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不定期日記(過去ログ)

2002年06月



2002.06.30
 麻耶雄嵩氏の『まほろ市の殺人 秋 暗闇A子と鬱蒼刑事』と、ピーター・ラヴゼイ『降霊会の怪事件』を読了。前者が変な話で、後者がまっとうすぎる話。ラブゼイは予想が付いていましだか、やはり彼が化けるのは、『マダム・タッソーがお待ちかね』の次の作品からですね。

 新型エンタープライズE型(いすゞ ビッグホーン・ロータスSE ガソリンワープエンジン)が就航。旧型エンタープライズD型(ミツビシ チャレンジャー ディーゼルターボワープエンジン)と交代です。4年間、私を乗せて宇宙探査に赴き、スキー場近くで大活躍した宇宙船と別れるのはちょっと悲しいものが……しかし、宇宙に構造亀裂を起こす可能性のあるディーゼルターボを使い続けることはできないと判断しました。

「サスペリア・ミステリー」の連載原稿を書き、小型輸送艦で発送。
「メフィスト」の「白の魔術王」の下書きは80枚。

 吐き気は収まってきましたが、胃の不調のために、腰や腕がやたらに痛みます。疲労感も多々あり。闘病日記でした。

2002.06.29
 今週はとにかく絶不調。吐き気や下痢が止まらず。半分は寝込んでいる始末。薬の大量投与も、だんだんと効き目がなくなってきました。
 そして、残念ながら、木曜日にはついに推協のパーティにも行けませんでした。受賞者の山田さん、法月さん、光原さん、ごめんなさい。

 実業之日本社の「伝説マガジン」の新しい奴が発売になっています。「どろろ」が表紙で、石森章太郎のふろくが嬉しい。

 昨日金曜日、午後は、7月下旬に宝島社から発売になる別冊宝島の楳図かずお本のための、楳図かずお先生との対談。午前中はムカムカしていたのですが、なんとか寝床から這い出して、なるべく体調を整え、楳図先生の事務所へ(これがまた、遊園地のように楽しい事務所なんです。派手だし、面白いものがいっぱい置いてあるし)。でも、電車の中が辛い。快速などには乗らず、鈍行で座っていくわけです。
 しかし、いったん対談が始まると、楳図先生が次々に面白い話をしてくださるので、体調不良のことはさっばり忘れてしまいました。現金ですね。

 収穫:寺田ヒロオ『暗闇五段』全二巻・小学館GC。ブリッシュ『暗黒大陸の怪異』創元SF文庫。

2002.06.26
 e-novels(2002年6月25日号[Vol.123])が更新されました。

2002.06.25
 体調が悪いので、今日は新刊案内だけ。吐き気が止まらず状態。本格ミステリ大賞の受賞パーティーの模様は後日報告します。

[新刊]
 太田忠司 『紅の悲劇』 祥伝社ノン・ノベル 880円
 氷川透 『追いし者 追われし者』 原書房 1600円
 篠田真由美 『墜とされしもの 上』 徳間デュアル文庫 838円
 鳴海章 『狼の血』 光文社文庫 914円
 明野照葉 『女神』 光文社 1800円
 千街晶之 『怪奇幻想ミステリ150選』 原書房 1500円

2002.06.20
 朝から、病院へ行って答薬をもらったり、雑務を片づけたり、方々へ連絡を取ったり、と、用事のオンパレード。何で、こんなに忙しいのでしょう。

2002.06.19
 日本推理作家協会のソフトボール大会に出席。病み上がりでどうかと思ったのてずが、やっぱり絶不調――というより、この前がビギナーズ・ラックで、今回は本領発揮。ぜんぜん打てませんでした。だい1試合が4打数1安打。第2試合が2打数凡打で途中交代。第3試合が2打数1安打。逢坂理事長、真保さん、西上さん、山前さんなどがぼかすか打っていました。第1試合は、庄内さんが投げて打って走って大活躍。それも、もう少しで完封というところでした。

