魔術王事件(上)
講談社 講談社文庫
2007.11.15
ISBN978-4-06-275893-2
魔術王事件(下)
講談社 講談社文庫
2007.11.15
ISBN978-4-06-275893-2
解説 柄刀一
上巻:函館の実家に伝わる3つの家宝のうち〈炎の眼〉を持ち出した銀座のホステス・ナオミ(=宝生奈々子)を大胆なトリックで殺害した殺人鬼「魔術王」メフィストは、残る〈白い牙〉〈黒の心〉を狙って宝生家の縁者を襲う。奇術道具の回転ノコギリが芝原悦夫の婚約者を切り刻み、宝生貴美子は連れ去られる――。 下巻:貴美子の恋人・竜岡に銃殺されたはずのメフィストが生きていた!? 誘拐された伸一少年のバラバラ死体が届き、当主らが見守る廷内で〈白い牙〉は盗まれる。榎本武揚ら旧幕臣が隠した埋蔵金をめぐる因縁と宝生家の忌まわしき過去が封印を解かれるとき、名探偵・二階堂蘭子が不死身のメフィストを追い詰める! |
魔術王事件
講談社 講談社ノベルス
2004.10.05
ISBN4-06-182398-1
時は昭和40年代、所は北海道・函館。呪われた家宝として、名家・宝生家に伝わる《炎の眼》《白い牙》《黒の心》。この妖美な宝石の略奪を目論み、宝生家の人間たちを執拗なまでに恐怖へと引き摺り込む、世紀の大犯罪者《魔術王》。密室殺人、死体消失、大量猟奇殺人……。名探偵・二階堂蘭子が、沈着かつ美的な推理で偽りの黄金仮面に隠された真犯人に挑む! |