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恒星日誌

宇宙歴2003年04月



二階堂黎人
黒田研二  合作!

イラスト:川越幸子
『千年岳の殺人鬼』
カッパノベルス
『宇宙神の不思議』
角川書店
『増加博士と目減卿』
原書房


[企画進行中]はこちらから。
[原稿城](新・本格推理への道)
[bk1(文芸・ミステリ・SF・ホラー)](ミステリーを購入したい時)
[本の購入(bk1)] (二階堂黎人の本で検索)
[本の購入(amazon)](二階堂黎人の本で検索)

2003.05.15
 北森鴻氏の『緋友禅』を読了。『狐罠』『狐闇』と続くこのシリーズは、本当に味があって良い。舞台となる骨董界の怪しさと女主人公の設定が絶妙な緊張感を読んでいるし、文章も繊細で美しい。

 徳間デュアル文庫から、5月21日頃に発売になる、『手塚治虫COVER[タナトス編]』の見本刷りが届く。拙著「火の鳥 〈アトム編〉」が収録されている。また、これまで単行本未収録だった手塚治虫先生の「火の鳥 望郷編(COM版」が再録されるので、価値あり。

 光文社文庫から8月より、江戸川乱歩全集全30巻というものが出るらしい。当サイトの掲示板で読者に教えてもらってびっくり。さっそく光文社文庫の新刊の折り込み広告を見ると、監修・編集は山前譲さんと新保博久さんということである。ならば、中身の充実度は保証されていると考えられる。
 本格ミステリ大賞公開開票会の時に、有栖川有栖氏や貫井徳郎氏にも訊いたが、誰もこの企画を知らなかった。寝耳に水の嬉しい攻撃である。敵はこちらにショックを与えんと、わざと隠していたのかもしれない。ロミュラン人という奴は実に狡猾な種族だ……。


2003.05.14-2
[新刊]
 ミステリー文学資料館編『甦る推理雑誌(6) 「探偵実話」傑作選』、深谷忠記『伊良胡・犬山殺人ライン』、津村秀介『新横浜発12時9分の死者』、愛川晶『夜宴』、西村京太郎『京都駅』殺人事件、都筑道夫『悪意銀行』、土屋隆夫『不安な産声』、斎藤栄『横浜殺人結婚式』、エリス・ピーターズ『修道士の頭巾』光文社文庫

[古本]
 キャンベル『なぞの宇宙物体X』、アシモフ『滅びゆく銀河帝国』ジュニア版・世界のSF・集英社

 昨日の写真整理。
 講談社〈ミステリーランド〉向け作品の構想練り。

2003.05.14
 5月13日、公開開票会の席上で、本格ミステリ作家クラブ主催の第3回本格ミステリ大賞が決定しました。詳しくはこちらを御覧ください。
[小説部門]
 『GOTH リストカット事件』乙 一
[評論・研究部門]
 『探偵小説論序説』笠井潔

 記者会見に挑む、 受賞者のお二人の写真です。おめでとうございました。



2003.05.10
 原付型シャトルで立川駅南口方面を航行中、何と、「ぶっくセンターいとう立川南口店」というのができているのを発見。ただちに探査任務に入る。小さな店で、本は新しいものばかり。結局、何一つ採取せずに地表を離脱する。それにしても、立川に新店を出すのに、わが連邦に何の報告もしないとは。まったくけしからん宇宙人どもである。

 e-novelsで企画進行中の「黄昏ホテル」の原稿を書き始める。最初は、世代宇宙船〈黄昏ホテル〉号の冒険を書いていたのだが、何だか面白くなく、急に「素人カースケ」ものにすることを思いつく。こういうひらめきが意外に大切なんだな。うん。

 講談社U山提督より、〈かつて子供だった大人と子供のための『ミステリーランド』〉の原稿の催促。入稿を一ヵ月早めろとの提督命令である。しかし、どんどん締め切りが早くなっているんですが……。
〈かつて子供だった大人と子供のための『ミステリーランド』〉が何か知りたい人は、[企画進行中]を見ること。