 その前に、新宿で日本語とパソコン関連の本の打ち合わせ。さらにその前に、青山ブックセンターで、フランシス・アイルズの『被告の女性に関しては』を購入。これは、晶文社ミステリの第一弾です。それから、瀬名さんの文庫が祥伝社から出ていたはずだと思い出し、店員に尋ねると、「しょうでんしゃぶんこ、って、何ですか」と逆に問い返される始末。すっかり買う気が失せました。

 芦辺拓さんの『名探偵Z』、折原一さんの『樹海伝説』、歌野晶午さんの『館という名の楽園』を読了。折原さんのはいつもどおり(笑)。芦辺さんのは逆説の妙が楽しめ、やりたい放題が大いに笑えます。それから、歌野さんのはお見事! 300枚で綺麗に館ものを演出しています。素晴らしい腕前ですね。

『宇宙神の不思議』の最終回のゲラも到着。ふぅー。

 収穫:福島正実編『SFアンソロジー 全10巻』芳賀書店

2002.06.18
 体調はやや回復気味。心配かけました。

 次回「メフィスト」用の原稿「白の魔術王」を書き始めました。同時に、某所用の(隠す必要もないけど)、「増加博士と目減卿」を書き始めました。
 と、思ったら、10月に徳間文庫から出る『諏訪湖マジック』のゲラも来ました。ふぅー。また、険しい山が……。

 忘れない内に書いておきます。カウンターで300000番を踏んだ方は、掲示板に書き込んでください。何かサイン本をプレゼントします。

 グラハム・ボネット参加の「インテペリX」とかいうグループのアルバムを聴いたのですが、つまらいな楽曲ばかりで、グラハムもただがなっているだけ。やっぱりレインボーは良かったなあ。

 収穫:小松崎茂『大平原児』桃源社

[新刊]
 新津きよみ 『なくさないで』 祥伝社文庫 560円

2002.06.15
 胃腸の方はほとんど良くなったのですが、今度は喉が痛くなってきました。風邪でしょうか。

「KADOKAWAミステリ」7月号の国内ミステリー書評「論理の聖剣」の冒頭で、何故か、鷹城宏氏ポール・アルテの『第四の扉』を取り上げています。犯則ですけど、これは許します(笑)。

 今月の祥伝社文庫は、中編作品を刊行して好評の400円文庫。中でも、企画もの「幻想都市の四季」が目玉ですね。

[新刊]
 祥伝社文庫のラインナップです。みんな400円。

 折原一 『樹海伝説』
 鯨統一郎 『文章魔界道』
 歌野晶午 『館という名の楽園で』
 柄刀一 『殺意は幽霊館から』
 我孫子武丸 『まほろ市の殺人 夏 夏に散る花』
 有栖川有栖 『まほろ市の殺人 冬 蜃気楼に手を振る』
 倉知淳 『まほろ市の殺人 春 無節操な死人』
 麻耶雄嵩 『まほろ市の殺人 秋 暗闇A子と鬱蒼刑事』
 
 第3回日本SF新人賞受賞作と佳作です。

 井上剛 『マーブル騒動記』 徳間書店 1900円
 坂本康宏 『歩兵型戦闘車両ダブルオー』 1800円

2002.06.14-2
 e-novels(2002年6月11日号(隔週火曜日更新)[Vol.122])が更新しています。

2002.06.14
 15日に、光文社の「ジャーロ」2002年夏号(定価1500円)が発売になります。今回は、「「オイディプス症候群」刊行記念号」、そして、第2回「本格ミステリ大賞」の投票全選評が掲載されているのが目玉です。
 いやあ、この全選評の面白いこと、面白いこと、たった5作ほどの中から選んで書いているわけですから、同じようなことが書かれていると言えば言えないことはないのですが、個々の執筆者の思想や完成が如実に表れていて――短い文章ながら――実にスリリングなのです。
 他に、北森鴻、歌野晶午、鯨藤一郎、近藤史恵といった方々の短編も掲載されています。

