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不定期日記(過去ログ)

2002年02月



2002.02.28
 完成すると、『魔術王事件』となる一部分、「黒の魔術王」を執筆中。『魔術王事件』では、蘭子さんが、ディケンズのエドウィン・ドルードの謎を解くという話でもありますので、冒頭に、その話題がふってあります。例によって、蘭子さんと黎人君の探偵小説談義から始まるわけですね。

 実業之日本社の「コミック伝説マガジン」第5号が発売。今回は、石森章太郎の学年誌漫画という非常に珍しい作品が復刻されています。もう一つの『鉄人28号』の復刻は、秋田のサンデーコミックス版でも読める場面なので、何でそんなものをと、理解に苦しみました。
 そう言えば、『鉄人28号メモリアルコレクション』とかいう物が発売になるんですよね。1万6千円と高いんですけど。

[新刊]
 北村薫編 『謎のギャラリー 愛の部屋』 新潮文庫 667円
 北村薫編 『謎のギャラリー こわい部屋』 新潮文庫 629円

2002.02.27
 スーパーチャンネルで、『プロファイラー2』と『ホミサイド』再放送が終わってしまいました。悲しい。でも、いいのだ。3月からはアクション・チャンネルで、『新アウターリミッツ』をやるから。

2002.02.26
「サスペリアミステリー」用のリバイバル・ミステリーの原稿を執筆。今回は武内つなよしの『少年ジェット』を取り上げました。

2002.02.25
 この4月に、光文社のカッパノベルスから、『本格推理』や『新・本格推理』出身の新人が大々的にデビューします。レーベル名は《登竜門 Kappa−ONE》。そして、以下が、4月に出るそのラインナップです。(題名と筆名はまだ変わる可能性あり)

 石持浅海『アイルランドの薔薇』
 林 泰広『The unseen  見えない精霊』
 東 篤哉『名前のない密室』
 加賀美雅之『双月城の惨劇』

 有栖川有栖さんが東氏の推薦を、私が加賀美氏の推薦文を書きます。で、昨日書いたんですね。表4(カバー裏)の推薦文200文字でいいという話だったんですが、この『双月城の惨劇』があまりに傑作だったものですから、興奮して、思わず15枚もの解説を書いてしまいました。これは必読です!
 東氏の作品の方も、有栖川さんがとても面白いと言っていました。カッパから出る4冊、ぜんぶが期待の新人、そして、大注目作品と宣伝しておきましょう。
 念のために書きますと、『双月城の惨劇』の加賀美雅之氏は、『旧・新・本格推理』に3編の短編が選出されています。当ウェブサイトの掲示板や芦辺さんの公式ウェブサイトの掲示板でもお馴染みの方です。

 収穫:新保博久編著『私が愛した名探偵』朝日新聞社

2002.02.24
 都内の某所で、《本格ミステリ作家クラブ》の執行会議。よくもまあ、こんなに議題があると感心してしまいました。そして、《本格ミステリ大賞》選考会と授賞式の準備を開始。
 これからの予定を書いておきますので、クラブ員の方はよろしくお願いします。また、選考会は公開方式ですので、クラブ員の方はどなたでも見学ができます。とても楽しいですよ。それから、候補者の方は、ぜひ会場にいらしていてください。受賞しますと、そのまま記者会見に突入となります。自分が落選するのを見るのは嫌だという方もいらっしゃるかと思いますが、まあ、仲間の作家を祝福するというのも心が広くていいではありませんか(当事者じゃないから言えることですが)。
 なお、クラブ員の方には、すでに投票用紙を発送しています。今週中に着かない場合は、事務局まで御連絡をお願いします。返送用の封書を紛失した場合は、1度だけ再発行します。事務局へすみやかに連絡を入れてください。また、締め切りは、絶対に厳守です。

 5月7日 消印有効で本選〆切
 5月17日 公開開票式
 6月22日 定期総会と、授賞パーティー

[新刊]
 津原泰水 『少年トレチア』 講談社 2000円

002.02.22
 白馬に行っていた間は収まっていた花粉症ですが、東京へ戻ってきてから猛威を振るっています。鼻は外出時にマスクをして保護しているのでそれほどひどくないのですが、目が痛く、それが頭痛の原因になっているのでまいっています。