2003.05.09
 6月にポケミスから出るポール・アルテの『死が招く』の解説を書き終え、亜空間通信にて発送。『第四の扉』ほどには凝った内容ではないが、その分、切れ味は鋭い。それにしても、ここまで純真に本格探偵小説をやれるアルテが羨ましい。

 来月号の「ミステリマガジン」はフランス・ミステリー特集のようで、当然、アルテの短編も載る。そのゲラを編集長が送ってくれたので、早速読了。冒頭は奇術師の殺人予言という不可能趣味たっぷりの話。

 昨日の話。パズル雑誌の「ニコリ」からインタビュー取材を受ける。6月発売号に載るはず。

2003.05.08
 秋田漫画文庫の『忍法十番勝負』の解説を書いている。発売は5月9日。定価600円。秋田のサンデーコミックスで版を重ねてきた傑作忍者アンソロジーである。
 同時発売の手塚治虫『猫傑作集(1)』の解説者は有栖川有栖氏。

 西澤保彦『リドル・ロマンス』集英社とアントニィ・バークリー『ウイッチフォード毒殺事件』を読了。
 前者は主題の処理の旨さに舌を巻く。ただ、藤子不二雄(A)の『笑ゥせぇるすまん』を思わせる部分がちょっとなあという感じ。
 後者は、ひねっているようでひねっていなくて少しひねっているのがいかにもバークリーらしい。あの毒物の特性については良く引用されているが(私もしている)、その原典がこの本だとは知らなかった。

2003.05.07
[新刊]
 篠田真由美『angels―天使たちの長い夜』講談社ノベルス

[古本]
 ジョン・ブラナー『星は人類のもの連盟』『テレパシスト』創元推理文庫。豊田有恒編『ロマンチックSF傑作選』集英社文庫。ミシェル・ラミ『ジュール・ヴェルヌの暗号』工作舎。ジョゼ・ジョパンニ『気ちがいエロ』ポケミス。南洋一郎『日東の冒険王』『海洋冒険物語』国書刊行会。「豪華版 日本文学全集」全88巻・集英社。エドガー・ライス・バロウズ『ターザンと女戦士』早川SF文庫。

 エンタープライズD型の四駆のランプがエラー点灯を繰り返したため、いすゞのドッグ第35宇宙基地に入れて検査をしてもらう。四駆のカップリング装置の不良で、部品は地球基地から取り寄せとなる。
「ジョーディ、修理に何日かかるんだ?」
「3日です、副長」
「2日でやるんだ」
「解りました。データ、手伝ってくれ」

 スーパーチャンネルで、「キャプテン・スカーレット」や「スティングレー」や「ジョー90」や「謎の円盤UFO」や「スペース1999」をやっているので、懐かしくて全部録画してしまう。「キャプテン・スカーレット」のエンジェル隊って、今見ると、リカちゃん人形のようだ。

 

2003.05.06
[新刊]
 貫井徳郎『被害者は誰?』講談社ノベルス
 有栖川有栖『スイス時計の謎』講談社ノベルス
 北山猛邦『『アリス・ミラー城』殺人事件』講談社ノベルス
 中村うさぎ『九頭龍神社殺人事件』講談社ノベルス

 講談社ノベルスの新刊の内4冊。いずれも「ミステリー7」というフェアに組み込まれている。一押しはもちろん、私が裏表紙の推薦文を書いている貫井徳郎氏の『被害者は誰?』。究極の名探偵&ワトソンものにして、見事なパロディでもある。収められた短編の題名が「被害者は誰?」「目撃者は誰?」「探偵は誰?」名探偵は誰?」ときたら、もう本格推理好きは読まないわけにはいかないでしょう。

 e-novels(2002年5月6日号(隔週火曜日更新)[Vol.145])が更新。
 週刊書評の中で、二階堂黎人編『新・本格推理03』が取り上げられている。

「スタートレック/エンタープライズ」の第1シーズンが終わってしまった。クリフハンガー(次回に続く番組)だったので、ものすごい場面で終わっている。次回が見られるのが半年以上先とは、実に気を持たせる。

2003.05.03
[新刊]
 手塚眞『天才の息子』ソニーマガジンズ
 矢口高雄『ボクの手塚治虫』講談社文庫
 大塚栄志『アトムの命題』徳間書店
 手塚プロダクション監修『鉄腕アトム その夢と冒険』JTB