 収穫:バローズ『火星のまぼろし兵団』鶴書房。ベリャーエフ『狂った世界』講談社世界の科学名作。

[新刊]
 西澤靖彦 『複製症候群』 講談社文庫 629円。
 二階堂黎人 『名探偵の肖像』 講談社文庫 629円
(ええと、西澤さんの本が362頁、僕の本が410頁。同じ値段なので、僕の本を買った方がお得です(笑))

2002.06.13
 病院帰りに立川の書店で、ピーター・ラヴゼイ『降霊会の怪事件』ハヤカワミステリ文庫、メアリ・ロバート・ラインハート『黄色の間』ポケットミステリ、橘外男『怪奇探偵小説名作選−5 橘外男集 逗子物語』日下三蔵編・ちくま文庫を購入。ラインハートは読まないと思うけど。この前読んだ小学館文庫の作品で、この作者はもうたくさんだから(笑)。
 うっかり、祥伝社文庫の400円文庫を買うのを忘れてしまいました。新刊コーナーになかったので。

 収穫:ライトソン『惑星からきた少年』あかね書房

[新刊]
 北村薫 『詩歌の待ち伏せ 上』 文藝春秋 1238円
 
 光文社文庫の今月の新刊からミステリー系を紹介。発売中。

 島田荘司 『奇想の源流』 648円
 東直己 『探偵くるみ嬢の事件簿』 495円
 大沢在昌 『氷舞』 724円
 愛川晶 『海の仮面』 933円
 和久峻三 『25時13分の首縊り』 476円

2002.06.12
 最近、DVDの「緊急治療室 ER」を集中的に見ていたら、月曜の深夜過ぎ、猛烈な腹痛と吐き気に襲われ、119番通報。前にも一度同じことがあったので、急性神経性胃炎であることは解っていて、また、119番の対応も、こちらの想像どおり。「運転ができる状態なら、緊急病院を教えますから、御自分で行かれた方が早いですよ」。「はいはい」ということで、脂汗を垂らし、苦痛を噛みしめながら、一番近い緊急病院へ。
 ドラマ「ER」ではガチャガチャと騒がしいのですが、ここは死んだような静けさ。看護婦さんに話をし、体温などを測っていると、15分ほど経ってようやく先生が。「点滴で様子を見ましょう」というのも、以前と同じ。結局、朝方まで点滴をして吐き気を押さえ、帰宅。「ER」だと注射とじょさいどうき(あの心臓に電気をバーンとやる奴です)で、簡単に病気や怪我が治るのですが、実際にはそうはいきません。

 ちなみに、アメリカでは、救急隊員がじょさいどうきを使ったり、簡単な緊急治療をしたり、医者が救急車に乗ることが許されているのに、日本では、すべて医者の縄張り意識(特権確保と、医療費確保)のために、禁止されています。そのため、初期治療ができずに(呼吸停止や心臓発作で)死ぬ人が非常に多い状態です。困ったものですね。

 芦辺拓氏の「メトロポリスに死の罠を」を読了。「さすがの私も、このトリックには脱帽する」BYクリスティーならぬ私。列車消失トリックの傑作。

 6月15日に発売になる『名探偵の肖像』講談社文庫版の見本刷りが到着。漫画文庫の水野英子先生の『銀の花びら』全三巻もオマケで入れてもらったので、感激。もちろん、サンコミ版は持っています。

『宇宙神の不思議』の最終回100枚強を書き上げて、長距離ビーム転送。13ヶ月で終了。締め切りを破りは一度もしませんでした(笑)。というか、他の人は25日が締め切りなのに、何故か私だけが15日締め切り(再笑)。
『宇宙神の不思議』は、雑誌掲載終了後、加筆訂正して、初秋には単行本で出したいと考えています。デビュー十周年記念本ですね。

