かないうちに、膝が痛くなるらしくしゃがみ込んで動かなくなってしまう。それでも、他の子たちと一所懸命散歩をしていたら、関節に筋肉が付いてきて、普通に歩けるようになった。
 セリよ、お前は本当に美犬だったね。またいつか、一緒に遊ぼうよ。

   


2023.09.17
 京極夏彦『鵼(ぬえ)の碑』の愛蔵版(講談社)は、ものすごく分厚くて、ものすごく重い(良い紙を使っているからだろう)。愛蔵版を読もうと思ったら、すぐに左手がくたびれきた。どうしよう。

 


2023.09.13
 東京高田馬場の芳林堂書店で、「一万円選書フェア」が開催されている。
 複数の選者が、1万円までで、好きな本を選んで、セット販売する、というものである。
 私は、「オオカミ通信(7)」を書いて提供しているので、セットの中に、何故、その本を選んだのか、という簡単な説明書きが入っているはず。

一万円選書フェア@芳林堂書店高田馬場店
日時:2023年9月11日(月)~2023年9月30日(土)
場所:芳林堂書店高田馬場店でに店頭購入、また、代引発送にて受付

2023.09.12
[新刊]
 京極夏彦『鵼(ぬえ)の碑』講談社ノベルス
 辻真先『二十面相暁に死す』光文社文庫
 岡本好貴『帆船軍艦の殺人』東京創文社(鮎川賞受賞作 10月10日発売予定)

 物質転送機が、手塚治虫『ビッグX《オリジナル版》(3)』(復刊ドットコム)を吐き出す。

 マーティン・エドワーズ『処刑台広場の女』を転送収容。

 京極夏彦さんの『鵼(ぬえ)の碑』は、シリーズ17年ぶりの新作。新聞などで大々的な広告が出る模様。
 パソコンでは、「鵼(ぬえ)」は機種依存文字なので、表示できるかできないかは神のみぞ知る。

 8月29日だったか30日に、上越の海へ、愛犬たちと泳ぎに行ってきた。暑い夏なので、海の水もまだ温かかった。

   
   


2023.09.01
 A・B・コックス『黒猫になった教授』論創社(論創海外ミステリ)
 マージョリー・アリンガム『ファラデー家の殺人』論創社(論創海外ミステリ)

『八角関係』を読んでいるところだが、冒頭でまず驚いた。足跡のない殺人が起きるからだ。本館と別館が舞台で、その間に被害者の足跡があるあたり(ただ、下駄の跡って……)、カーター・ディクスンの『白い准僧院の殺人』を思わせる。その後も、密室殺人が続く。

 ジョン・スコルジーの新刊『怪獣保護協会』(早川書房)を、転送収容。

 論創海外ミステリが300番台に入った。装丁も変わった。1号、2号は、マージョリー・アリンガムとA・B・コックス(アントニー・バークリー)という有名作家の作品。
『ファラデー家の殺人』は、昔、六興キャンドル・ミステリーズから出ていた『手をやく捜査網』の完訳版。本棚から取り出してきた『手をやく捜査網』には、何故か付箋が数枚貼ってあった。ということは、読んだらしいのだが、内容はまったく覚えていない。

   


2023.08.23
 私の住んでいる黒姫高原は、お盆が終わると秋風が吹くのが常だったが、今年はまったく涼しくなる気配がない。しかも、お隣の妙高・上越(つまり新潟)は、雨が降らずに水不足で苦しんでいる。
 先日、涼を求めて、標高の高い笹ヶ峰牧場(妙高山の上の方にある)まで登り、笹ヶ峰ダムも見てきたのだが、水がなくて、底が見えるほどだった。
 とにかく、毎年暑くなっているのは確かで(実感できるし)、これで「地球温暖化などない」と言っている人がいるのが不思議である。

 地方にいると(特に山の方にいると)、ガソリン代が高い。なのに、政府はろくな対応をしない。岸田政権と自民党支配を潰さないとだめだな。

 今年も、ディクスン・カー・ファンへの素晴らしい贈り物『Carr Graphic Vol.2』が、超新星爆発のように出来。見て良し、読んで良し、撫でて良しのたまらない内容。

   
   


2023.08.14
[新刊]
 柄刀一『或るスペイン岬の謎』光文社

 北志賀竜王にある、「希楽懐かしの博物館」が、12日から17日まで開館していると聞き、さっそく行ってみた。懐かしい車やオモチャがたくさんあって、非常に楽しかった。

 


2023.08.10
[新刊]

 8日に行なわれた、やまなみ大学の講演にご参加下さった皆様、暑いところ、どうもありがとうございました。

 論創社の論創ノベルスから、大珍品が出る。覆面作家が72年前にカストリ雑誌に連載した不可能犯罪ものの『八角関係』。解説では、横井司氏が詳細な検討を加えながら、覆面作家の正体に迫っている。

 


2023.08.06
[新刊]
 太田忠司『惑星まほろば』盛林堂ミステリアス文庫

 林の中に吊るしたスズメ蜂のトラップが効いていて(実際に捕まって死んでいる)、家のまわりで、今年は一度も巣を作られていない。トラップの効力は一ヵ月なので、月替わりに新しい物を吊っている。

 スタンプーのモリは、湖畔に連れていくと、水に浸かるのが好きなスムース・コリーのお兄ちゃんたちと遊びたくて、水際に足を入れられるようになった。次は泳ぎを覚える番だ。

 太田忠司さんの新刊は、クリストファー・プリーストの『夢幻諸島から』(早川書房)に触発されたそうなので、それだけでも、飛び付いて読みたいと思ったくらい。各所にイラストを配した素敵な本である。
 限定本らしいので、お早めの予約を。
 https://seirindousyobou.cart.fc2.com/ca1/1057/p-r-s/

   


2023.08.01
 森村誠一先生がお亡くなりになったとのこと。御冥福をお祈りします。
 何度か、お話しする機会を得ましたが、本当に穏やかな方でした。
 また、文庫の解説も、2、3冊、書かせていただきました。
『高層の死角』で乱歩賞を受賞された後、社会派と本格の融合された作品を次々に書いて、大いに人気を得たわけですが、とてもスマートな作品ばかりでした。『人間の証明』までの作品は、どれも好きです。
 私の『吸血の家』や『悪霊の館』などの担当編集者さんは、森村先生と懇意な方だったため、いつも森村先生の話を伺っていました。ですから、より馴染みがあるような気がしていました。
 森村先生のことをさらに知りたい方には、成田守正『「人間の森」を撃つ 森村誠一作品とその時代』(田畑書店)をお勧めします。読んでみてください。

2023.07.30
[新刊]
 麻見和史『時の呪縛』文春文庫
 辻真先『村でいちばんの首吊りの木』実業之日本社文庫
 アーサー・コナン・ドイル『名探偵ホームズとワトソン少年』論創社(論創海外ミステリ)

 アーサー・コナン・ドイル『名探偵ホームズとワトソン少年』によって、論創海外ミステリはついに300巻刊行となった。おめでとう! パチパチパチ!
 最初は、早川のポケミスや創元推理文庫の落ち穂拾いかと思ったのだが、どうしてどうして、歴史的にも重要な作品をたくさん翻訳してくれて、本当にありがたい。
 これからも、ますます頑張ってください。

 個人的なお気に入りは次の作品。

034 ローリング邸の殺人 ロジャー・スカーレット
048 ママ、死体を発見す クレイグ・ライス
052 停まった足音 A・フィールディング
058 戯曲アルセーヌ・ルパン モーリス・ルブラン
060 幻を追う男 ジョン・ディクスン・カー
064 ミステリ・リーグ傑作選 上 飯城勇三編
065 ミステリ・リーグ傑作選 下 飯城勇三編
072 ビーコン街の殺人 ロジャー・スカーレット
073 灰色の女 A・M・ウィリアムスン
109 殺人者の湿地 アンドリュウ・ガーヴ
119 狂った殺人 フィリップ・マクドナルド
125 運河の追跡 アンドリュウ・ガーヴ
152 だれがダイアナ殺したの? ハリントン・ヘクスト
156 白魔 ロジャー・スカーレット
166 極悪人の肖像 イーデン・フィルポッツ
174 守銭奴の遺産 イーデン・フィルポッツ
192 鉄路のオベリスト 鮎川哲也翻訳セレクション C・デイリー・キング
202 血染めの鍵 エドガー・ウォーレス
220 名探偵ルパン モーリス・ルブラン
236 密室殺人 ルーパート・ペニー
260 帽子蒐集狂事件 高木彬光翻訳セレクション ジョン・ディクスン・カー
281 ブランディングズ城のスカラベ騒動 P・G・ウッドハウス


2023.07.21
 復刊ドットコムから、予約してあった、手塚治虫『ビッグX《オリジナル版》(3)』が物質転送機で届く。
 この巻は、これまでの単行本で削除されたページが多く収容されている。ニーナを連れたビッグXが海を泳いで日本へ帰ってくる場面とか、巨大サイボーグ・ロボットと化したハンスが最初にビッグXの元に現われる場面とか。

 スタンダード・プードルのモリは、ついに20キロ。

   