 4月売り「メフィスト」用に、「黒の魔術王」を書き始めました。といっても、まずは前に書いておいた分(「紫の魔術王」に使わなかった分)の読み直しからなのですが。

『宇宙神の不思議』のゲラ校正。

[新刊]
 連城三紀彦 『白光』 朝日新聞社 1500円

2002.02.18〜02.20
 朝7時前に豊科を車にて出発。大町を過ぎるあたりからだんだん降雪が増え始め、さすがは白馬と納得。宿泊先は、毎年行っているペンションQ。場所はよく知っているのですが、試しに、カロのカーナビで捜させたところ、地図では違った場所にゴールを書いてしまいました。カロのナビに限らず、ナビゲーションはけっこう間違いが多いので、100パーセント信用ができません。

 先発組は昨日から白馬で滑っています。笠井さん親子、我孫子さん夫婦、喜国さん夫婦、黒田研二さん、物集高音さんなどです。九時前に合流して、さっそく白馬八方尾根スキー場の咲花ゲレンデへ。北尾根ゲレンデに上がるも、雪がふかふかでうまく滑れません。アトミックのコンビクションという長板には、ようやく慣れてきた感じ。その後、スカイライン経由でパノラマ・ゲレンデへ行ってみましたが、ガスが出ていてよく見えない上、寒いので、すぐに下りてきてしまいました。
 去年までとは違い、109あたりでも、PHSがよく入るようになっていました。
 夕方から、編集者M氏が私の原稿を取るために合流。
 午後11時、『宇宙捜査艦《ギガンテス》』のゲラ校正を始めるも、眠気に負けて睡眠へ。

 19日は夜中の内から疾風が吹き、大雪。滑れないのではないかと危惧したのですが、午前九時頃にはだいぶ小やみになり、とりあえず、ゲレンデへ行ってみることに。今日は、ほとんど初心者という編集Mさんを初め、我孫子さん夫婦もショートスキーを試してみるというので、もちろん、私も愛用のダイナスター・アルファベットを使用。咲花ゲレンデは、初級練習にはもってこいの斜度と広さですね。一番右側のリフトの横にワンメイクができていたので、ジャンプ(ほんのちょっぴり)を練習しました(5回やって3回成功)。
 夜、『イアラ』の解説ゲラが私を追いかけてきました。校正していると、一部訳の解らない箇所が。さっそく持ってきた親指LOOKで私の元原稿を確認し、引き写しの間違いであるということを発見。モバイルできて良かった良かった。

 20日は雲一つない晴天。雨夫婦の喜国夫婦が先に帰ったので、これだけ晴れたのだと思います。今まで、白馬の頂上まで行けた試しがないので(腕前と天候のせいで)、今日はさっそくそれに挑戦を。
 今日もショートスキーを履き、黒田子氏と共にスカイライン経由で最上部まで行きました。素晴らしい景色が360度広がっていて感動もの。そこからパノラマ経由でリーゼンスラロームを下り、ゴンドラ乗り場まで。ゴンドラでパノラマへ戻り、国際を通って咲花へ戻り、後は昼まで、北尾根で滑りまくりました。雪質もいいので、腕前が上がったような感じです。
 というわけで、夜、東京へ戻って終わり。
 写真は最初が私、二階堂。次が黒田研二氏。

 

2002.02.17
『宇宙捜査艦《ギガンテス》』のゲラ校正を開始。

「一太郎12」でさっそくバグを発見。ナレッジ・ウインドウで[校正]を表示した状態で[校正]を実行し、[詳細]ダイアログを開いて、次の訂正箇所を選んでも、画面がスクロールしません。

 明日から白馬スキー・ツアーに参加するため、本日は松本方面へ移動。

[新刊]
 SFマガジン編集部編 『2002年版 SFが読みたい!』 早川書房 700円
 辻真先 『天使の殺人[完全版]』  創元推理文庫 680円
 太田忠司 『黄昏という名の劇場』 講談社 1800円

2002.02.16
 ほとんど使っていないのですが、京セラの何とかいうH''を、パナソニックの何とかいうfeelH''に機種変更。文字数×行数が段違いに多いので、表示がとても見やすくなりました。費用1円(笑)。変なの。

[新刊]
 山田正紀 『サブウェイ』 ハルキホラー文庫 540円

2002.02.15
『宇宙神の不思議』の今月分をビーム転送。

 昨日FAXした原稿が無事届いていることが亜空間通信により解りました。WindowsXP標準搭載のFAX機能を使ったので、一抹の不安があったわけです。しかし、STARFAXなどに比べると、やはり使いづらいものです。いちいち相手の名前は書かなければならないし、表紙を付けるか付けないかという設問に毎回答えなければならないからです。いずれWindowsXP対応のFAXソフトを買うしかないでしょうね。