 立川のオリオン書房ノエルへ行ったら、アトムのアニメ公開に合わせたのか、手塚本がたくさん出ていたので、その中から上記のものを購入。今月は確か、元祖・手塚治虫ファンクラブ会長にして現・手塚プロ資料室長の森晴路氏の書いた本も出るはずなので、それが楽しみ。

 かくいう私も、小学館のPR誌『本の窓』の7月号から『僕らの愛した手塚治虫』というファン・エッセイの連載を始める。ようするに、マンガ世代から見た手塚治虫という切り口。本日はその原稿書き。

2003.05.02
[古本]
 フレデリック・ブラウン『やさしい死神』創元推理文庫。ロバート・シェクリィ『人類の罠』HPB

 ブラウンは相変わらず、何を持っていて、何が出ていたのかよく解らない。そう言えば、創元推理文庫の総目録ってどうなったんだろう?

 カウンター440000番を踏んだ方に、何かサイン本を送ります。掲示板の方に、その旨、書いてください。

2003.05.01
[新刊]
 マイケル・オクダ『スタートレックエンサイクロペディア ニュー・エディション』DAI−X出版

[古本]
 大岡まち子『みにくいネリー』若木書房

 一年も前から刊行が予定されていた『スタートレックエンサイクロペディア ニュー・エディション』がようやく出た。8000円とやや高価だが、内容は充実している。

 はるか昔に「週刊少女フレンド」で読んだ記憶があるマンガで、作者が思い出せずに困っていたものがあった。同年代の女性に尋ねるが、誰も覚えていない。
 ダンゴっ鼻でそばかすだらけの美人ではない女の子が、田舎からパリへ出てきて女優を目指すという連載もの。公演の日、主演女優が病気になり、代役を立てようとするが、彼女だけが台詞を覚えている。最初は誰もが見た目でダメの烙印を押すが、最後には、彼女の才能に惜しみない拍手を送る、という物語。
 そのマンガをようやく見つけた。大岡まち子『みにくいネリー』だった。ついでに「週刊少女フレンド」連載というのは間違いで、昭和42年新年特大号の読み切りだった。舞台もパリではなくニューヨークだった。記憶というのは当てにならん。

2003.04.30
[古本]
 望月あきら『ゲンコツの海』第1巻・講談社KC

 ここ3日ほど、花粉症による頭痛に悩まされている。よって、「宇宙英雄ペリー・ローダン・シリーズ」の新サイクルを読んですごす。またミュータントの話かよ、って感じのサイクル開始(笑)。

2003.04.29
[古本]
 フレデリック・ブラウン『悪夢の五日間』『霧の壁』創元推理文庫

「ミステリマガジン」6月号が「本格ミステリの秘宝」特集というので、2日間にわたって、7件の本屋を探すが見つからず。小平、国分寺、東大和の文教堂、ツタヤはまず全滅。以前、同誌を置いていたパパママ店もすでに取り扱いを終了。最近、「ミステリマガジン」を置いている店が減ってきて、手に入れるのが大変。
 ようやく、武蔵村山のメディアで発見。でも、この店も入ったり入らなかったりするんだよなあ。
 内容の方は森英俊さんが監修をされているようなので、本格好きには涎もの。シリル・ヘアーやマイクル・イネス等の短編が読める。

 新刊書店を回るついでに、ブックオフ3店と、ぶっくセンターいとう3店を観測するが、上記の二冊しか収穫はなし。

2003.04.27
 ついに『猪苗代マジック』の原稿が完成。『宇宙捜査艦《ギガンテス》』を除くと、1999年の『諏訪湖マジック』以来の書き下ろしである。本来はとても恥ずかしいことなのだが、「4年ぶりの書き下ろし!」とか、「構想2年、執筆4年!」とかいう惹句で大々的に売り出したい(苦笑)。その方が、業界的にはありがたがってもらえそう。枚数は600枚強だが、捨てた所が300枚強もある。集中して書き下ろさなかった弊害がこれだ。
 内容は、水乃サトル君と美並由加理さんが、猪苗代近辺のスキー場へ仕事に行き、そこで《処刑魔殺人事件》と呼ばれる連続殺人事件に巻き込まれる(勝手に飛び込む)というもの。もちろん、今回もアリバイもの。リゾート法の悪行を鋭く断裁する、社会派の要素も多々ある本格推理作品。
 文藝春秋の本格ミステリマスターズから、7月に刊行予定。