2023.07.13
[新刊]
 鮎川哲也『人を呑む家 三番館全集第3巻』光文社文庫
 有栖川有栖『妃は船を沈める〔新装版〕』光文社文庫
 高橋由太『ちびねこ亭の思い出ごはん チューリップ畑の猫と落花生みそ』光文社文庫

 使用中のキーボード kinesis FreestyleEdge の予備として、Freestyle Pro を転送収容。この二つは、リマップ・ソフトがほぼ同じ仕様のため、苦労せずにキーのリマップ(親指シフトを使えるようにするための準備)を終える。

   


2023.07.12
 長野県信濃町(黒姫)にある〈野尻高原大学村〉主宰の「やまなみ大学」で、8月8日(火)に、「本格ミステリーとは何か」という題目で、講演を行ないます。興味のある方は、御参加ください。

https://nojirikougendaigakumura.jimdo.com/%E3%82%84%E3%81%BE%E3%81%AA%E3%81%BF%E5%A4%A7%E5%AD%A6/

2023年度やまなみ大学開催
第39回大学村やまなみ大学「火祭り、信州カラマツ、そして本格ミステリーとは」

日 時  2023年8月2日(田中勉)
     2023年8月4日(赤堀楠雄)
     2023年8月8日(二階堂黎人)

     いずれも午後2時~

場 所  信濃町立総合会館

一般社団法人野尻高原大学村
〒389-1306
長野県上水内郡信濃町大字野尻1197-29
TEL / FAX  026-258-3090
E-mail/ daigakumura@alpha.ocn.ne.jp

2023.07.06
[新刊]
 辻真先『盗作・高校殺人事件』創元推理文庫
 石持浅海『あなたには、殺せません』東京創元社

株式会社Gakken(旧:学研)の、「10歳までに読みたい名作」「10歳までに読みたいミステリー」のキャンペーンが行なわれている。紹介ベージはこちら。大盤振る舞いである。

 スタンプーのモリはぐんぐん大きくなって、今は18キログラム。ずっしりと重い。まだまだ大きくなる予定。

   
   
   


2023.07.03
『Star Trek: Strange New Worlds - Staffel 1』のBlu-rayがアメリカで売られ始め、Amazonでも買えるのだが、日本語字幕が入っていない。いつになったら、日本で放映されるんだ。

 昨夜、文章作成中に、キーボード(kinesis Freestyleedge)が突然不調に陥り、文字暴走が起きてしまった。仕方がないので、予備のFreestyleedgeに取り替えて、何とか凌いだ。
 前に壊れたのが2022年の8月20日だから、1年持たずに壊れたのだろうか。

2023.06.30
 27日火曜日夜に、戸草地区へ蛍を見に行く。蛍を育てるために、カワニナを養殖している用水路。奧の方に20匹くらい、フラフラと高い所を飛んでいた。

 エドワード・D・ホック『フランケンシュタインの工場』(国書刊行会)を緊急転送。写真は前の2作の文庫版。1作目のポケスミ版もあるはずなんだが、本棚のどこかに埋もれて発見できず。長距離センサーで探してみるか。

 


2023.06.28
 カー(カーター・ディクスン)の『五つの箱の死』(国書刊行会)と、ポール・アルテ『吸血鬼の仮面』(行舟文化)の2冊を、1つの転送パッドで、同時に転送収容。
 それにしても、カーの新訳とアルテの新作が同時に手に入るなんて、惑星直列より珍しくて、びっくりで、大喜び。

 


2023.06.26
[新刊]
 桐野夏生『もっと悪い妻』文藝春秋
 ウィストン・グレアム『小さな壁』論創社(論創海外ミステリ)
 光原百合『やさしい共犯、無欲な泥棒』文春文庫

 光原百合さんの新刊文庫は、早逝した彼女の追悼本ということだろうか。

 創元SF文庫のアンソロジー『ロボット・アップライジング』を転送収容。

   


2023.06.23
[情報館]を更新。

 岩波文庫の『英国古典推理小説集』を転送収容。本邦初訳の『ノッティング・ヒルの謎』を読めるのは嬉しいが、「オターモゥル氏の手」やチェスタトンの「イズリアル・ガウの名誉」が入っているのは、題名の趣旨からすると余計だったのでは。

2023.06.22
 うっかりしていた。東京創元社のWEB東京創元社マガジンに掲載されている「東京創元社編集部・編『創元SF文庫総解説』(全6回予定)で、私も何作か解説を書いている。

 ラリー・マドック《TERRAの工作員》シリーズ
 ジュール・ヴェルヌ『オクス博士の幻想』
 ジェフリー・ロード《リチャード・ブレイド》シリーズ
 エドガー・ライス・バローズ《月》シリーズ
 エドガー・ライス・バローズ『砂漠のプリンス』
 ジョン・ノーマン《反地球》シリーズ
 E・E・スミス『惑星連合の戦士』

 ――を、担当。

2023.06.21
 昨年もスズメ蜂に刺されたため、今年は積極的に対抗策を取ることにした。トラップを4つ、家の横と裏の森の中にぶら下げた。

 


2023.06.20
[新刊]
 飯城勇三『密室ミステリガイド』星海社(星海社新書)
 甲影会『シャレード・ヌーボゥ34号 大山誠一郎特集」

 飯城勇三氏の『密室ミステリガイド』は、海外作品20作品、国内作品30作を、問題篇と回答篇に分けた上で観賞し、論評を加えたもの。途中には、密室講義への解釈と評論もコラムとして挟んである。

 スタンプーのモリは、5ヵ月になる。うちへ来て1ヵ月で5キロ重くなり、毎日、少しずつ賢くなってきた。その分、やんちゃ度も上がって、最近では、コリー父子がガウガウ遊びの後半になると逃げ回っている。

 写真は散歩中のモリと、野尻湖で泳ぐコリーたち。

   
   


2023.06.07
[新刊]
 大山誠一郎『仮面幻双曲』小学館文庫
 コリン・ワトソン『愛の終わりは家庭から』論創社(論創海外ミステリ)

 小学館文庫版の大山誠一郎氏の『仮面幻双曲』は、全面的に改稿してあるそう。それだけでも読む価値あり。

 南雲堂 「本格ミステリー・ワールド・スペシャル」から出る、霞流一氏の新作長編『紅門福助災厄の事件 エフェクトラ』の見本刷りが出来てきた。霞さんらしい、トリックとギミックに溢れた作品。

 スタンプーのモリは順調に成長中。ちょっと目を離すと、リビングの中が大惨事になっているが……。

   
   


2023.05.29
[新刊]
 島田荘司『ローズマリーのあまき香り』講談社

 久しぶりの御手洗潔シリーズ新作ということで、先日、『ローズマリーのあまき香り』を転送収容。半分ほど読んだところ。相変わらず、スケールの大きな事件、美しい謎、不可解な出来事、秀逸な手掛かりなど、様々なオブジェクトがつるべ打ちで、圧倒されるばかり。さすが、としか言いようがない。
 装丁もとても凝っていて、芸術的だしね。

 スタンダード・プードルのモリモリは、いよいよ本性を現わしてきた。この頃は、お兄ちゃんのコリー2匹を追い回している始末。レンやピートの方が逃げている。

   


2023.05.19
[新刊]
 青木友己『Y駅発深夜バス』創元推理文庫

 物質転送機が、手塚治虫『ビッグX《オリジナル版》(2)』(復刊ドットコム)を吐き出す。

 スタンプーのモリモリ。元気に、順調に育っている。我が家にも慣れてきたらしく、やんちゃぶりが目立ってきた。

   


2023.05.15
 ゴールデンウィーク前に、エンターブライズ・デリカD:5-A号の速度制動装置(後輪ブレーキ)が壊れ、宇宙ステーションのドッグ入りに。しかし、ゴールデンウィークなので部品がすぐに調達できず、結局、修理完了まで2週間もかかってしまった。

 で、直って最初に飛んだのが、名古屋市守山区にあるスタンダード・プードルのブリーダーさん。スタンダード・プードルの子犬(黒、オス、4ヵ月)を迎えるため。本当は3ヵ月で我が星に迎えたかったのだが、ゴールデンウィークのせいで4ヵ月になってしまった。したがって、もう10キロもある。
 名前は、守山区の(モリ)と、もりもり食べるので、モリモリ(通称モリ)とする。

 ブリーダーさんの所では、大人しい子だなと思ったのだけれど、ネコを被っていた。うちではわんぱく。先住犬のコリーのレンがすねてしまった(たいがい、先住犬が2週間ほどすねる)。

   


2023.05.03
 ジョン・ディクスン・カー『幽霊屋敷』創元推理文庫を、転送収容。ようやく新訳が出たか、という感慨。傑作というほどの作品ではないが、随所に見所がある。最後のフェル博士のセリフも格好いい。私は、シャンデリアにぶら下がった男という不思議の部分が好きだ。

 写真を取るために、書架を見たら、ポケミス『震えない男』の初版がない。復刻が出た時に、誰かにあげてしまったのだろうか。記憶にないが。

 


2023.04.27
[新刊]
 ナイオ・マーシュ『闇が迫る マクベス殺人事件』論創社(論創海外ミステリ)
 A・E・Wメイスン『オパールの囚人』論創社(論創海外ミステリ)