 親指LOOKのカスタマイズ。日本語IMEをJapanist2002からATOK15に変更。そのため、親指シフト入力が使えるようにするには、[親指ひゅんQ]を導入する必要があり。問題なく稼働。MELT-IMEも一時的に使用してみましたが、異常なし。

[新刊]
 北川歩実 『お喋り鳥の呪縛』 徳間書店 1800円

2002.02.14
『イアラ』の原稿を書き上げ、小型貨物船FAX号にて送付。
 続いて、『宇宙神の不思議』の清書を開始。
『宇宙捜査艦《ギガンテス》』文庫版のゲラが、小型巡洋艦にて到着。後書き執筆要請あり。これは、私にスキーをやらせないようにするための、敵の策謀かしらん(笑)。

[新刊]
 柴田よしき 『リアル・ゼロ・ベト ノワール』 祥伝社文庫 580円
 柄刀一 『幽霊船が消えるまで』 祥伝社ノン・ノベル 857円
 篠田真由美 『東日流妖異変』 祥伝社ノン・ノベル 920円
 有栖川有栖 『作家の犯行現場』 メディアファクトリー 1500円(紀行文&エッセイ&書き下ろし小説2編)

2002.02.13
『宇宙神の不思議』の下書きを終えて、小学館漫画文庫『イアラ』用の解説を書き始めました。

 2000年度の日本推理作家協会の年刊アンソロジーが、韓国の推理作家協会の方で翻訳されて、その見本刷りが届きました。三分冊になっています。残念なのは、韓国語がまったく解らないこと。隣の国の言葉なのに。日本の学校教育の不備を思い知らされました(と、他人のせいにしたりして)。

 収穫:ラインスター『怪獣惑星SOS』、エフレーモフ『アンドロメダ星雲』集英社

[新刊]
 柴田よしき 『宙都』 徳間書店 800円

2002.02.11
 執筆の合間に、LOOK S(快速親指シフト・キーボード・モデル、以下、親指LOOK)のセットアップ。いや、セットアップの合間に執筆でしょうか(苦笑)。
 富士通と大手メーカーの製品を買うと嫌なのが、余分なソフトがやたらにインストールされていること。特に最近は、プロバイダー入会案内がうるさい。まず最初に始めるのが、これら不必要なソフトの削除というのも、まったく時間の無駄ですね。何とかして欲しいといつも思います。



 快速親指シフト・キーボードですが、普通の親指シフト・キーボードが、キー下段・中央に[無変換][変換]が並んでいるわけですが、通常のJISキーボードと同じで、[無変換][スペース][変換]となっています。というより、カナの刻印が親指シフト配列になっているだけで、その他の英字刻印や特殊キーはJISキーボードのままです。ですから、ローマ字打ちの人がこのマシンを使っても、何の違和感もなく使えます。メーカー側の今回の製品の狙いも、一般的に流布されている製品との親和性というところにあるのでしょう。
[無変換][変換]は、親指シフト入力では、その名のとおりシフト・キーとしても使います。位置的には、フル・キーボードで親指を普通に置くあたりにあるので、それほど違和感はありません。むしろ、キー全体が小さいので、指使いが非常にせこましい感じになって、やはり打ち間違いをしてしまいます。そちらの方が気になります。

 LOOK S自体は重さ900グラムを切っていて、小ささも相まって、可搬性については文句の言いようがありません。メルコの無線LANカードを差し込んだら、何の設定もいらずに、LAN及びインターネット接続ができてしまって、かえって拍子抜けでした。
 CPUの性能などに関しては、WindowsXPで使うにはギリギリというところでしょうか。


[新刊]
 原書房の「ミステリー・リーグ」の新刊は、霧舎巧氏の書き下ろし。頭の先から尻尾まで仕掛けが満載という感じ。とても面白そうです。

 霧舎巧 『名探偵はもういない』 原書房 1800円(有栖川有栖氏推薦!)