2003.04.26
[新刊]
 横山光輝『音無しの剣』(愛蔵版初期作品集1)講談社

「バビロン5」の第3シーズン放映開始。どんどん、ただの戦争ドラマになっていく。それに引きずられて、「スタートレック/DS9」も戦争ドラマになっていったんだよな。アメリカ人って本当に戦争の好きな国民だ。その真似をして、戦争で金儲けをしようとしている馬鹿な政治家が日本にもうじゃうじゃいるんだから、困ったものだ。

2003.04.25
 早川書房の「SFマガジン」2003年06月号に、「トレッカーである歓び」という短い 随筆を書いている。
 同誌に、実写版「サンダーバード」についての記事が載っていて、ブレイン役を、「ER」のグリーン先生の俳優がやると書いてあったので大笑い。はまり役だ。

2003.04.24
 ちょっと旧聞になるけれども、東京創元社から「武部本一郎画集 新装版」が限定で発売されることになった。これは20年ほど前に出ていたものの新装復刻版であるが、当時も2万円ほどしていたので、今回の23,000円という値段はさほど高いとは言えない。5月12日までに申し込めば、まだ購入できるようである。エドガー・ライス・バローズの本の表紙を飾ったあの見事な絵が大判で手に入るのは嬉しい。

2003.04.23
[新刊]
 小山正・日下三蔵監修『越境する本格ミステリ』扶桑社
 笠井潔・東浩紀『動物化する世界の中で』集英社新書
 探偵小説研究会 編著『本格ミステリこれがベストだ! 2003』創元推理文庫
 森博嗣『墜ちていく僕たち』集英社
 青井夏海『赤ちゃんがいっぱい』創元推理文庫

[古本]
 西谷祥子『こんにちはスザンヌ』全3巻・集英社。今村洋子『うちのチイママちゃん』全2巻・若木書房

 小学館のPR誌「本の窓」の7月号から、「僕らの愛した手塚治虫」という漫画論的随筆を連載するので、その打ち合わせ。

2003.04.22
[新刊]
 鮎川哲也『クライン氏の肖像 (三番館の全事件 3)』出版芸術社

 e-novels(2002年4月22日号(隔週火曜日更新)[Vol.144])が更新。
 拙著『軽井沢マジック』のPDF通常版とPocketPC用PDA版を発売開始する。

 年末と年始に購入した2台のHDD/DVDレコーダー(パイオニア DVR-77H)だが、当初に、HDDからDVD-Rへのダビングの際に、ナビマークが転送されないという不具合を発見。タイトル・メューのプログラム・ミスらしいと見当を付けて、さっそく客相へ電話するも、最初は不具合はないとの抗弁に始終。しかし、2週間に渡る検証の末、プログラム・ミスがあったことをやっと認め、新しいファームウェアが出来たら連絡する、との返事をもらう。
 そして、ようやく、サービスがうちへやってきて、ファームウェアの更新を行なう。パソコンを、本体横にある端子に独自ケーブルでつなぎ、マザーボードのBIOSを書き換える、という作業であった。一台目は50分で終了。2台目は再起動に失敗して、やり直し。
 いまや、レコーダーも、MPEG録画に徹した単なるパソコンと化したことがよく解ったしだいである。