 今月の論創海外ミステリの新刊は強力なラインナップだ。ナイオ・マーシュは遺作かつ得意の演劇もの。
『オパールの囚人』は、初の完訳。旧訳書からは86年ぶりときた。昔、読んだが、すっかり内容は忘れてしまったから、この新訳を読むのが楽しみ。

   


2023.04.25
 ジュール・ヴェルヌ『エクトール・セルヴァダック』(インスクリプト)を、転送収容。
 何だか、突拍子もない話らしい。

 


2023.04.21
 『スタートレック/ピカード』シーズン3の第10話(最終回)を見たくて、昨夜は眠れなかった。
 で、朝からさっそくホロデッキに行き、第10話を起動。
 良くできました、二重丸。
 もちろん、シーズン3通して粗がたくさんあるし、説明不足もたくさんある。
 可変種とボーグがどこでとう繋がっているのか、とか。
 でも、エンターブライズDが飛んでいて、活躍してくれたから、みんな許す。
 何しろ、あの駄作の第2シーズンがすっかりなかったことになっているのがおかしい。
 今回のボーグは(ボロボロなのは)、『スタートレック/ヴォイジャー』と繋がっている訳なのじゃな。未来から来たジェンウェイ帝国が捨て身で感染させたウイルスによって、ボーグ全体が死滅しかかっているという状態だということなのじゃろう。したがって、字幕も吹き替えも、「お前がばらまいたウイルス」は間違い。「お前たちが」じゃないと変だ。

2023.04.19
 南雲堂の本格ミステリー・ワールド・スペシャルから出る、吉田恭教氏の『龍のはらわた』の見本刷りが出来。
 4月26日頃に書店に並ぶ予定。

 


2023.04.18
『スタートレック/ピカード』シーズン3の第9話の後半を、10回も見てしまった。
 エンターブライズDのブリッジに入って、ライカーが「ブリッジが縮んだんじゃないか」と言うんだけど、これが内輪のジョークだと気がついた。再現されたブリッジは、映画版(『ジェネレーションズ』ではなく、TV版のブリッジだからだ。
映画版は、TV版より、ブリッジが広く作られている。TV版は、左右にステーションがないが、映画版にはある。
 笑った。

2023.04.14
『スタートレック/ピカード』シーズン3の第9話を、ホロデッキで見る。こういう展開になるのなら、第1シーズンはなかった方が良かったんじゃないの。
 ますますお涙頂戴ものになってきたが、もちろん、アレを見た時、まんまとやられて涙ぐんでしまう。

 密室もので、巻末袋とじというので、ポケミスのトム・ミード『死と奇術師』を転送収容。

 黒姫もようやく、桜が満開。

2023.04.05
[新刊]
 エミール・ゾラ『ボヌール・デ・ダム百貨店』論創社

 まさか、この今の時代にゾラの新刊が読めるとは。『ボヌール・デ・ダム百貨店』のページをめくりだしたら、面白くて止まらなくなった。世界初の百貨店小説と呼ばれる名品。冒頭からして、店の建ち並ぶパリの華やかな情景が生き生きと描かれている。
 私の大雑把な印象では、バルザックは上流階級を描いて、ゾラは一般大衆を描いた。ゾラのライフワークである「ルーゴン=マッカール叢書」は、それ全体での群衆劇とも表現できるが、この『ボヌール・デ・ダム百貨店』も、そこに含まれる一冊。
 ゾラの『ナナ』や『居酒屋』を読んだのは、中学生から高校生くらいの時だったから、何十年ぶりかのゾラ。

 


2023.03.25
『スタートレック/ピカード』シーズン3の第6話を、ホロデッキで見る。
 ついに登場人物勢揃いで、面白かったのだが、どんな形であれ、データを出しちゃだめだろう。あんなに大騒ぎして、シーズン1で完全にデータを葬ったのに。

2023.03.24
 月曜日の朝、愛犬モエ(秋田犬)が12歳9ヵ月で星の彼方へ行ってしまった。スタンプーのカイが死んだ後、半月くらいして急に元気がなくなって、介護状態に陥った。少し前から血液の赤血球が少なくなって薬を飲んでいたのだが、肺に大きな塊が3つも見つかり、喉の所に大きな浮腫が出来た。
 でも、モエも、カイ同様、それほど長くはこちらの手を煩わせなかった。
 モエは崩壊したブリーダーからの保護犬で、1才ちょうどでうちへもらわれてきた。うちの家族には最初から親しくしたが、いつも、他人が家に入ると低く唸っていた。それ以外は、落ち着いていて、物静かで、まさに日本犬の鏡だった。
 そうそう。不思議なことに、作家の黒田研二氏だけには、すり寄って愛想良くしていた。愛犬好きのことはすぐに解ったか。
 モエ。今までありがとう。銀河バリヤの向こうで、ゆっくり休んでおくれ。

   
   
   


2023.03.16
[新刊]
 辻真先『たかが殺人じゃないか』創元推理文庫

 復刊ドットコムから、手塚治虫『ビッグX《オリジナル版》(1)』が物質転送機で届く。雑誌連載版のままを収録。

 来月あたり、創元推理文庫で、ジョン・ディクスン・カー『幽霊屋敷』が新訳で出るらしい。山口雅也さんの方からも、『五つの箱の死』が新訳で出る予定なので、旧訳のまま残っていた2作品がようやく読みやすい・手に取りやすいものになるわけだ。

 


2023.03.13
 アマゾンで注文した洋書、カーの『Burning Court』がちっとも届かないので、問い合わせをしたら、船旅の途中で消えてしまったとのこと(さすが、カーだ。消失もの!)。で、返金されたが、ぜんぜん嬉しくない。

2023.03.12
[新刊]
 レックス・スタウト『ネロ・ウルフの災難』論創社(論創海外ミステリ)
 鮎川哲也『マーキュリーの靴 「三番館」全集 第2巻』光文社文庫
 日下三蔵・編/久生十蘭『肌色の月』光文社文庫

「神津恭介ファンクラブ」会報「らんだの城通信」が、第100号を迎えたとのこと。継続は力なりですね。一つの記念として、おめでとうございます。これからも頑張ってください。また、表紙で拙著『悪霊の館【完全版】』を載せてくださってありがとうございました。

   


2023.03.10
『スタートレック/ピカード』シーズン3の第4話を、ホロデッキで見る。今回の話は良かったな。これなら、前回の不満も解消。ファーポイントを持ち出すついでに、ソリトン・ウェーブにも言及して欲しかったかな。

2023.03.03
『スタートレック/ピカード』シーズン3の第3話を見る。まあ、面白いのだが、後半、ピカードとライカーが仲違いする脚本はどうかと思う。

 それから、最近の『スタートレック』(TV版)でちょっと嫌いなのが、次の点。
 (1)ブリッジ内がやたらに暗い。J・Jの映画版『スタートレック』シリーズは、ブリッジ内が明るいので大好き。
 (2)『スタートレック/エンタープライズ』から、シールド(バリヤー)がほとんど姿を消してしまった。あっても敵の攻撃も防げない。そのため、ちょっと攻撃されただけで、ブリッジ内で火花が飛び散る。
 ジーン・ロッデンベリーのオリジナル『スタートレック』は、戦争ものではないので、攻撃のし合いで決着が付くのではなく、知力で難局を乗り越える話。だから、お互いがシールドをはっていて、それぞれの攻撃では、相手を撃破できないという設定になっているわけだ。

 論創社から出た『悪霊の館【完全版】』の分厚さを計るため、他の分厚い本と並べてみた。ジョルジュ・サンドの『我が生涯の記』が一番厚いかと思ったが、これは3分冊なので失格。ポプラ社の『百年小説』が1等賞であった。

   


2023.02.21
[新刊]
 限界研『現代ミステリとは何か』南雲堂

 昨夜から今日にかけては大雪。午前中は除雪作業で疲労感が満杯。

 カーの『新訳版 火刑法廷』に新カバーが出ていることを知り、緊急転送。
『火刑法廷』の翻訳で、ちょっと気に掛かる所があるので、アメリカから原書を取り寄せている最中。

 東京、高田馬場の〈芳林堂書店 高田馬場店〉に、『悪霊の館【完全版】』(論創社)のサイン本が何冊か置かれるはずなので、御希望の方は問い合わせをして買ってほしい。

 鏑木蓮氏の訃報が届く。私より若いのに、仲間がまた一人いなくなってしまい、非常に寂しい。南雲堂の〈本格ミステリー・ワールド・スペシャル〉にも誘っていて、「久しぶりにトリックものを書きますよ」と言ってくれていたから、実現せずに残念である。御冥福をお祈りします。

   


2023.02.17
[新刊]
 天祢涼『彼女はひとり闇の中』光文社

 舞ってました! じゃない、待ってました! 『スタートレック/ピカード』シーズン3の開幕。Amazonプライム・ビデオにて。
 とりあえず、タイタン号で引っ張って、最終回くらいにエンタープライズF号が出てくるんじゃないかな。

 愛犬カイに続いて、秋田犬のモエが弱ってきた。12歳で一番年上。血小板の減少、顎の下の脂肪溜まり、体力消失など――仕方のない老衰って奴。

 