2002.02.10
『宇宙神の不思議』の執筆中。『新・本格推理02』の選評と檄文のゲラを校正。
 来週はスキーに行く予定なので、他に仕事は入れないつもりだったのに、急な仕事がその他に二つも舞い込みました。しかも、全部16日締め切り。あーあ。

 日下三蔵氏編の「怪奇探偵小説名作選−1」が出たというので、Amazon.comで注文しようとしたら、いつの間にか送料が有料に戻っていました。しかし、1500円以上は無料ですから、まだ他のネット書店よりは安い様子。しかし、この『小酒井不木集』は1300円なので、送料がかかるわけです。だったら、定価を1500円にしておいてくれた方が良かったのに、と、文句を言いつつ、SCSIカードを購入するついでに外へ出て、普通の書店が買ってきてしまいました。

 予約していた快速親指シフト・キーボード登載のモバイル・ノート FMV−BIBLO LOOX S9/70(FMVLS970S) が到着。原稿執筆の合間にセットアップを開始。詳細な報告は後日。

[新刊]
 日下三蔵編 『小酒井不木集 恋愛曲線』 ちくま文庫 1300円(怪奇探偵小説名作選−1)

2002.02.09
 DELLフライヤーのWindows環境もすっかり落ち着いたので、「KADOKAWAミステリ」の原稿執筆に入りました。話の方もいよいよ佳境でして、しかし、けっこう難しい展開部分に入っているため、なかなか筆(キーボードか)が進みません。

 そう言えば、「ミステリマガジン」3月号が出ているはずだが、見本刷りが来ないなあ――などと思っていたら、何と、アンケートに回答していない自分を発見。実に間抜けでした。「SFマガジン」の方のアンケート回答とすっかり混同してらしいのです。

「本格ミステリ02」に収録予定の作品の作者様からは、全員御快諾をいただきました。どうもありがとうございました。

[新刊]
 毎回、新鮮な仕掛けで驚きをもたらしてくれる霞流一氏の新刊。ヤングアダルト向けですが、すでにあちこちで話題になっているようですね。

 霞流一 『牙王城の殺劇』 富士見ミステリー文庫 460円(フォート探偵団ファイル(1))

 光文社文庫の新刊から、ミステリー系のものを紹介。

 森村誠一 『殺人株式会社』 光文社文庫 457円
 横溝正史 『金田一耕助の新冒険』 光文社文庫 667円
 赤川次郎 『散歩道』 光文社文庫 495円
 姉小路祐 『人間消失』 光文社文庫 590円
 梓林太郎 『北アルプス殺人連峰』 光文社文庫 476円
 和久峻三 『不倫判事』 光文社文庫 533円
 笹沢左保 『殺したい女』 光文社文庫 495円
 ミステリー文学資料館・編 『幻の探偵雑誌(10) 「新青年傑作選』 光文社文庫 800円

2002.02.08
「一太郎12」のバージョンアップCD-ROMが届いたのでインストール。インストーラーのできもかなり良くなっていて、何の問題もなく新しいバージョンに(と言っても、ワープロはもうほとんど使わないのですが)。ATOKはバージョン15になりました。14からのキー・アサインの引き継ぎも簡単でした。しかし、何故、パレットの色などは引き継がれないのでしょうか。
 ATOK15になって、QXエディターでの縦書き時の表示不調は治りました。これだけでも、バージョンアップしたかいがあったというもの。よしよし。

2002.02.07
 ネット等で見つけたちょっといい話。
 (1) 「ガロ」で有名な青林堂が、オンデマンドでマンガ単行本出版を始めました。 「リバースコミック」と称して、『サイクル野郎』の発売を皮切りに、なつかしのマンガがたくさん予定に入っています。個人的には『魔球の王者』が嬉しい。
 (2)  大沢在昌さんが、以前、絶版にした処女作(?)『標的走路』を、加筆修正の上で、大沢さんの所のウェブサイト大極宮で電子出版するそうです。
 (3) 近く、有栖川有栖さんのサイン会があるそうです。詳しくは「ダ・ヴィンチ」の最新号を御覧ください。

 本格ミステリ作家クラブの年刊アンソロジー『本格ミステリ02』のラインナップも完全に決まりましたので、各作家に収録依頼書を送る他、電話とメールにて、承諾をお願いしております。今回も21作品収録という超豪華な内容です。5月末か6月上旬に出版されるのを楽しみにしてください。