2003.04.21
[新刊]
 ロバート・ファン・ヒューリック『雷鳴の夜』ポケミス
 H・S・サンテッスン編『密室殺人傑作選』早川ミステリ文庫

 ポール・アルテの『死が招く』を読了。大感激のでき。私の中でもは、今年度海外部門の本格ナンバー1はもう決定した。素晴らしい! 探偵小説黄金時代の傑作に比類する完成度。
 アルテって、100パーセント純粋培養のディクスン・カーだってことが、この作品で再確認できた。日本の新本格推理作家も、クイーンを崇拝したり、カーを標榜したり(私もそうだ)して、作品を書いている人は多いが、ここまで前任者とそっくりに書く人はいない。というのも、何か別のものが混ざるからだ。たとえば、私の場合だと、カーに、ルブランや乱歩が混じる。思想や蘊蓄や余剰が混ざる人もいる。しかし、アルテはまったく迷いがない。一直線でカーをやり、ただ単にまっとうな探偵小説を書こうとしているのだけなのだ。読んでいて、すがすがしく、嬉しくなるのがアルテって作家だ!
『死が招く』の過去の事件の扱い方なんて、カーの『帽子収集狂事件』や『死時計』の過去の事件の扱い方――主筋に絡む副筋――を綺麗に踏襲。犯人はカーのアレ、密室トリックはカーのアレ、なんて、読後にファン同士で話をする楽しみもある。
 というわけで、6月を胸膨らませて待て!

 早川ミステリ文庫から、傑作アンソロジーの『密室殺人傑作選』が出た。帯の推薦は有栖川有栖氏。

2003.04.19
[新刊]
 アントニイ・バークリー『ロジャー・シェリンガムとヴェインの謎』晶文社ミステリ
 泉谷迪『手塚治虫少年の実像』人文書院

『死が招く』をインストール中……(しかしながら、冒頭からすさまじい密室殺人が起きることだけは書いておこう)。

2003.04.18-2
『死が招く』のゲラに、原題等のデーターが何も付いていなかったので、殊能将之氏のサイトで調べさせてもらった。『La mort vous invite, 1988』であることが解った。ツイスト博士シリーズの第2作目である。

2003.04.18
[新刊]
 山田正紀『風水火那子の冒険』
 西村京太郎『新・寝台特急殺人事件』
 西村京太郎『新装版 寝台特急殺人事件』以上、光文社カッパノベルス

 早川書房から、ポール・アルテの新刊『死が招く』の解説依頼が来る。ポケミスより、6月発売の予定。(ゲラで)一足先に読めるのがとても嬉しい。役得、役得。できれば、年に3冊くらいポール・アルテを出してほしいのだが。

 掲示板で『ロジャー・シェリンガムとヴェインの謎』が出たと教えてもらったので、bk1で検索。現われたのでそのまま注文。bk1もamazonもかなり便利だけれも、何故、[今日発売の新刊]みたいなページがないのだろう(それともあるのか)。

 って、書いてアップしようとしたところに、『死が招く』のゲラが到着。表紙をめくると、「うわっ!」。いきなり第1章の章題が「切り裂きジャックについて」と来るではないか。しかも、喧噪著しいパブの中で物語の幕があき、ツイスト博士がロンドン警視庁のハースト警部と事件の話をしているのである。
 くぅぅっ、たまんないねえ! 
 もう、今日は仕事はやめだ!

2003.04.17
  宇宙歴2003.04.07が鉄腕アトムの誕生日ということで、様々なキャンペーンや催し物が行なわれている。三度目のアニメも始まっている。その中で、ファン的に一番嬉しかったのが、メディアファクトリーが出した『鉄腕アトムコンプリートブック』(定価\2,800)。何しろ、付録の方が本体より大部で、しかも、その付録が、「サンケイ新聞」に連載された「アトム今昔物語」の完全版復刻なのである。その後の単行本で削除された90ページ近い部分が初出のまま収録されている。天馬博士の過去が解る楽しみもある。現行版とぜひ読み比べてみてほしい。

2003.04.16
[新刊]
 北森鴻『桜宵』講談社
 黒田研二『クレイジー・クレーマー』実業之日本社

[古本]
 『アンデルセン小説・紀行全集』全10巻・東京書籍。『日本SF・原点への招待』全3巻・講談社。

 文藝春秋社の「本格ミステリ・マスターズ」参加作品『猪苗代マジック(仮)』の清書中。完成度50パーセント。ワープ6で航行。

2003.04.15
 試写会に続き、立川の映画館で、「スタートレック/ネメシス」を鑑賞。歴代スタートレック映画の中では一番のでき。もちろん、トレッカー(トレッキー)的には突っ込み所もたくさんあるんですが。

2003.04.12
 本格ミステリ作家クラブのサイト:会報の最新号を掲載。



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