2023.02.14
[情報館]を更新。

[新刊]
 門前典之『友が消えた夏 終わらない探偵物語』光文社文庫

 何と、昨日は雨。2月の中旬に黒姫で雨だなんておかしい。少なくとも、ここへ引っ越してきてからは1度もない。先週後半から気温が高いため、スキー場もずっとガスっていて、滑りに行く気もしない。
 今日は2度除雪するほどの雪。だが、物凄く水っぽい。

 家人が3年ほど使った富士通製ノートパソコンの調子が悪いので、新しいものを買ってきた。嫌なことに、Windows11マシン。案の定、Windows10より使いにくい。マイクロソフトはバカじゃないかと本気で思う。Windows7が一番使いやすかったし、見栄えも良かった(確かに、Windows10の方が安定性はあるが)。
 結局、様々な所をいじって(小さいことだと、ウイジェットを消すとか)、なるべくWindows10以前の操作に持っていく。

 門前さんの新刊(光文社文庫書き下ろし)の題名は、まるで青春ミステリー。でも、帯を見るといつもの門前さん。安心した(笑)。

   


2023.02.05
 立東舎から、手塚治虫先生の『魔法屋敷』の見本刷りがロケット輸送機で到着。
 この『魔法屋敷』は三玉書房版というのを、復刻したもの。さらに、藤子不二雄A先生が旧蔵していた手塚治虫先生の未発表原稿を収録したところに特徴がある。
 『魔法屋敷』の初出は不二書房版だが、この三玉書房版には前後に描き下ろしの加筆がある。

 前にも何度か書いたが、昨年、一番楽しんで読んだのが、平凡社から出た『伊藤整日記』全8巻。箱入りというのも、今時だと泣かせる。
 当時の日本文学文壇の様子とか、出版社の様子とか――今と違って、とても盛況だった様子が――この日記からよく解る(羨ましいな)。
 二度目の通読に入ったところ。

   
   


2023.02.02
 「スタートレック/ピカード」シーズン3(ファイナル・シーズン)の予告映像が公開された。
https://youtu.be/wo2V1cSVj-w
 しかも、日本でも、Amazonプライム・ビデオで、17日から放映されるらしい。喜ばしいことよ。

2023.01.31
[新刊]
 桐野夏生『真珠とダイヤモンド(上・下)』毎日新聞出版
 辻真先『赤い鳥、死んだ。』実業之日本社文庫
 G・K・チェスタトン『マンアライブ』創元推理文庫

 先週後半からずっと雪模様。木曜日だったか金曜日に、夕方いきなり猛吹雪になったのは驚いた。うちの家の前の道路で、小型シャトルがスタックしていたので、スノーダンプを使って除雪し、救出する――って、うちのシャトルだったんだけどね。

 船橋のときわ書房さんが、『悪霊の館【完全版】』のサイン本を売ってくださるということで、80冊ほど、サインを入れる。予約してくださった読者の皆さんにも感謝いたします。
 なお、ときわ書房さんも他の書店さんも、サイン本には、「オオカミ通信 第6号」という書き下ろし自作解説の紙を1枚挟んでおります。『悪霊の館【完全版】』の末尾には、蘭子シリーズ第1部についての書き下ろし自作解説が載っていて、「オオカミ通信」には第2部――魔王ラビリンス・サーガ分――の解説を書いたのでした。

 10年以上かかって、やっと、手塚治虫先生の『マグマ大使』が連載された「少年画報」を集め終わった。この時代の「少年画報」は古書市場で(ややカルト的な)人気があって、一時期は1冊3万円以上で(古本屋やヤフオク!で)売られていた。実際に刊行されていた当時は(1965~1967年)、「少年」や「少年ブック」ほど売れておらず、残っているものが少ないからだろう。
『マグマ大使』の付録の方は、前々から全部持っていたので、これで、『マグマ大使』の連載分は全部揃ったわけである。

   
   


2023.01.14
 今年もよろしくお願いします。

 前々からゆるりと探していた『国立風土記』(原田重久/逃水亭書屋)をようやく発見し、転送収容。姉妹編の『国立歳時記』の方は前々から持っていたので、ようやく2冊が揃う。
  どちらも、東京都国立市(くにたちし)の成り立ちと文化・風土を描いた本。

 このところ暖かく、降雪も非常に少ない。昨夜から小雨。今日は薄曇り。家のまわりの雪はかなり溶けてしまった。

   
   


2022.12.29
[新刊]
 三咲光郎『空襲の樹』論創社(第1回「論創ミステリ大賞」受賞作)
 ベルトン・コッブ『善意の代償』論創社(論創海外ミステリ)

 いろいろ私事で忙しく、体が二つほしいほど。
 昨日はようやく、今シーズンの初スキー。といっても、1時間しか時間が取れず、妙高杉ノ原スキー場のゴンドラ下を2本滑っただけ。
 念のため、マスクをして行ったが、マスクをしているのは私だけだった。外人さんもちらほら戻って来ている。

 妙高山のスキー場もようやくオープンしたが(アカカンも)、黒姫の我が家のあたりは積雪15センチから20センチほど。

 来年は、『スタートレック/ディスカバリー』のシーズン5や『ピカード』シーズン3が見られそうだが、『スタートレック/ストレンジ・ニュー・ワールド』はどうなったんだ? パラマウント、何とかしてくれえ。

 それでは、皆さん。良いお年をお迎えください。

   
   


2022.12.21
 愛犬カイちゃん(スタンダード・プードル)が、昨夜、銀河バリヤの向こうへ旅立った。正確には、11歳6ヵ月。最後の3日間は何も食べず、ちょっと水を舐めるだけ。犬というのは、自分の寿命と最期が解っているかのよう。
 本当に頭の良い犬で、こちらの気持ちを察するのがうまく、また、自分の希望を視線や態度で伝えることにも長けていた。足が長く、足が速く、投げられたボールを取って来るのが好きで、森の中で狐を追いかけるのも趣味だった。
 10年前、私たちが東京を出て、黒姫高原に引っ越してきたのも、大自然の中でカイちゃんと遊びたいと思ったのが、半分くらいの動機。それは充分に果たせたと思う。
 カイ、楽しく、愉快に、たくさん、遊んだよね。その内にまた、銀河バリヤの向こうで一緒に遊ぼうね――。

   
   
   


2022.12.17
[新刊]
 H・C・ベイリー『ブラックランド、ホワイトランド』論創社(論創海外ミステリ)
 A・A・ミルン/横溝正史・訳『赤屋敷殺人事件』論創社(論創海外ミステリ)

 A・A・ミルン『赤屋敷殺人事件』は、横溝正史の翻訳(超訳?)版。巻末に、野本瑠美氏(横溝正史次女)の書き下ろしエッセイが載っているのだが、これが、推理小説ファン、横溝ファン、江戸川乱歩ファン、海野十三ファンなら必読のものとなっている。感動、間違いなし。

 愛犬カイちゃん(スタンダード・プードル、12歳)の調子が悪い。半年ほど前から心臓を患っていて、数日前から極端に動けなくなってきた。大型犬で12歳だから、仕方がないことだが……。

 赤い果肉のリンゴを食す。名前は「炎舞」だそうだ。

   
   


2022.12.16
 論創社から年末に出る『悪霊の館【完全版】』の見本刷りがついに出て来ました。嬉しいですね。
 現在、興奮状態なので、詳細は明日以降に。とりあえず、写真をアップします。

   
   


 

2022.12.10
[新刊]
 鮎川哲也『竜王氏の不吉な旅(三番館全集 第1巻)』光文社文庫

 鮎川哲也先生の三番館シリーズも、もう何度読んだか解らない面白さ。今回は発表順に収録という形。
 というか、何度読んでも面白いのが、鮎川哲也先生の推理小説。そこが素晴らしい。

 長野市青木島にある公園の閉鎖問題で、日本全国に恥じをさらしている長野市政。
 長野市は、日本で唯一、公園に犬を入れてはいけないというバカな規則がある所。文化程度の非常に低い市政だから、今回の問題と根っ子の部分は同じ。

   


2022.12.08
[新刊]
 新津きよみ『なまえは語る』実業之日本社文庫
 麻見和史『魔弾の標的』講談社ノベルス

 日本語版の「WHEN I MOVE (Japanese Version)」も出た。もともと英語の歌詞の多い曲だから、あまり印象は変わらない。
 何にせよ、ずっとKARAづけ。MAMA、ミュージック・バンク、音楽の中心、人気歌謡、TikTokのlive、知ってるお兄さん他のバラエティなどなど。
 年末に日本に来た時にも、日本のバラエティ番組に出て欲しいな。

 まだ本格的な雪は振らず、妙高山は上の方が少し白いだけ。野沢温泉スキー場でさえ、オープンしていない。

   


2022.11.29
[情報館]を更新。

[新刊]
 北村薫『水 本の小説』新潮社
 宝島社「このミステリーがすごい! 2023年度版」

 復活KARAの新曲「KARA 'WHEN I MOVE' Official MV」。非の打ち所がない。
 しばらくヘビー・ローテーションは確定。

 50年ぶりに、戸川幸夫の『牙王物語』を読んだが、子供の頃に読んだ時と同じ面白さだった。大人になってから読むとつまらなく感じる本が残念ながらあるが(たとえば、私の場合、夏目漱石の『こころ』、アイザック・アジモフの『銀河帝国の興亡』など)、この本は印象が変わることがなかった。