 収穫:『人工頭脳の怪/ノバ爆発の恐怖』あかね書房(箱なしが残念)。

2002.02.06
 講談社ノベルスの新刊です。新メフィスト賞受賞作をはじめ、「密室本」など、若々しい作品が揃いました(一部違いますが)。

[新刊]
 西尾維新 『クビキリサイクル』 講談社ノベルス 980円(新メフィスト賞受賞作)
 高里椎奈 『それでも君が』 講談社ノベルス 700円(密室本)
 浦賀和宏 『学園祭の悪魔』 講談社ノベルス 740円
 氷川透 『人魚とミノタウロス』 講談社ノベルス 800円
 勝目梓 『鎖の闇』 講談社ノベルス 760円

2002.02.05
 e-novelsの2002年2月5日号[Vol.111]で、『アガルタ』を好評連載中の桐野夏生さんの特集を組んでいます。私も「ワンダーウーマン桐野夏生」という随筆を寄せています。

 三雲岳斗氏の『ワイヤレスハートチャイルド』を読了。私は、『M.G.H. 楽園の鏡像』や『海底密室』が大好きですが、これはだめでした。理由は簡単。日常の謎派系作品だから(あのアニメ絵の表紙も何とかならんものでしょうか。ヤングアダルト系だからいいのか)。

 Windows98対応ソフトを、「プログラムの追加と削除」で削除しようとしたら、「これはWindows98用プログラムなので、動きません」とかエラー・メッセージが出て、削除できません。どうしたらいいんでしょう。

 表紙の絵にロールオーバー効果を加えてみました。マウスを乗っけるだけで絵が変化するはずです。どちらの絵も、描いたのは私の母、大西次子です。

02.02.04
 とにかく、フォントについては、その美しさやディプレイの見やすさから、NECのフォントアベニューの明朝体しか使う気がしないので、その問題が解決しないならば、WindowsXPを使い続けることはできません。他のフォントでは、CANONのフォントギャラリーとダイナフォントの明朝体がかろうじて我慢できるかどうかの境ですが、やはり文章を書くとなると、フォントアベニューしかありません。というか、他のフォントがどうしてこんなに汚いのかと、いつも憤慨しております(印刷ではなく、画面上で)。
 NECに電話をすると、現行製品は、WindowsXP上では細かい支障が2点ほど出ている、とのことですが、いろいろ確認すると、普通に使う分には何とかなりそうです。ここは、使い手の責任で使ってしまうことにします。さっそく立川のビックカメラでこのフォント(Windows2000対応版)を購入してインストールを。
 結果から言えばOKです。MS-IMEでは、未確定文字列が二重に出ることもあるそうですが、ATOKなら問題はありません。

 で、またいろいろと試し書きをしていて、いくつか気づいたことが。
 まず、ATOKがらみです。
(1) QXエディターで縦書きをしている際、推測変換をONにすると、推測文字列及び未確定文字列が、全角1文字分しか表示されない。対処は、推測変換をOFFにしました。しかし、不便。
(2) 単語登録をしようとしたら、品詞一覧が空白になって出てこない。これは、ATOK14を再インストールしたら治りました。

 次はウィルスバスター2002。WindowsXPをインストールする時に、これをOFFにしておいたのですが、やはり動きません。結局、アンインスートルと、再インストールが必要でした。ウィルス対策ソフトは、WindowsXPのインストール前にアンインストールしておく必要があるという話は本当でした。

 WindowsXPの良いところは、やはりフリーズする機会が少なくなったことでしょうか。

 というわけで、まだまだ冒険は続く……。

02.02.03
『宇宙捜査艦《ギガンテス》』の加筆を終え、原稿を亜空間通信でメール配送。

 今日一日、WindowsXPのセットアップで潰れてしまいました。精神的にも肉体的にも疲れました。

 さて、頼れるものはネット検索。あれから、WindowsXPのアンインストールの裏技をネットで発見して実行してみました(DOSコマンドまで使うんですよ)。何とか、WindowsXPをDドライブから排除し、WindowsMEからのアップグレードインストールができました。
 しかし、今度はネットに繋がらなかったり、繋がるとLANがだめだったり、と、けっこう問題が出てしまって大変でした。無線LANが 繋がらなかったのは、WindowsXPが勝手にファイヤーウォールを設定してしまったせいです。余計なことをするから、マイクロソフトの製品は嫌いなんです。
 とりあえず、環境が整ったと思ったら、途轍もない陥落が私を待ち受けていたんです。