2002.06.08
 東野圭吾さんの本を読んだ途端、東野圭吾さんのウェブサイ『東野圭吾公式HP』を発見。「著者紹介」がむやみに面白い。一編の小説を読むがごとく。ただ、ショックだったのが、東野さんが自分をかつて売れなかった作家と評していること。以前、井上夢人さんが『岡嶋二人盛衰記』でやはり自分たちが売れない作家であると書いてあるのを読み、びっくりしたが、今回もそれに劣らず驚いたしだいです。本当かなあ。デビューからリアルタイムで追いかけてきた読者としては信じられません。

 7月に秋田書店から出る『ガムガムパンチ』漫画文庫版の解説ゲラの校正。

 解説を書いた、白泉社文庫の『パタリロ! 33巻』の見本刷りが到着。

2002.06.07
 東野圭吾氏の『レイクサイド』を読了。東野さんって、やっばり社会派ですねえ。

 リュウド社の親指シフト・キーボード、Rboard Pro for PC が発売完了してしまいました。愛用しているキーボードだけにとても残念です。

 TGTsoftのstyleXPをレジストリ。19.95ドル。さっそくログオン画像をスタートレックものに交換。

2002.06.06
 昨日は、所沢の彩の国古書展の初日。車で自宅を発進し、途中、村山駅近くのN文庫に寄り道。さっそく横田順彌の『日本SF古典集成』ハヤカワ文庫全3冊を90円なりで発見。しめしめ。今日はさい先がいいぞと喜びながら、所沢駅へ向かいました。
 駅前には5分前に着きましたが、行列ができていたので、開場するまで適当に時間をつぶし、余裕を持って会場内へ(私は、そんなにがっついていないのだ。大人だね)。会場へ入り、まず単行本の棚から見ていくことに。すると、いきなり、彩流社の「マーク・トゥエイン全集」全20巻揃い(正確には26冊)3万円にぶつかったではありませんか。新刊屋でそろそろ買おうかと考えていたものでもありましたし、すぐに手にして、レジで取り置き。別にマーク・トゥエインがとりわけ好きというわけではないのですが、この全集には紀行ものが多いので、前々から気になっていたのです。また、手塚治虫の『吸血魔団』に先んじるアイデア、『細菌ハックの冒険』が始めて翻訳されたので、ぜひ読みたいと思っていたのです。『吸血魔団』と言って解らない人は、アジモフの『ミクロの決死圏』を思い出してください。
 そして、森英俊さんを見かけ、挨拶してから、さらに探索を続行。
 昨日、横溝正史の随筆を読んだせいか、続いて横溝の『探偵小説五十年』を発見。全集版ではなく、後版の単発本。2500円なりはちょっと高かったが、まあ、生誕100年だからいいでしょう。
 その他に購入したのは、レマルク『楽園のかげり』、講談社世界の科学名作『百万年後の世界』ハミルトン(箱付きが嬉しい)、ポケミスから『時計は十三を打つ』、『鉄の門』、『指はよく見る』など。
 ポケミスを見ていたら、森さんがスッと横から寄ってきて、私の目の前から『死の目撃』を抜いていってしまいました。それも、「これ、ほしがっている人、多いんだよね」という、例のやたらに冷静な声をかけながら。私は「そんなの、別に欲しくないよー」って顔をしていましたが、実は内心悔しくて、悔しくて。ククククク(泣)。

2002.06.05-2
 確認しましたところ、『本陣殺人事件』は、昭和12年の事件でした。

2002.06.05
 そういえば、書くのを忘れていましたが、この前、日本推理作家協会の理事会が行なわれた時、場所が光文社ビルだったので、ミステリー資料館をちょっと覗いたのでした。ちょうど、横溝正史生誕100年特集をやっていて、横溝正史の手書き原稿やら写真やらが飾ってあったのでした。
 同じく、横溝正史生誕100記念ということで、角川書店から下記の3冊の記念本が出ました。随筆集とガイドブック本(森村誠一×綾辻行人とか、北村薫×有栖川有栖の対談なんか含まれています)は一気読み。どうせ随筆集を出すなら、『探偵小説昔話』とか『探偵小説五十年』も収録した完全版にしてくれれば良かったのに。また、よく解らないのが、小説集。何にも説明書きがないのですが、これって全作書き下ろしなのでしょうか(たとえば、京極さんの近刊からの抜粋なんかがありますけど)。