2022.11.27
STEP IT UP NOW!」――ついに、5人(6人)勢揃いの予告編。
https://youtu.be/6z0M9DRiUDA

『悪霊の館【完全版】』――裏表紙も含んだカバー・デザイン。
 編集さんから、さっそく予約が入っていると聞いて、感動しているところ。読者の皆さん、ありがとうございます。

 


2022.11.25
[情報館]を更新。

『悪霊の館【完全版】』のカバーに、帯のデザインを足してみた。このような感じ。

 


2022.11.24
[新刊]
 西村京太郎他著『十津川警部と七枚の切符』論創社
 ドロシー・ボワーズ『アバドンの水晶』論創社(論創海外ミステリ)
 マックス・アフォード『暗闇の梟』論創社(論創海外ミステリ)
 高田崇史『古事記異聞 陽昇る国、伊勢』講談社ノベルス

 マックス・アフォード『暗闇の梟』は、ジェフリー・ブラックバーン・シリーズの第4作目。私が解説を書いている。

 作家生活30周年記念で、論創社から年末に出る『悪霊の館【完全版】』のカバー・デザインが出現。力強く、不気味で、しかも、美しいカバーだ。
 発売は12月28日予定(大きな書店だと、25日くらいから店頭に並ぶかも)。

   


2022.11.19
 来たぁ! KARA 「 MOVE AGAIN 」 MOVING POSTER - GYURI & SEUNGYEON
 ギュリとスンヨン。貫禄が違う。

[別館]-[山川惣治]に、『続・少年エース』のページを追加。

2022.11.18
 出た。KARA (??) 「 MOVE AGAIN 」 MOVING POSTER - NICOLE
 ニコルと一緒に踊っているのは誰?

2022.11.17
[新刊]
 折原一『グッドナイト』光文社

 愛犬との散歩中に、野尻湖畔でカタハ(ムキタケ)を見つける。まだ小さいので、もう2、3日放置することにした。

 Amazon Kindleに、パーソナル・ドキュメントをメールで送ろうとしたら、mobiファイルは送れなくなった。EPUBで送れと怒られる。何それ。これから、Kindle本はEPUB形式になったってこと? ヘルプを調べてもよく解らない。
 Send to Kindle for PCが使えるようになった、と書いてありながら、日本のAmazonでは使えないみたいだし。

 KARAの予告編の第一弾「「MOVE AGAIN」 MOVING POSTER - JIYOUNG & YOUNGJI」が出た!
 ジヨンとヨンジが一緒に踊っているなんて夢みたい。日本語のカタカナだと「ジヨン ヨンジ」で並びが違うだけだな。
 https://youtu.be/G8lnDrHvsUY

   


2022.11.16
 サクマ式ドロップスの会社が廃業で、ドロップスがなくなってしまうのか。とても残念。ネスレのPOLOも明治のカルミンもなくなってしまって、舐めるものがぜんぜんない。コンビニとかで売っている奴(ミンティアとかフリスクとか)は、人工甘味料だから美味しくないし(体にも悪いし)。

 横手山や渋峠スキー場が、人工雪でオープンしたとのこと。野沢温泉スキー場がオープンしたから、今年度のスキー活動の開幕だ。

 早川書房のSFアンケートに回答。SFの出版点数が少なくて、読みたい本が少なかったから、読んでいるものも少ないので、ちょっと悩んだ。

   


2022.10.28
[新刊]
 小林泰三『ティンカー・ベル殺し』創元推理文庫

 タイタン号が、ジプシー・ローズ・リー『Gストリング殺人事件』(国書刊行会)を運んでくる。
 ……それでも、私的には、この作品の下書きはクレイグ・ライスだったと信じたい。

 キノコ屋さんで、霜降りシメジとクリタケが売っていたので、買って、家で食す。霜降りは美味い。

   
   


2022.10.23
[新刊]
 A・レベルテ『フェンシング・マエストロ』論創社(論創海外ミステリ)

 立東舎から出た、手塚治虫『メタモルフォーゼ オリジナル版』を、亜空間断裂の中から牽引ビームで引っ張り出す。講談社の全集では大幅に描き変えられた『こじき姫ルンペネラ』のオリジナル(雑誌連載版)を同時収録。

 A・レベルテ『フェンシング・マエストロ』を翻訳しているのが、ハードボイルドの著名な作家・高城高氏なので、夢の組み合わせが実現したわけだ。

『ピカード』シーズン3、『スタートレック/ディスカバリー』シーズン5の予告編が出来。
 https://youtu.be/wo2V1cSVj-w
 https://youtu.be/TJwVNppatK0

KARAも、15周年で、11月に復活するとのこと。嬉しい報せ。

 平凡社の『伊藤整日記 7』と『同 8』を読了。これでおしまい。戦後の文壇の様子、それから、伊藤整が野尻湖畔に持っていた別荘(伊藤山荘)の様子が解って、実に面白い読書体験ができた。

   


2022.10.21
[新刊]
 我孫子武丸『監禁探偵』実業之日本社文庫
 明利英司『海原鮮魚店のお魚ミステリー日和』南雲堂

 論創社から出る予定の『悪霊の館 【完全版】』は、完成度を高めているため、11月下旬の発売となった。もう少しお待ちください。

 月曜日(17日)に、毎冬恒例、戸隠の白樺食堂へ行き、天然キノコそばを食す。美味。
 戸隠の紅葉も奇麗。

   
   


2022.10.15
 夕方の散歩で、ナラタケを発見。
 翌日、人から天然マイタケの大きな塊をいただく(嬉しくて、舞っちゃう)。
 その後、愛犬たちと散歩に行き、林の中でハナビラタケを見つけて転送収容。
 で、夕食はキノコ三昧の贅沢。

 昨日の午後は、燕温泉の黄金の湯へ。白濁した硫黄温泉に浸かるのは至福の時。

 山口雅也さん監修の『Gストリング殺人事件』をAmazonに予約。

   
   
   


2022.10.12
[新刊]
 有栖川有栖『濱地健三郎の呪える事件簿』KADOKAWA

 Googlechromeでクリックポストの宛名を印刷しようとしたら、エラーが出て進まない。調べてみると、以下の対処方法が見つかって、先に進むことができた。

2021/12/10 Google Chromeにおける宛名ラベルの印字エラーに関してのご案内
Google Chromeをご利用の場合、宛名ラベルを印字される際にお客様のご利用環境により、以下のエラーメッセージが表示される場合がございます。

エラーメッセージ:お探しのページが見つかりません。

上記エラーメッセージが表示されます場合は、下記の手順でGoogle Chrome拡張機能の「Adobe Acrobat」をオフにすることで解決いただける場合がございます。

2022.10.01
[新刊]
 ドナルド・E・ウェストレイク『平和を愛したスパイ』論創社(論創海外ミステリ)
 アヴラム・デイヴィッドスン『不死鳥と鏡』論創社(論創海外ミステリ)

 アヴラム・デイヴィッドスン『不死鳥と鏡』の刊行に驚くやら、喜ぶやらする人は多いと思う。ミステリー・ファンなら、クイーンの『第八の日』や『三角形の第四辺』の文章を担当した人(クイーンの代作者、という言い方はちょっと違うのでは。少なくとも、ダネイのプロットなのだから)ということになるし、SFファンなら、短編の名手ということになるのかな。
 どちらにしても、論創社からの意外な贈り物なのは間違いない。

   


2022.09.28
 H・H・ホームズ『九人の偽聖者の密室』(国書刊行会)を転送収容。

 


2022.09.18
[新刊]
 石持浅海『高島太一を殺したい五人』光文社

 念のため、山口雅也さんが監修する《奇想天外の本棚》の第1回配本『九人の偽聖者の密室』を、マザー・コンピューターに予約。原書房の奴は3冊で途絶してしまったが、国書刊行会ならどんどんやってくれるでしょう(大いに期待)。
 第2階配本は、ジプシー・ローズ・リー『Gストリング殺人事件』というから、あら、嬉しい。
(どっちも旧訳では読んでいるが、もちろん、山口さんが隅々まで目を光らせた新訳だから、ぐっと評価が上がるに違いない)。

 https://www.kokusho.co.jp/special/2022/08/KITENbooks.html

2022.09.14
[新刊]
 笠井潔『煉獄の時』文藝春秋

 笠井潔さんの新刊は、何と、矢吹駆シリーズ11年ぶりの最新作。2200枚という大作だ。しかも、今回は首なし死体事件――興奮するね。

 船橋のときわ書房で、羽純未雪さんとの合作『呪縛伝説殺人事件』が、週間売り上げ1位になったとのこと。担当編集さんから連絡が入る。大変ありがたい。編集さん、出版社、書店さんの営業努力の賜物。もちろん、お買い上げくださった読者の皆さんに最大の感謝を。

   


2022.09.13
[新刊]
 辻真先『思い出列車が駆けぬけてゆく 鉄道ミステリ傑作選』創元推理文庫
 『加賀美雅之未収録作品集』光文社

 〈Kappa-One〉第1期20周年記念『加賀美雅之未収録作品集』(光文社)の見本刷りが届いた。私が解説を書いている。とても素敵な装丁だし、中身の濃さは不可能犯罪揃いでびっくりするほど。作者もきっと、無限の彼方で喜んでいることだろう。

   