 驚愕というか、一番困ったのが、いつも愛用しているNECのFONTAVENUEというフォント(この明朝体じゃないと、画面の文字を見る気がしないんですよ)が認識されなかったことなのです。ええ!? どうして!? って感じです。
 慌ててNECのウェブサイトで確認すると、この製品に関しては、WindowsXPでの動作を「現在検証中」とあります。トホホです。
 それで、別のフォントを選んだら、今度は何故か・(中黒)が入りません。
 とにかく、愛用のフォントがないと文章を見るのを書くのも嫌なので、WindowsMEに戻してしまうかもしれません。
 WindowsXP。まだまだのようです。

 以下の写真は、現在のデスクトップ。WindowsXP標準の緑色をした「スタート」がとても嫌なので(緑色が嫌いだから)、 「STYLE XP」というプログラムを組み込んで、テーマを変えてみました。
 ウインドウやフォルダに関する各種効果をすべてオフにすれば、OSの体感速度も落ちません。起動と終了は、WindowsMEより早いし。

[新刊]
 ミステリー文学資料館・編 『幻の探偵雑誌(10) 「新青年傑作選』 光文社文庫 800円(とうとう全10巻が完結します。これを記念して、編者の山前譲さんの講演会への招待プレゼントがあります。詳しくは帯を御覧ください)

 エリザベス・デイリイ 『予期せぬ夜』 ハヤカワポケミス 1000円(あの『二巻の殺人』の作者の47年振りの翻訳)



02.02.02
『宇宙捜査艦《ギガンテス》』の加筆を続行。
 
 その執筆の合間に、主に使っているデスクトップのDELLフライヤーで、WindowsXPがちゃんと使えるかどうか知りたくて、試しにDドライブの方へ新規インストールしてみることにしました。こうすれば、WindowsMEとWindowsXPのデュアル・ブートができますから。それによって、アプリケーションやハードの互換性を事前確認しようとしたんです。
 まず、ハードとアプリの会社のウェブサイトを見て、だいたいの製品がWindowsXP対応になっていることを調べました。また、アプリのWindowsXP用パッチを事前にダウンロードしておきました。パッチがなくてバージョンアップ用製品を買わなくてはならないのは、FAXソフトのSTARFAXのみ。これは、とりあえずの間は、WindowsXP標準のFAXを使うことにします。
 そして、たぶん、大きな問題はでるまいと判断。ところが、DドライブにWindowsXPを入れたのが、大失敗の始まりでした。
 
 WindowsXPのインストールはさして難しくなく進み、しばらくいつかのアプリを入れ(Rboard Pro for PC用のXP対応モジュールとか、ATOK14とかQXエディターとか、卓駆ファイラーとか)、遊んで様子を見ていました。別に困ったような支障は出なくて、まあまあ使えそうだったので、いよいよ、Cドライブに入っているWindowsMEをWindowsXPにバージョンアップすることにしました。

 で、まず、DドライブのWindowsXPをアンインストールしようとしたら、なんと! なんとですよ!
WindowsXPの[アンインストール・コマンド]が、「コントロールパネル」の「アプリケーションの追加と削除」にないんです。一瞬目の前が真っ暗になりました。あっちこっち探してもない。インストールCDを入れてインストール・プログラムの中を探してみたけれどもやはり存在しない。
 どうなっているんだ!?
 実は、もうこの辺でかなり頭に血が上っていたんですが、一応、マイクロソフトのウェブサイトのQ&Aを見に行ったら、ふたたびなんと! なんとですよ!
「WindowsXPのアンインストールは、WindowsMEからのバージョンアップのみ、アンインストールができます」とあるではありませんか。
 つまり、新規インストールしたら(たとえ、デュアルブートでも)、アンインストールができないというんです。
 そんなのありですかあぁぁぁ!
 どうすればいいんだよお!ぉぉぉ!
 と、途方に暮れてしまった私なのです。

02.02.01
『宇宙捜査艦《ギガンテス》』の加筆と修正。

 締め切りが過ぎたら、DELLフライヤーをWindowsXPにバージョンアップする予定です。それで、その準備として、とりあえず、メモリを増設しました。バルク品なので、ちょっと心配。合計256MBに。マシンを再起動すると、Windowsがシステム・エラーで落ちます。やっばりバルクはだめかと一度は思ったしだい。メモリを差し込み直すこと2回、Windowsを立ち上げ直すこと5回、ようやくシステムが安定して落ちなくなりました。良かった。
 WindowsXPは、Dドライブに入れて、WindowsMEとのデュアル・ブートにして、現行のマシンとアプリで使えるかどうか試してみるつもりです。






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