 ところで、よく『本陣殺人事件』を誤読している人っていますよね。あの動機であんな犯罪を犯すなんて信じられないかとか言って。ガイド本でも岩井志麻子さんがそんなようなことを述べていますが、それは、この事件が起きた時代を勘違いしているんじゃないでしょうか。『本陣殺人事件』は金田一耕助も出ますし、終戦後に書かれた作品なので、時代背景が戦後すぐだと思っている人も多いと思いますが、あれは昭和初期 の話です(疎開していた横溝が、村人から昔話を聞いて、事件を再構成したという体裁です)。したがって、封建主義真っ盛りの時の事件で、しかも、恐ろしく田舎の事件ですから、そう考えれば、動機は充分に納得できるものなんですよね。

[新刊]
 横溝正史 『横溝正史自伝的随筆集』 角川書店 2500円
 角川書店編 『新世紀からの手紙』 角川書店 1900円
 赤川次郎他 『金田一耕助に捧ぐ』 角川書店 1900円

2002.06.04
 黒田研二氏の『嘘つきパズル』を読了。なんか生き生き書いていますね(笑)。特にゼニーちゃん。嘘をつけない呪いというのはとても面白かったのですが、ああした事件が繰り返される理由の他、いくつかの設定の整合性と理由付けがおざなりになっているのがマイナス点です。

[新刊]
 講談社ノベルス、6月の新刊です。今月も密室本が2冊あります。

 法月綸太郎 『法月綸太郎の功績』 820円
 大塚英志 『リヴァイアサン』 900円
 黒田研二 『笑殺魔』 800円
 石崎幸二 『袋綴じ事件』 700円
 高田崇史 『試験に敗けない密室』 740円
 今野敏 『宇宙海兵隊ギガース2』 800円
 殊能将之 『樒榁』 700円

2002.06.03
『宇宙神の不思議』の最終回を執筆しながら、連城三紀彦氏の『白光』を読了。前半は無類の面白さ。結末は感情に訴えるものなので、私の趣味範囲外でした。

2002.06.02
 うっかり告知を忘れていました。e-novelsの最新号(2002年5月28日号[Vol.121])が公開中です。

2002.06.01
 5月28日、29日と、北海道の函館へ。「メフィスト」に連載中の『魔術王事件』の取材旅行。名所旧跡の他、古本屋3件、ブックオフ1件を覗いて、資料本の他、佐々木丸美(北海道作家ということで)を一冊購入。函館山から見る函館の夜景は確かに綺麗でした。
 足は、レンタカーで借りたセドリック。ニッサン標準のザナビィというカーナビが付いていましたが、カロナビやパナナビに比べて、使い勝手、性能、表示能力共に落ちました。純正品はだめですねえ。
 カーナビで思い出しましたが、今度出たパナソニックのHDDナビはすごいです。詳細ショップ検索の中に、「書店」と「古本屋」があるんですよ。検索で「古本屋」が出てくるのが私どもにとって実用的。喜国さん、どうします?


 晶文社から「晶文社ミステリ」というシリーズが出るという案内が来たので御紹介します。アントニー・バークリー他、クラシック作品が勢揃いの嬉しいシリーズです。

 フランシス・アイルズ『被告の女性に関しては』(6月中旬)
 ジェラルド・カーシュ『壜の中の手記』(6月末)
 アントニィ・バークリー『ウィッチフォード毒殺事件』
 アントニィ・バークリー『ロジャー・シュリンガムとヴェインの謎』
 アントニィ・バークリー『絹靴下殺人事件』
 パーシヴァル・ワイルド『探偵術教えます』
 ヘレン・マクロイ『歌うダイアモンド』

[新刊]
 太田忠司 『レンテンローズ』 富士見ミステリー文庫 460円






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