2022.09.03
 スキー板をチューンナップに出す。「古い板ですね」と、店員さんに言われてしまう。確かに5年ほど前の板だが(初代X-MAX(黄色い奴))、具合が良くて、買い換えたいとは思わないんだな。

 Amazonプライム・ビデオで、『スタートレック/ローワー・デッキ」シーズン3が始まった。

2022.09.01
[新刊]
 大島清沼『赤虫村の怪談』東京創元社
 ヘンリー・ウェイド『ヨーク公階段の謎』論創社
 パメラ・ブランチ『ようこそウェストエンドの悲喜劇へ』論創社
 論創ミステリ叢書『川野京輔探偵小説選Ⅲ』論創社

 まだ晴れると暑い日もあるが、秋風が吹くようになった。夜は時々肌寒い。

 『呪縛伝説殺人事件』など200冊近くにサインをした。この御時世、サイン会ができないので、ある書店さんが予約を取ってくれたわけだ。中国名(たぶん台湾の方だろう)も何人かいて、驚いた。
 当然のことながら、『呪縛伝説殺人事件』は、私と羽純未雪さんの両方のサインが入っている。

 ディズニー・プラスで、『オビ=ワン・ケノービ』を見る。最後、なんで、ダース・ベイダーに留めを刺さないのか。全体的にいまいち。

 日産のディーラーで、新型エクストレイルを見る。赤い奴がショールームに置いてあったが、色が濃くて、すごく良かった。
 だが、リアハッチを開けてがっかり。荷室の床が斜めになっている。苦笑。日産って、詰めが甘いと言うか何と言うか……。

 


2022.08.23
 南雲堂から8月31日発売予定の、羽純未雪さんとの合作書き下ろし長編『呪縛伝説殺人事件』の見本刷りができてきた。重厚で、極めて美しい本だ。

 なお、論創社から出る『悪霊の館【完全版】』は、新型コロナの影響で、発売が1ヵ月延びて、9月下旬になった。

 


2022.08.20
 お盆の間に(うちの場合、昨日までがお盆扱い)、『宇宙探査艦オーヴィル』シーズン3を全部見てしまう。面白かった。良かった。当然、シーズン4もあるんだろうなあ、と、期待できる。

 3日間、デスクトップ・パソコンに触らなかった。電源を入れ、仕事をしようとしたら、キーボードがおかしい。「3」と「4」のキーを押すと、変な文字列が画面上に入力されてしまう。
 すごく焦った。
(1)パソコンが故障した。
(2)キーボードが故障した。
(3)キーボード・ドライバーなどが変調を来たしている。
 などと、事態を切り分け、一つ一つ確認。
 そして解ったのが、キーボード(Kinesis Gaming Freestyle Edge 赤軸)が、故障したらしいということ。
 幸い予備があったので(こういう時のため、2台持ち)、交換して、何とか事なきを得たが、丸一日潰れてしまった。
 壊れた方を買ったのが、2018年夏なので、丸4年でいかれたことになる。それなら、仕方ないか。
 ただ、前に使ったFreestyle Edgeは、キーのリマップをしてあり、親指シフト入力するため、ほとんどのキー・トップに、シールが貼ってある。単純に新旧を入れ替えただけではなく、キーのリマップを行ない、キー・トップを工具を使って交換した。それにも時間がかかった。
 ちょっと不思議だったのが、リマップ・ソフトが、2018年の時には、Freestyle EdgeのROM内から立ち上げないと動かなかったのに、今回は、デスクトップ上に置き、それをクリックしないと働かなかった。どういうわけだろう?(その事に気づくのにも、だいぶかかった)。

 


2022.08.14
『宇宙探査艦オーヴィル』シーズン3は、Huluでやるのかと(勝手に)思っていたのだが、いきなりディズニー・プラスで始まったので、万歳!(シーズン1~2も)。ただし、字幕。
 仕事をしながら、2話まで見たが、シーズン1~2に比べて、特撮も宇宙船デザインもグレードアップしている(シャトルがずいぶん格好良くなった)。
 ただ、毎回、上陸任務に艦長と副館長が一緒に出かけてしまうのは、どうかと思うぞ。

 凄い同人誌を送っていただいた。
 森咲郭公鳥さん、森脇晃さん、kashiba@猟奇の鉄人さん共著の『Carr Graphic』vol.1 がそれ。ジョン・ディクスン・カーの全作品の舞台をイラスト化するという大計画の第1弾とのこと。
 昨日、今日開催していたコミケが初売りとのこと。(この辺にも情報が)
 とにかく、イラストの描き込み量と迫力に圧倒された。

   


2022.08.09
[新刊]
 高橋由太『ちびねこ亭の思い出ごはん たび猫とあの日の唐揚げ』光文社文庫
 鮎川哲也『死のある風景 増補版』光文社文庫

 鮎川哲也先生の光文社文庫『死のある風景 増補版』は、長編版と中編版の両方が入った一挙両得もの。

 集英社文庫の江戸川乱歩『明智小五郎事件簿〈戦後編〉』全4巻を、転送収容。カバーの絵は、〈戦前編〉の方が良かったな。

 散歩中に、愛犬ピートが赤いキノコを発見。たぶんタマゴタケだと思うが、自信がないので食べない。

 元KARAのニコルの8年ぶりの新曲『YOU.F.O』が、曲・ダンス共に素敵。

 家の近くの木の根元に、カブトムシが数匹いるのを愛犬セリが発見。しかし、チャイロスズメバチもいるから、近づかないことにする。

   
   


2022.08.04
 数日前、家人が愛犬たちと朝の散歩。林道を進んでいると、脇にある沼の所で何やらガサガサ音がする。血気盛んな若いスムース・コリーの父子・レンとピートが駈け込んで行ったら、そこに月の輪熊がいて、大騒ぎに。レンとピートは顔と胸に怪我を負い、呼び戻した家人の元へ悔しそうに走ってきた。
 しばし、月の輪熊と睨み合う状況だったが、何とか熊の方が藪の中へ入っていった。
 家に戻ると、レンもピートも2、3箇所血が出ているし、熊の爪で胸の所が少し割けているで、あわてて長野市内の動物病院へ行き、傷口をステープラーで留めてもらったのであった。
 しばらく、林道散歩はやめた方が良さそうだ。

 作家生活30周年記念の、講談社文庫版『巨大幽霊マンモス事件』の見本刷りが出来てきた。これまでとひと味違った表紙のデザインが面白い。8月10日頃の発売予定。解説は、飯城勇三さん。

 この後、8月22日頃に、南雲堂から『呪縛伝説殺人事件』(羽純未雪さんとの合作)が、8月末頃に論創社から『悪霊の館 《完全版》』(解説は柄刀一さん)が、発売の予定。合わせて、よろしくお願いします。

   


2022.07.26
[新刊]
 鏑木蓮『見習い医ワトソンの追及』講談社
 天祢涼『拝啓 交換殺人の候』実業之日本社

 先々週の木曜日に、玄関前でスズメバチに右手を刺される。パンパンに膨れてしまった。ゲラの校閲で忙しいのに迷惑極まる。頭に来て、家のまわりを確認したら、スズメバチの巣が二つと、アシナガバチの巣が三つあったので、全部、殺虫剤で駆除してやった。

 8月中旬に講談社文庫から出る『巨大幽霊マンモス事件』(作家デビュー30周年記念)の、カバーのラフ・デザインが出てきた。

 


2022.07.12
[新刊]
 柄刀一『或るアメリカ銃の謎』光文社

 愛犬との散歩の際、道路を横切って、林の中に逃げ込んだ黒い動物。最初は熊の子供かと思ったが、木の陰に止まってこちらを見ている。カモシカの子供だった(前に親子連れで見た時より、だいぶ大きくなっていた)。

 愛犬レンとピートは、野尻湖畔へ連れて行くと、ジャブジャブ水の中に入っていく。

 南雲堂から8月に出る、羽純未雪氏との合作『呪縛伝説殺人事件』のカバー・デザインが出てくる。

   
   

 


2022.07.09
[新刊]
 喜国雅彦『嗜好機械の事件簿』東京創元社
 貫井徳郎『紙の梟』文藝春秋

 南雲堂の、島田荘司/二階堂黎人・監修「本格ミステリー・ワールド・スペシャル」から、小島正樹氏の『仮面の復讐者 浜中刑事の逆転が、7月1日に発売された。

 復刊ドットコムから『鉄腕アトム 《オリジナル版》10』が、物質転送機で届く。

 8月に作家デビュー30周年を迎える。記念に、3冊の本が出る。

 『巨大幽霊マンモス事件』講談社文庫
 『悪霊の館《完全版》』論創社(単行本)
 『呪縛伝説殺人事件』南雲堂(書き下ろし新作。羽純未雪氏との合作)

 ゲラがどんどん出てくるので、赤入れでかなり忙しい。

 


2022.06.21
『スタートレック/ディスカバリー』のシーズン4全体を2度、観賞。終盤は盛りあがって面白かった。
 未知との遭遇というのは、ジーン・ロッテンベリーが考えた『スタートレック』の重要な主題だしね。
 ただ、少し説明不足も(映像的にも)。たとえば、地球やニヴァーに迫り来るDMAや、それが消え去る場面がまったく映像として出て来ないのは、スリルを欠く原因になっている。
 胞子ドライブ・エンジンが壊れたディスカバリーは、通常ワープ・エンジンで連邦に返るしかないが、そうすると、最大ワープ速度でも30年も40年もかかる。それで、10-Cが、ワームホールを作って送ってくれたらしいが、その場面の詳細がよく解らない。もっと、10-Cとの交流や理解の場面を描いた方が良かったのではないか。

2022.06.17
[新刊]
 鏑木蓮『見えない階』潮文庫

 8月に講談社文庫から出る、文庫版『巨大幽霊マンモス事件』のゲラに赤入れして戻す。

『スタートレック/ディスカバリー』のシーズン4は、現在、第9話「ルビコン川」まで見たところ。寄り道が多くて、なかなか本題に入らないことがある。ディスカッションや演説も少し多い印象。これから面白くなる模様。

 復刊ドットコムから『鉄腕アトム 《オリジナル版》09』が、量子魚雷で届く。

2022.06.10
 驚きの10乗! いきなり、『スタートレック/ディスカバリー』のシーズン4が(1~3までも)、YouTubeで購入視聴可能になった。ちゃんと吹き替えもあるし。
https://play.google.com/store/tv/show/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC_%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%AF_%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%90%E3%83%AA%E3%83%BC?id=qWnV5PgGgaY.P&hl=ja …

 さっそく2話まで見る。もったいないので、後は1日1話ずつで。

2022.06.08
 ハヤカワSFシリーズの、ウィルスン・タッカー『長く大いなる沈黙』、アレクセイ・パイシン『成長の儀式』を、宇宙の深淵で発見。転送収容。

『スタートレック/ディスカバリー』のシーズン1とシーズン2が、有料レンタルにより、Amazonプライムで放映が始まった。この勢いで、シーズン4までぜひ頼む。もちろん、『スタートレック/奇妙な新しい世界』も。

 ジョン・ロード『ディヴッドスン事件』を読了。これまで読んだ(これまで翻訳された)ジョン・ロードで、一番面白かった。

 


2022.06.04
[新刊]
 辻真先『馬鹿みたいな話!』東京創元社
 ジョン・ロード『ディヴッドスン事件』論創社(論創海外ミステリ)
 G.D.H.&M・コール『クロームハウスの殺人』論創社(論創海外ミステリ)

『宇宙探査艦オーヴィル"』のシーズン3「The Orville: New Horizons」が、アメリカで始まったらしい。日本ではHuluで見られるのだろうか。
 https://youtu.be/G982GjpWZDU

 論創海外ミステリの新刊は、1920年代を代表する作家2人の新刊がそろい踏み。

   


2022.05.29
[新刊]
 我孫子武丸『残心 凜の弦音』光文社
 加納朋子『空をこえて七星のかなた』集英社
 未須本有生『天空の密室』南雲堂
 
 カーウッド『狼犬バリー』偕成社を転送収容。カバー付きが嬉しい。

 8月末に南雲堂から出る、羽純未雪/二階堂黎人・合作の『呪縛伝説殺人事件』のゲラが出てきて、赤入れ。

 黒姫山でワラビ採りができるようになり、少しだけ採取(夕方行ったら、もうあまり残っていなかったから)。

   
   


2022.05.07
[新刊]
 汀こるもの『探偵は御簾の中 白桃殿さまご乱心』講談社タイガ

 大いなる落胆。Amazonプライムビデオの『スタートレック/ピカード』シーズン2が、全10話で完結したが、ひどくつまらなかった。『スター・ウォーズ』シーズン7~9と同様に、この世になかったことにしたい。

 久々に、昨日の夕方は、愛犬レンとピートを連れて、黒姫山のドッグランへ行く。9ヵ月のハスキーのテス嬢がいて、ピートたちは思いっきり走る。そこに、柴犬のサクラ嬢も来て、これまた4匹でぐんぐん走る。さらに、1歳半のピレネーのアレフ君(初見)も来て、またまた走る。
 ということで、レンもピートも満足した夕方の散歩であった。

   


2022.05.01
 タラの芽、コシアブラ、ノカンゾウなどを採って食す。タラの芽は昨年から続いて、やや不作ぎみ。1番芽だけ採って、2番芽以降は採らないのがマナーだが、根こそぎ採っていく人がいるからだ。林の中を荒らす人も多い。昨年は、山菜を採るのに、バキバキ枝を折っている老人も見かけた。残念なことである。

『Star Trek/Strange New Worlds』のオープニングが航海された(じゃない、公開された)。『ピカード シーズン2』がつまらなかったので、こっちが本命。だけど、日本ではいつ見られるのだろうか。


2022.04.20
[新刊]
 白木健嗣『ヘパイストスの次女』光文社(福山ミステリー文学新人賞受賞作)
 吉良運平翻訳セレクション『悪魔を見た処女』論創社(論創海外ミステリ)

 うーん。過去に戻ると聞いて嫌な予感がしたが、的中。『スタートレック/ピカード』がつまらない。過去の地球に来てから、ずっと中だるみのまま。

 当地はやっと桜が咲いたところ。コゴミも生えてきた。

 先週、今シーズン最後のスキーになるかと思い、志賀高原の横手山・渋峠スキー場へ行ってきた。帰りに熊ノ湯に入る。

   
   


2022.04.06
[新刊]
 P・G・ウッドハウス『ブランディングズ城のスカラベ騒動』論創社(論創海外ミステリ)。

 山口雅也さんのフェイスブックを見たら、びっくりして、ワクワクするような発表がされているじゃないの。
 それって、こちら

 昨日の午前中は、アカカンでの春スキー。湿雪のシャーベットで、しかも、雪面がボコボコ。滑りにくいったらありゃしない。

   
   


2022.04.03
 1日から3日が、妙高杉ノ原スキー場の延長オープンの日。1日(金曜日)は、わりと寒くて、まあまあ良い状態で滑ることができた。これで、今シーズンの妙高杉ノ原スキー場とはお別れ。積雪はそれなりにあり、まだあと2週間くらいは滑れそうなのに。

『スタートレック/ピカード』シーズン2の第5話。あの謎の人物については、『宇宙大作戦』シーズン2の最終話と関係がある。正直、過去の話(現代が舞台)はあまり面白くない。

 それより、アメリカで5月から放映が始まる『Star Trek/Strange New Worlds』のキャラクター別コマーシャルが続々とYouTubeにも上がっている。中でも興味深いのが、副長(ナンバー1)のコマーシャル(Number One Una Character Trailer)。これまで、副長(ナンバー1)とだけ呼ばれて、名前が解らなかった彼女だが、ウナ(もしくは、ウーナ)と判明したからである。
 ああ、早く『Star Trek/Strange New Worlds』が見たい! AmazonでもNetflixでもいいから、何とかしてくれ!
 

2022.03.28
『スタートレック/ピカード』シーズン2の第4話って、ちょっと見ると、あれ?って、思わせる所がある。ピカードたちが21世紀にタイムワープして、ピカードが若いガイナンに会うのだけれど、彼女がピカードを見ても誰だか解らない場面。
『新スタートレック』を見ていた人なら、「タイムスリップ・エイリアン」(前後編)の巻で、19世紀のサンフランシスコにタイムワープしたピカードたちが、その時代にいるガイナンに会っている。なにの、どうして、21世紀のガイナンが、ピカードに気づかないの? って。
 よくよく考えてみると、これこそタイム・パラドックスなのだろう。
 つまり、Qが分岐させた24世紀から、ピカードたちは21世紀にやって来たわけだが、もうその21世紀は、「分岐させられた未来の過去」にすぎず、従来の、『新スタートレック』の過去とは違う、という解釈が成り立つ。
 そうでもなければ、若いガイナンがピカードに気づかないはずがない。と、無理矢理納得。

2022.03.25
 あの編集者・宇山日出臣さんの没後15年ということで、大勢の作家が寄稿した、太田克史・編新本格ミステリはどのようにして生まれてきたのか? 編集者宇山日出臣追悼文集(星海社)の見本刷りが、永遠の管理者の手で届けられる。私も寄稿している。
 新本格ミステリー・ファンの方はぜひ御購読ください(3月31日発売予定)。

ホームページ:https://www.seikaisha.co.jp/information/2022/03/01-post-uyama.html
ツイッター:https://twitter.com/seikaisha/status/1498843323481862145

 


2022.03.19
[新刊]
 高田崇史『QED 神鹿の棺』講談社ノベルス

 手塚治虫『サンダーマスク《オリジナル版》』復刊ドットコムが、タイムマシンで到着。

 昨夜は、『スタートレック/ピカード』シーズン2の第3話。午後7時1分から始まるはずが、ボーグの妨害で、7時3分から。『宇宙大作戦』や『スタートレック/ヴォイジャー』などにも、未来から現代にタイム・トラベルしてくる話があるが、正直言って、あまり面白い設定とは思えない。セット代をケチっているんじゃないの?というふうに思ってしまう。
 とりあえず、まだ4回しか見ていない。

2022.03.11
[新刊]
 有栖川有栖・他『本からはじまる物語』角川文庫

 手塚治虫『鉄腕アトム 〈オリジナル版〉 06』(復刊ドットコム)が、スノーピアサーで到着。購入特典付き。

 『本からはじまる物語』角川文庫には、拙作「白ヒゲの紳士」も同化されている。

 昨日のスキー場は、上部はいい具合に冷たくしまっていたが、下部はかなり柔らかい(アイスクリーム状)。今日のスキー場は、気温が高く、上部までアイスクリーム状態。下部では時々、スキーが止まりそうになる。

 たった今、『スタートレック/ピカード』シーズン2の第2話を見終わったところ。怒濤の展開ですな。

   
   


2022.03.07
『スタートレック/ピカード』シーズン2の第1話だが、まだ7回しか見ていない。ボーグ・クイーンが転送で侵入してくる前、ボーグ艦が何か言っているのだが、よく聞き取れない。やっと解ったのは、「使者を送る。我々のクイーンだ」というもの。もうちょっと、聞き取りやすくしてほしかった。

 昨夜から今朝にかけて、がっつり雪降り。ただ5センチの積雪なので、道路などはほとんど日中に溶けた。

 ラフコリーのセリのお里の方が遊びに来てくれて、コリー2匹とサモエドの子供「おかゆ」を連れて来る。おかゆはまだ5ヵ月だが、もううちの秋田犬モエと同じくらいの大きさ。物凄く元気で、うちのスムース・コリーのレンとピートの一緒に雪の上を駆けずり回っていた。ドシドシと。
 ジャック・ロンドンの有名な小説『荒野の呼び声』で、主人公の犬と戦うのが、文中で「スピッツ」となっている。これ、日本スピッツを考えているととんでもない。まさにサモエドなどのことだ。重量級の「おかゆ」が走り回るのを見て、なるほどと納得したしだい。

   


2022.03.05
[新刊]
 レックス・スタウト『殺人は自策で』論創社(論創海外ミステリ)

 マンガ研究同人誌「ビランジ」49号が、四次元コピー機で届く。

『スタートレック/ピカード』シーズン2の第1話だが、まだ5回しか見ていない。

 新本格推理の父、宇山日出臣さんの追悼文集が、星海社から刊行される。
 以下の場所に情報あり。

ホームページ:https://www.seikaisha.co.jp/information/2022/03/01-post-uyama.html <https://www.seikaisha.co.jp/information/2022/03/01-post-uyama.html>
ツイッター:https://twitter.com/seikaisha/status/1498843323481862145 <https://twitter.com/seikaisha/status/1498843323481862145>

2022.03.04
[新刊]
 桐野夏生『燕は戻ってこない』集英社

 今日は良い天気。妙高杉ノ原スキー場で、ゴンドラ4本、第2高速と第3高速リフトを1本ずつ。昼頃になったら、雪がズクズクになりだした。ついに春スキーに突入だ。

 たった今、Amazonプライムで、『スタートレック/ピカード』シーズン2の第1話を見終わったところ。すごく盛りだくさんの話で良かった。Qの若返りCGは、ルークの若返りCGより上かも。

 一昨晩。わが家の目の前で、〈日常の謎〉が起きた。
 夜10時頃、犬たちにおしっこをさせようと思って、外に出たら、うちの入口――家の前の道路――に、一台の車が止まっている(最近、話題のプリウス・ミサイルだ)。品川ナンバーで、ひらがなは〈わ〉だから、レンタカーか、リース。
 両隣の家は、50メートルほど離れているし、車が止まっている(道路の)向こう側は、ただの林で、道路際は除雪した雪の壁となっている。西の方へ行くと、100メートルほどで別荘地になるが(うちは、別荘地の入口の旧ペンション街にある)、数件しか住んでいない。一番近い別荘地の家でも200メートルほどの距離はある。
 一応、両隣に電話で訊いてみたが、来客はいないという返事。別荘管理者にも電話を入れたが(夜間はアルバイトらしく)、何も解らないとの返事。懐中電灯を持って、30分ほどあたりを見て回ったが(自殺とか、物色とかもあるから)、誰も現われない。
 仕方なく、警察を呼ぶ。最初、黒姫の交番に電話を掛けたが、留守電(夜はいないのか?)。だから、110番。25分かかって、(たぶん、飯縄町あたりから)パトカーがやって来る。
 で、お巡りさん二人の見解は、「事件性がないようなので、明日の朝、ナンバーから解るレンタカー屋に電話をしてみます」とのこと。いやいや、すでに事件性はあるだろう、と思ったが、お巡りさんも、寒いので早く帰りたいという様子がありあり。10分もおらず、パトカーは帰っていったとさ。
 ――というわけで、この謎、皆さんはどう解きます?

   
   


2022.02.28
[新刊]
 大山誠一郎『時計屋探偵の冒険 アリバイ崩し承ります2』実業之日本社

 南雲堂の「本格ミステリー・ワールド・スペシャル」から出る、吉田恭教『四面の阿修羅』の見本刷りが出来。書店には3月8日頃に並ぶ予定予定。槙野・東篠シリーズの最新作である。

 ジョン・ディクスン・カーの『連続自殺事件』創元推理文庫を、物質転送機で取り寄せ。以前、創元推理文庫から出ていた『連続殺人事件』の改題・新訳版だ。
 この作品、非常に好き。密室トリックの意外性はもちろん、、ユーモア作家としてのカーの面目躍如的な作品だから。
 冒頭をちょっと読みだしたら、アッと言う間に50ページに達していた。

   
   


2022.02.17
[新刊]
 飛鳥高『飛鳥高探偵小説選VI』論創社
 天祢涼『陽だまりに至る病』文藝春秋

 ロボット・AIもののSFアンソロジー『創られた心』創元推理文庫が出たと知ったので、物質転送機で取り寄せ。16話も入っているので、かなり厚い。

 相変わらず、雪の降る日が多いが、雪がやたらに湿気を帯びている(だから、ドカ雪になるのだが)。
 スキー場は良いコンディション、と言いたいが、経費節減のためか圧雪をサボっていることが多くて、けっこうボコボコ。

   
   


2022.02.10
[新刊]
 遠藤遼『平安姫君の随筆がかり 一』講談社タイガ
 鮎川哲也『風の証言 増補版』光文社文庫

 手塚治虫『鉄腕アトム 〈オリジナル版〉 05』(復刊ドットコム)が、スノーピアサーで到着。

 今日・明日はまた雪模様。スキー場だけに降ればいいのに。

   
   


2022.02.05
 昨夜からずっと降雪が続いている(昨晩から降っている)。すでに除雪を2回。明日も大雪の模様。

 BATTLE BEASTの『CIRCUS OF DOOM』を聞く。85点。前作もそうだが、シンフォニックなもの(演奏)は、スケールは大きいが、曲の輪郭が惚けてしまう。

 SANTANAの『Blessings And Miracles』を聞く。『SUPERNATURAL』路線のアルバム。80点。どうやら、国内盤(日本盤)はないらしい。

2022.02.03
 妙高杉ノ原スキー場で、ゴンドラ4本。途中から風が強くなり、三田原ゾーンの方には行けなかった(リフトが低速運転になったので)。

『スタートレック/ピカード2』が、Amazon Prime Videoで、3月4日から放送開始らしい。待ち遠しい。

 先週のことだが、用事があって妙高市へ。で、高田にある老舗のお菓子屋「髙橋孫左衛門商店」へ行き、名物の「翁飴」を買う。一見、ゼリーのようだが、水飴で作ってあるのでやや硬く、その歯ごたえとほのかな甘さが良いのだ。

   
   


2022.02.02
[新刊]
 芦辺拓『帝都探偵大戦』創元推理文庫

 相変わらず、雪がよく降る。過去10年間で、2番目の大雪状況。除雪作業も嫌になってきた。

 平凡社の『伊藤整日記6』を読了。1960年代(昭和30年代中盤)の日記だけに、当時の文壇や作家たちの動勢が賑やかに描かれる。
 それにしても、出版社にとっても作家にとっても良い時代だった。各社がばんばん世界文学全集や日本文学全集を出していて、売れに売れ、作品や翻訳を取り合っている。

 伊藤整が野尻湖畔に持っていた「伊藤山荘」(別名:静湖荘)の横に、平凡社の別荘もあったらしい。という情報を得た。

   


2022.01.13
[新刊]
 有栖川有栖『捜査線上の夕映え』文藝春秋
 麻見和史『偽神の審判 警視庁公安分析班』講談社文庫

 遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 お陰様で、今年、私は作家デビュー30周年を迎えます。長きにわたって支えてくださった、読者の皆様、編集の皆様、出版社の皆様、先輩作家及び同盟作家の皆様、本当にありがとうございました。心より感謝しております。

 田舎での愛犬生活も10年近くなります。半分引退したようなものですが、もう少し作家を続け、作品を発表していこうと思います。どうぞよろしくお願いします。

 今年は、『手塚治虫単行本図鑑』、『呪縛伝説殺人事件』(羽純未雪さんとの合作)、『白魔卿の不思議』(水乃サトル・シリーズ)などの刊行を予定しております。御期待ください。

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 さて、今日は、昼からかなり激しく雪が降りだした。天気予報だと明日も雪。これはかなり積もりそう。下手をすると、夜中に一度、除雪作業をしなければならないかもしれない。

 現在、『伊藤整 日記(6)』(平凡社)を読んでいるところ。これまた面白い。興味深い話題がたくさん。

   






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